引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

松岡美術館再開と2010年からの思い出

2022年03月02日 | ぐるっとパスでアート展へ
2022/03/01 TVを見て 松岡美術館の『再開記念展』のことを知りました。
以前は 敏感だったアンテナも、コロナ禍で外出自粛が続くとすっかり鈍っています。

番組は、展示内容を 学芸員さんが詳しく解説してくれる充実したもの。
松岡美術館」は以前よく行ったお気に入りの美術館です。
 出かけたいけど、どうしょう。 o(*'o'*)o

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火曜 20時~ BS日テレ 「ぶらぶら美術・博物館」 
  #401 春の白金で大人なアート散歩
 ~ 建築好き必見! 郷土歴史館 と 
   松岡美術館で大観・省亭・景徳鎮窯のお宝と出会う~ 

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松岡美術館 『再開記念展 松岡コレクションの真髄』

2022.01.26 ~ 2022.04.17

◇ 「企画展1」~「館蔵東洋磁器名品選 松岡清次郎の志をたどる」
 《青花龍唐草文天球瓶》、《青花双鳳草虫図八角瓶》などの名品がずらり並びます。
◇ 「企画展2」~「館蔵日本画 花鳥風月」
◇ 「企画展3」~「古代ギリシア・ローマ大理石彫刻展」

参考
・ 【開幕】松岡美術館が2年半ぶり再開館 記念展「松岡コレクションの真髄」で幕開け

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松岡美術館は、2019年6月2日(日)から長期休館でしたが、その前には、よく行きました。

松岡美術館に初めて行ったのは、2010年8月31日
ぐるっとパスを初めて使って「庭園美術館」行ったときのこと。

 近くにあるので 美術館の予備知識無しで立ち寄りました。
静かな通りに面した落ち着いた佇まいの美術館。



中に入ると、窓からの陽射しで明るい雰囲気のロビー。
やさしい雰囲気の彫像が出迎えてくれます。



企画展と常設展に別れた展示室は、平日の午後には来館者も少なく
素晴らしい作品たちを独り占めで見ることができたり、ゆったり鑑賞できました。

このときが、初めて「ぐるっとパス」利用スタートです!
 ⇒ Myブログ:ぐるっとパスで行こう 8/31~10/30

kirakira すっかりお気に入りになった、「松岡美術館」、
その後は、 白金台駅を降りたら まずは閉館時間の早い「松岡美術館」へ
そして「庭園美術館」が Myコースになりました。(*^_^*)♪

更に 欲張りコースも!
 「附属自然教育園」で植物ウォッチング → 「庭園美術館」 → 「松岡美術館」

残念ながら、「松岡美術館」2019年6月2日(日)から長期休館。

 ⇒ 附属自然教育園 ~ Myブログ「散歩道の野草と風」
 ⇒ 庭園美術館 ~ Myブログ「散歩道の野草と風」

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松岡美術館へ行ったときの記事をまとめました。

2018/11/29 松岡美術館と庭園美術館 (面白かった)
◇ 松岡コレクション-中国動物俑の世界・日本油彩画

2018/07/10 7/10 松岡美術館と庭園美術館へ (ゆったり鑑賞)
◇ 松岡コレクション ― 水のうつわ・空のうつわ 涼を招く東洋陶磁
◇ 松岡コレクション ― エコール・ド・パリを中心に

ポスター


2016/11/10 中国の陶磁と洋画の魅力:松岡美術館へ <== 撮影OK
◇ 中国の陶磁 明から清まで 
◇ 洋画の魅力 松岡コレクションの日本油彩画

例の有名な景徳鎮「青花龍唐草文天球瓶」、見たんですね。(*^_^*)♪


お茶室を模した展示コーナーにかけられた洋画が、
しっくりマッチしています。



2016/07/16 6/30「シャガール、ヴラマンク、キスリング」展へ
◇ シャガール、ヴラマンク、キスリング…
◇ 館蔵7作家によるヨーロッパ近代絵画展
◇ 松岡コレクション 中国の陶磁 宋から元まで <== 撮影OK

ポスター


2016/03/18 3/18 松岡美術館へ行く
◇ 松岡コレクション 中国の陶磁 漢から唐まで
◇ 館蔵日本画展 日本美術院の画家たち 1、2

ポスター


廊下に飾ってあるのは、なんとお雛さま。(旧暦なら今頃ですね)
雛飾り、御殿飾り一式

雛


2013/09/22 「松岡コレクション 印象派とその時代」を見る
◇ 松岡コレクション 印象派とその時代
◇ 松岡コレクション うつわのかたち




2012/12/05 12/5 松岡美術館 カラフル
◇ 世界に名を馳せた華やかな中国陶磁の魅力、
◇ 日本人作家による四季の色彩豊かな風景画

ポスター


2010/08/31 初めて 松岡美術館へ
◇ モネ・ルノワールと印象派・新印象派展 4月25日~9月26日
◇ ペルシア陶器展  4月25日~9月26日
◇ 常設展示 古代オリエント美術・ガンダーラ・インド彫刻・ヨーロッパ近現代彫刻

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 → 松岡美術館
松岡美術館について ABOUT Matsuoka Museum of Art
松岡美術館は、松岡地所創立者の松岡清次郎(1894年-1989年)によって、昭和50年(1975年)11月、東京都港区新橋に創設された私立美術館である。

東京・築地の小田原町に米穀商の三男として生まれた松岡清次郎は、若い頃から骨董の趣味があったが、ヨーロッパでオークションを体験したのが切っ掛けとなり、78歳から本格的に収集を始める。

当初は新橋の自社ビル内に開設したが、平成12年(2000年)4月、松岡清次郎の遺志を継いだ遺族によって現在の創立者私邸跡地に新美術館を建設し、移転・再開した。

収蔵品は、ブールデルやヘンリー・ムアなどの現代彫刻、
ガンダーラ石造彫刻や中世ヒンドゥー教彫刻といった東洋彫刻、
中国・朝鮮・日本・ベトナムの東洋陶磁器、
室町水墨画から昭和に至る日本絵画、
ルノワールやモディリアーニ、ヴラマンクといったフランス近代絵画など多岐にわたる。

主な収蔵品に、
西洋画では、
クロード・モネ『ノルマンディの田舎道』(1868年)、
ピエール=オーギュスト・ルノワール『リュシアン・ドーデの肖像』(1879年)、
ウジェーヌ・ブーダン『海、水先案内人』(1884年)、
カミーユ・ピサロ『カルーゼル橋の午後』(1903年)、
ポール・シニャック『オレンジを積んだ船、マルセイユ』(1923年)、
ジョルジュ・ルオー『ブルターニュ教会の内部』(1938年)、
モーリス・ド・ヴラマンク『スノンシュ森の落日』(1938年)。

日本画には、
伝周文『竹林閑居図』(紙本墨画淡彩 室町時代 宙チ大縁の賛あり 2015年度重要文化財指定)、
伝狩野山楽『老松古木花鳥図屏風』(六曲一双 紙本著色 桃山時代)、
円山応挙『遊鯉水禽図屏風』(六曲一双 絹本著色 天明元年)などがある。
 
 

松岡美術館と庭園美術館

2018年11月29日 | ぐるっとパスでアート展へ
 松岡美術館 松岡コレクション

中国動物俑の世界・日本油彩画
2018年10月24日(水)~2019年2月11日(月・祝)
 
2018/11/29 行きました よかった。

(写真は後ほど・・・)

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 エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し

39 G 庭園美術館  休 第2・第4水曜日、12/28~1/4
 2018年10月6日(土)~ 2019年1月14日(月・祝)

2018/11/29 行きました。 イマイチ

 
お出かけ途中の紅葉がきれいでした。
 ⇒ 11/29 今年は紅葉が遅いようですが・・・。 ~ Myブログ「散歩道の野草と風」
 
紅葉

 ⇒ Myブログ:「2018秋から冬 「ぐるっとパス」で行こう」



※※古代オリエント博物館「シルクロード新世紀」展へ

2018年11月25日 | ぐるっとパスでアート展へ
ぐるっとパス

 【開館40周年記念特別展】
「シルクロード新世紀  ヒトが動き、モノが動く 」

古代オリエント博物館
 2018年9月29日(土)~12月2日(日) 会期中は無休

 近年の発掘調査の新発見や研究成果によって、私たちが抱いてきた古代シルクロード像は大きく変化しつつあります。
シルクロードに関わる国内の考古・美術・歴史資料の主要なものを一挙に集成し、先史時代から中世・近代まで数千年にわたる地域間交流の一大パノラマを通観します。

11月25日(日)15~16時
展覧会ギャラリートーク:第4章 中世以降

11/25にギャラリートークに合わせていきました。



少し早めに着いたので、最初からじっくり見て行きます。

入ってすぐは 撮影可能なコーナー

遺跡を3Dで再現したクローン文化財。

破壊される前に撮影した写真と、破壊された後の遺跡の調査測量などから、
壁画が3Dスキャン技術などを使ってで再現されたもの。
さらに 当時の顔料(ラピスラズリなど)で和紙に 壁画を書き込んでいく



心無い破壊者から 文化遺産を守り後世に残していく新しい方法だそうです。



ここから中は、撮影はできません。
会場には触ってもいい壁画の再現展示もありました。

古代から東西の交流のャCントとなる点在する都市、それらが単なる線で結ばれるのではなく 複雑なネットワークになっているのが シルクロード。

何度も来ている古代オリエント博物館ですが、今回も目新しいものがたくさんあります。
石器時代の展示は、興味深かった。

今回初めてだったのは、馬と馬具の歴史・遺物の展示です。
 馬のハミ、鞍や鐙の発明は とても重要なことだと知りました。

ギャラリートークは、コインが専門の研究者による 第4章(中世)やクローン文化財に関する解説です。
参加者のほとんどが初めてだったため、全体の概要にも触れ わかりやすくて とても面白かった。

遺跡の墓地に並ぶ棺に飾られた顔の復元のコーナーも、解説を聞いてなるほど。
埋葬された頭蓋骨から復元した顔より像のほうが若いのは何故、諸説あるそうです。

また、ローマのコインが 沖縄で発掘されたことは今後の研究課題とか。

 古代オリエント博物館のTwitter (写真もあります)


13時半~16時頃まで、すっかり古代にワープしてしまいました。

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会場を出ると サンシャインビルは、日曜とあっておおぜいの人で賑わっています。
バーゲンセールや クリスマスのデコレーション。

会場から 東池袋駅への通路

フクロウが クリスマスのコスプレ (*^_^*)♪




 ⇒ Myブログ:「2018秋から冬 「ぐるっとパス」で行こう」
 


「MOMATコレクション」へ行く

2018年08月29日 | ぐるっとパスでアート展へ


6月5日- 9月24日の所蔵作品展のみどころ出品作品リスト
 MOMATコレクションにようこそ! 
20世紀はじめから今日に至る日本の近現代美術の流れを、国際的な関連も含めてご紹介します。
4階第1室は「ハイライト」。当館選りすぐりの名品が凝縮されています。2室から12室までは、おおよそ時代順ですが、部屋ごとにテーマをたてて、各時代の美術と社会の関係をさまざまな角度から見ることができます。

また今回は、明治150年にちなんで、ふだんは日本画を展示する3階の10室で「明治後期の美術」を特集します。今年度、新たに重要文化財に指定されることになった和田三造《南風》をはじめ、文部省美術展覧会の草創期の作品や、大正時代の個性的表現を予感させる作品などをご紹介します。

2階では、昨年度新たに購入した、戦後アメリカを代表する彫刻家のひとり、デイヴィッド・スミスの作品にご注目ください。
また2階ギャラリー4では美術評論家・詩人の瀧口修造を中心とした小企画を開催します。

■ 今会期に展示される 6点の重要文化財(1点は寄託作品) → 画像と解説
原田直次郎 《騎龍観音》(1890年) 寄託作品(護國寺蔵)
新海酎セ郎《ゆあみ》(1907年)
和田三造《南風》(1907年)
萬鉄五郎《裸体美人》(1912年)
土田麦僊《湯女(ゆな)》(1918年)*7月31日?月24日 展示
中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)

8/15 行きました
東京国立近代美術館



入口に、モニュメントがあります。


「ごみの壁」という作品


身の回りのゴミが、キューブに埋め込まれています。


さぁ、中に入りましょう。

所蔵作品展 MOMATコレクションは、4階から見て行きます。

まずは、4階 見晴らしのいい部屋からの眺め


めも:2018/08/15 CX2 で撮影


展示は、近代の有名な日本の絵画など。
これまで見たことのある作品もありますね。

西洋の絵画を取り入れて 抽象風にした絵からは がんばっているのが伝わってきますが、見ると疲れます・・・。
作家の個性が表現された作品でも、好きなものの前で自然と足が止まります。
やはり、日本画はいいですね。 美しいしホッとします。
「明治後期の美術」の特集も面白かった。

2階で開催されている企画展も見ましたが、それほど好きな作品はありませんでした。

2018.6.19 - 9.24 企画展

瀧口修造と彼が見つめた作家たち
コレクションを中心とした小企画
Takiguchi Shuzo and the Artists Who Captivated Him

夏の午後、名作に囲まれステキな時間を過ごしました。

こちらも見てね
 ⇒ Myブログ:「金剛宗家の能面と能装束」三井記念美術館に行く
 ⇒ 昼エの水草(ヒシ)がびっしり ~ Myブログ「散歩道の野草と風」

 「ぐるっとパス」で、遊ぼう!
 


「金剛宗家の能面と能装束」三井記念美術館に行く

2018年08月28日 | ぐるっとパスでアート展へ

特別展 金剛宗家の能面と能装束

三井記念美術館

2018年6月30日~9月2日

京都の金剛流宗家が所蔵される能面と能装束の展覧会です。幽玄の美を象徴する優品の多くは、東京では初公開となります。
なかでも豊臣秀吉が愛蔵した小面三面「雪・月・花」のうち「雪」が同家に伝わっており、今回この「雪の小面」と、当館が所蔵する旧金剛宗家伝来の「花の小面」 (重要文化財) が久方ぶりに再会します。

8/15 行きました
ゆったりした1階ロビー


特別展 「金剛宗家の能面と能装束」


世俗から抜け出て 異次元空間へ。


エレベーターで会場まで上がります。

まずは、映像ルームで 能面についての概要を見ましょう。
beginner 知らないことばかりなので、参考になります!

エントランスロビーに飾られた「剪綵(せんさい)」の衝立
能「熊野」の一場面を描いたもの、
平宗盛の寵愛を受ける熊野が、花見車に乗って清水に向かう。




今回は、たくさんの能面を見ました。

beauty 能面といって真っ先に思い出すのは、美しい女性の顔の面。
貴重な「雪の小面」と 「花の小面」(重要文化財)が並びます、どちらも魅力的。

雪ちゃんの方があどけなくかわいいかな。(*^_^*)♪


(三井記念美術館1Fポスター雪の小面)

めも:2018/08/15 CX2 で撮影

他にも、「孫次郎(ヲモカゲ)」(重要文化財)をはじめとして、若い女性から順に年を経ていく女性のたくさんの面が飾られています。

映像で紹介されていたように 能面は、見る角度で全然表情が変わります。
のっぺらとした昔風美人の顔も思いのほか凹凸があり、横から見ると引き締まった表情になります。
また上唇と下唇の付き方の具合で 上を向いた角度とうつむき加減では、心象までがガラリと違うのです。
ついつい展示ケースの前でしゃがんだり背伸びしたりしてしまいました。
演者が能面をつけて舞台で演じるときには、いろんなことを見るので 面だけをそこまでよく見たことはありません。
 貴重な体験でした! (*^_^*)♪

とにかく 入ったすぐの『展示室1』を行きつ戻りつしながらそれらを見比べて、
作者や演者の思い、観客に伝わることは何か、などを じっくり味わいました。

展示室2~5は、翁(老人)や目を剥いた人、グッと口を閉じた人、若い男の子などが並びます。
翁面、尉面(じょうめん)、悪尉面(あくじょうめん)、男面、鬼神面(きしんめん)です。

展示室4には、女性が煩悩から鬼になった「般若の面」が並び鬼気迫るものがありますが、中でも迫力は 今まさに鬼にならんとする女性の面です。
oni 最近、TVで日本のサスペンスドラマの再放送をよく見るのですが、
やむにやまれぬ事情から悪に染まる人の顔も、そこに見えるようです。

展示室6~7は、能装束と小道具の展示。 素晴らしい!
豪華な衣装は 普通の人が着るには大きいのでは? と思いますが、
鍛えられた能の演者は、見事に衣装をまとい異次元空間を作り出すのですね。

たまには 能舞台に行きたいな! と思いながら会場を後にしました。
 
剪綵 Textile cutout
剪綵とは、まず下絵を描き、これに紙で裏打ちを施す。線描の部分を残して紙を剪抜き、残った線に金泥を塗る。そして、剪抜いた空白部分に裂地を貼り付けるという工程で制作される。
もともとは中国の工剣iであったが、明治初年に北三井家8代高福(1808~85)が創意工夫を加え、「高福剪綵」と呼ばれるようになった。一時期高福剪綵の技術は衰退したが、同家11代高公夫人道辧