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引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

※※フィルムセンターでSFポスター展を見る

2018年01月10日 | ぐるっとパスでアート展へ

宇宙への旅、時間の超越、地球の破滅、信じられない未来――尽きることのない人間の想像力が、映画においてもっとも自在に発揮されてきたのがサイエンス・フィクション(SF)という分野でしょう。私たちの現実をはるかに凌駕するそのストーリーや映像表現は、今も世界の観客に圧涛Iなインパクトを与え続けています。

シリーズ「ポスターでみる映画史」の第3回となるこの「SF・怪獣映画の世界」は、フィルムセンターのコレクションを中心に、傍流からやがてメインストリームの地位を得たこの壮大なジャンルを取り上げる展覧会です。
『メトロャ潟X』や『キング・コング』といった古典作品、1954年の『ゴジラ』第一作以来、特撮技術の粋をつぎ込み海外にも熱狂的なファンを生んだ日本の怪獣映画、1960年代以降のスタンリー・キューブリック監督ら新世代の台頭、全世界を席巻した「スター・ウォーズ」シリーズ以降のSF映画の黄金期など、このジャンルの豊かな系譜をたどります。
壮大なポスター・デザインに込められた、イマジネーションの飛躍をお楽しみください。


1/10 行きました。宝町の出口からすぐです。

フィルムセンター7Fロビー


「ポスターでみる映画史Part 3」は、『SF・怪獣映画の世界』です。
ずいぶん古い時代のSF映画から、誰もが知ってる名作まで、解説付きの展示はうれしい。
大好きな作品など、ポスターを見ているだけで楽しくなります。
一番の迫力は、大きな紙を8枚つないだ 『モスラ』のポスター。

撮影できるャCントは2カ所のみ。

SF会場風景-撮影ャCント1


SF会場風景-撮影ャCント2
スター・ウォーズ公開一周年記念ポスター (サイン入り)


見たい映画がたくさんあるし、原作も読んでみたい!
帰りに、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」の本を図書館で借りました。
華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) ~ My本棚「pasoboのバインダー」

    ♪ = ♪ = ♪ = ♪

常設の「日本映画の歴史」、ここは、ほぼ撮影できます。
会場に入ると マニアックでびっくり! ちょっとたじたじです・・・。
古いカメラなどの機材、ポスターなどの展示が充実しているし、小型のモニター(ディスプレイ)もたくさん設置してあり、豊富な映像が理解を助けてくれます。

これは! 日本人撮影最古の映像です。 


日本人撮影最古の映像 紅葉狩り


国産映写機


今放送中のNHK朝ドラ「わろてんか」に登場する伊能 栞(いのう しおり)は、映画会社をやっていますね。
いつ頃かなと年表をみたら、ほんと日本の映画史の初期のころです。
(現在の放送で、関東大震災が起きたところが目安です。)
栞のモデルの一人が、阪急東宝グループの創業者・小林一三氏らしい。→ 小林一三:Wikipedia

また、初期の映画では歌舞伎の女形が出ていましたが、
栞が興業する活動写真ではリリコのような女優が活躍することになります。
会場には、初期の女優さんの写真もたくさんありましたが、リリコさんの実在のモデルは? わかりません。o(*'o'*)o


映画会社の系譜と年表_明治~大正

(クリックで拡大します)

映画会社の系譜と年表 全体

(クリックで拡大します)

会場風景


記録映画コーナー、関東大震災のニュース映像は貴重な記録です。


会場風景


会場風景とミッチェルNC型撮影機


アニメ映画のコーナーにならぶキャラクター人形


知らないことばかりなので 会場を2回り、じっくり見ました。
まだまだ、知りたいことがいっぱいあります。また来たいですね。

ここでは、毎日映画の上映もしているんですって。
ちょうど会場に着いたときは、映画の観客が入場待ちであふれかえっていました。
見たかった名作に出会えるかも!

フィルムセンター入口


フィルムセンター入口右


閉館ちかくまで、楽しく過ごしました。

めも:2018/01/10 CX2 で撮影

 → 外国のSF映画 ・ 日本のSF映画 ・ SF映画の本





※※「江東のお富士さん」展へ行く

2013年11月04日 | ぐるっとパスでアート展へ
ぐるっとパス 2013/9/6~11/5

「江東のお富士さん-江東地域の富士信仰-」

中川船番所資料館 特別企画展
10月23日(水)~11月24日(日) 
 今年6月に世界文化遺産に登録された富士山は、古くから信仰の対象になり、江戸時代には富士講が結成されて、ミニチュアの富士山(富士塚)が各地に造られました。
今回は民間信仰の一つである富士信仰(富士講)と、江東区域にある3か所の富士塚を取り上げます。

fuji 以前に行ったことのある小さな富士山

『富賀岡八幡宮』の砂村富士 (2008年9月14日撮影


2013年11月4日 ぐるっとパスの最終日前日 滑り込みセーフで行きました。





テーマにそって展示されています。

  江戸と富士山 ~ 江戸時代の人と富士山の関わり。
  富士山信仰や修業の場、一般の人は「富士山講」で交代に富士登山
  描かれた富士山 ~ 浮世絵の展示
  眺める富士 ~ 「富士見」という地名
 小さな富士山 ~ 深川富士、亀戸富士、砂村富士、逆井富士など

じっくり見ました。すごく面白かった!


企画展は、撮影できなかったので、
常設展示、江戸時代の船番所の再現シーンです。
 

すっかり夕暮れの景色 (旧中川)



めも:2013/11/04 CX2 で撮影

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

富士山って、意外と身近なんです。

 東京から見える富士山 
2011年11月28日 高尾山から


2009年1月2日 お正月の澄み切った空に!


2006年11月15日 都内の高速道路(バスの中から)

 

江戸時代、高い建物もなく富士山はよく見えていました。
「富士見」って地名は、その名残。
だから、浮世絵の背景には富士山は定番。 傑作も多いね。

昔は、富士山は女人禁制だったこともあって、
女子供老人、だれでも手軽に登れる小さな富士山は大人気。

江戸の富士山がご近所に! 行ってみたいね。
ガイドブック片手に お散歩しよう!

富士山信仰は奥が深い。

中川船番所資料館は、おなじみの場所です。



汐留ミュージアムでモローとルオーを見る

2013年10月22日 | ぐるっとパスでアート展へ

モローとルオー ─聖なるものの継承と変容─

パナソニック 汐留ミュージアム
 9月7日(土)~ 12月10日(火)

日曜美術館を見て、興味がわきました。
これまでも、ルオーの絵は個性的でちょっと惹かれるところがあったけれど、
モローとルオーやその次代の美術界のことなど全く知らなかった。
番組が面白かったのでこれはぜひ 汐留ミュージアムへ行かなくっちゃ~。

10/21 地下鉄を降りた汐留は高層ビル群。


パナソニック 汐留ミュージアム


モローとルオー展


汐留ミュージアム開館10周年を記念する本展は、ギュスターヴ・モロー美術館館長監修により企画 され、パリに先駆けて開催される世界初の二人展です。モロー晩年の未公開作品やルオーの美術学校時代の作品など日本初公開を多く含む作品がフランスからやってきます。油彩画、素描、 書簡など約70点を通して、モローとルオーの芸術と心の交流の軌跡をたどる貴重な展覧会です。

ルオーの絵というと 黒く太い線で縁どりされた人物をすぐ思い浮かべてしまいますが、もっとさまざまな絵を見ることができます。
モローの幻想的な世界はすごく魅力的。
習作や下絵もあって、これからどんなふうに仕上がるのかな、て興味津々。

鮮やかな色と厚く塗り重ねられた絵の具が表現する重厚で繊細な世界。
幻想的なモチーフが際だちます。

beginner 展示された絵にはどれも丁寧な説明が付けられていて、
モローやルオーのこと、神話などがわかり鑑賞の手助けになりました。

ギュスターヴ・モロー美術館にも行ってみたいな

見終わって外へ出ると当たりはすっかり暗くなっています。

めも:2013/10/20 RICOH PX で撮影


 ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826~1898)は、フランスの象徴主義の画家 → Wikipedia

ジョルジュ・ルオー(Georges Rouault, 1871~1958)は、野獣派に分類される19世紀~20世紀期のフランスの画家。 → Wikipedia



宇野信哉展 吉祥寺美術館へ

2013年10月03日 | ぐるっとパスでアート展へ


武蔵野市立吉祥寺美術館 9月14日~10月20日
  
宇野信哉展 よみがえる江戸の情景

萩原英雄 魅惑の女 萩原英雄記念室

浜口陽三 花をめぐりて 浜口陽三記念室

10/3 吉祥寺美術館に行きました。
同時に開催されている3つの展示、どれも面白く metro metro 来たかいがありましたね。

宇野信哉展は 本のカバーの原画、新聞連載小説の挿絵の原画などたくさんの時代劇の絵が飾られていて、そのシンプルでいて精緻な絵は見飽きることがありますせん。
展示場を何往復もして、じっくり楽しみました。 symbol4

萩原英雄の版画「魅惑の女」もステキです。 
いろんなタイプの「貴婦人」が並びます。beauty 少しシュール。
ギリシア神話の女性たちは見事な線でくっきりとシルエットが浮かびます。

浜口陽三の銅版画は、こことミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで前にも見ていますが、なんとも味わいがあります。

土日はかなり混雑するらしいけど、平日だったのでゆっくり見ることができラッキー。

宇野信哉のカバーに魅せられて 時代小説を読みたくなりました!


    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

これから行きたい! ⇒ Myブログ:「2013秋のぐるっとパス予定」
こちらも見てね。 ⇒ Myブログ:2013秋に行きたい イベント&映画情報 と レポート!

「ぐるっとパス」で、遊ぼう!

 → 東京・ミュージアム ぐるっとパス2013 ガイドページ
 → ぐるっとパス - 公益財団法人東京都歴史文化財団

run ⇒ Myブログ:「2012秋のぐるっとパスで行った所」
 ⇒ Myブログ:ぐるっとパス 2012/10/13~12/12
 → My Map≠` ・ My Map≠a

国宝「卯花墻」と桃山の名陶を見る

2013年10月01日 | ぐるっとパスでアート展へ

三井記念美術館 (日本橋) 2013/9/10 ~ 11/24

特別展 国宝「卯花墻」と桃山の名陶
―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―

 
桃山時代後期、岐阜県・美濃地方で新しい陶器が誕生しました。志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部です。斬新な作行きが活気あふれる当時の風潮と呼応して大流行しました。
この特別展では桃山茶陶の代表作とされる志野茶碗「卯花墻(うのはながき)」(国宝)と、美濃陶の名品を一堂に展示します。 桃山時代ならではの気風を感じていただきたいと思います。

 

10/1 国宝の展示ということもあって、見に行きました。

私は、有田焼きのような磁器が好きで、どうも ぼてっと厚いこのテのものの良さは、あまりわかりません・・・。
「偶然出来た釉薬の景色、歪んだ形、素晴らしい!」といわれたらそうかなぁ~と見るだけ。
卯花墻(うのはながき)は、卯の花の咲く垣根をデザインした茶碗。

 → 志野茶碗〈銘卯花墻/〉 文化遺産オンライン

展示された茶碗の中では、一番デザインが生き生きとし、色も形も工夫が凝らされている 「織部」の焼き物に魅力を感じました。

桃山時代といえば、戦国武将が戦いに明け暮れていた頃。
鉄砲伝来、キリシタン。 
その中で花開いた文化は絢爛とした面と 幽玄の美が混ざり 能、茶の湯がもてはやされていたんですね。
その頃にタイムスリップした気分で 展示された名品を見ると、また違った味わいがあります。
利休の時代につづく慶長年間(一五九六~一六一五)は、桃山の新しい茶陶が一挙に開花した時代であった。伊賀の花入・水指等にみる破格の造形、桃山茶陶の花ともいえる志野の誕生、緑釉を意匠の基調にした織部焼の装飾、自由奔放な造形と文様の食器群、美濃に匹敵する施釉茶陶の唐津など、まさに純然とした日本の陶撃ェ確立した時代であった。


参考 志野焼 - Wikipedia  織部焼 - Wikipedia
  黄瀬戸・瀬戸黒 (美濃焼- Wikipedia

キーワード : 陶磁器の名品