
写真:『宋梅』(中国春蘭:梅弁花)
これは『宋梅』という名の中国春蘭です。
春蘭全体の中でも一番丸い弁(梅弁)という定評の花です。
発見されたのはかれこれ300年以上前の事といわれていますが今でもその評価に揺らぎは有りません。
もちろん歴史が長いので株数が増えていることもあって非常に安価に購入できるのですが、中国春蘭の理想である「丸い弁」「濁りの無い緑」「棒芯の兜」と三拍子揃った名花なのです。
そのうえ芳香も楽しませてくれるのです。
チャンスがあったら皆さんも如何でしょうか。(*^^)v
ところで洋蘭は五弁全てが開いているのですが、東洋蘭では洋蘭で言うペタルが開いてはならずにセパル三弁のバランスを重んじるのです。
あっ 私はへたくそなので、こんな風にきれいに咲いてくれるのは2・3年に一回くらいですぅ。(-_-;)
中国春蘭の位置づけは簡単に言うと下記の通りですが、結構面倒くさい分け方ですよねぇ~。(~_~;)
伝統園芸-東洋蘭-長生蘭(日本産石斛)
-富貴蘭(日本産風蘭)
-恵 蘭(四季蘭・報歳蘭他)
-寒 蘭(日本産、まれに中国寒蘭も含む)
-春 蘭-日本春蘭(含韓国産)
-中国春蘭-水仙弁
-荷花弁
-梅 弁
-その他の春蘭(台湾産他)
-万年青
-花菖蒲
-日本桜草
-その他松葉蘭など
香りがこちらまで届いてこないのが残念!
ついついスーハースーハしてみたくなります(笑
花にも上下(?)が有るんですか?
それとも難易度?
すみません、難しい事はちんぷんかんぷんで^^;
300年以上も前からあった品種で、今もなお高く評価されているとは、驚きです('_')
歴史のある植物には、惹かれるものがありますね。
なので増えたものは人気が低くなり、需給の関係で安価になり「入門種」って言われるようになっちゃいます。(*^_^*)
でも、長い歴史を背負った花はそれだけの魅力が有るのですから、逆に素晴らしい花を安く楽しめるというメリットもあります。(*^^)v
下の表は伝統園芸の分類を一覧にしたつもりですが、判りづらかったでしょうか。
そのうえ中国春蘭で一番求められる「透きとおった翠色」をも兼ね備えているので中国春蘭四天王の筆頭といわれています。(^_^)v
今は中国春蘭の人気が低い(色花が無いので…)のですが、私は芳香が有ることもあって結構育てています。(^^♪
とんだ勘違いをしていました^^;
位置づけですものね・・・