宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

花菖蒲

2020年07月01日 | 古典園芸

写真:『姫鏡』(肥後系)

私の花菖蒲の好みは野生種のキリッとしたところを色濃く残した“長井古種”或いは“長井系”なのですが、かみさんの好みは如何にも園芸種らしく、艶やかで華やかな花がお好み。
と言う事で、肥後系や伊勢系も数種ずつ栽培しています。
この品種はピンク系で艶やかではありますが、華美に過ぎない印象なので私のお気に入りでもあります。

 

 

写真:『長井小紫』(長井古種)

『長井小町』と並んで長井古種を代表する花。
ちょっと見、先にアップした“野花菖蒲”にそっくりだと思われるかもしれませんが、花弁の豊かさや花色のすっきりと抜けたさまは流石に園芸種と感じるのです。
もともと“長井古種”は他の“肥後系”、“伊勢系”そして“江戸系”他の系統とは違って、古種と呼ばれるように園芸品種化があまり進んでいない一群。
従って他の園芸種に比べて艶やかさや華麗さには劣っているのですが、私にとって野生種の持つ生命力の躍動感が魅力なのです。

 

 

写真:『紅藍島』(長井古種)

この品種は花弁がたっぷりとし、しかも絣模様が入っているので長井古種としてはなかなかの艶やかさを見せてくれています。
長井古種の中では『紬娘』や『最上の流れ』と並んでお気に入りなのがこの『紅藍島』なのです。
(*^^*)

コメント
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