宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

杭州寒蘭

2015年11月03日 | 古典園芸

写真:杭州寒蘭(紅更紗)

杭州寒蘭の紅更紗花が咲き始めました。

“杭州寒蘭”とは最初に杭州在住の蘭商の手によって我が国に導入された中共産の寒蘭の一群の事です。
よって杭州に産する寒蘭と言う所からの“種名”とは違って単に杭州から出荷された寒蘭群に対する“ブランド名”と思う方が良さそうです。
最近では種名と混同されるのを嫌がってか“水晶寒蘭”というブランド名でも流通しているようですが、私としては別に“杭州寒蘭”と言うブランド名で良いのではないかと考えています。

実は10数年程も前に杭州寒蘭の山出し未開花苗を50本ほど入棚したのでした。
その中から、たった一株だけでは有りますがこの紅更紗花が出てくれたのです。

杭州寒蘭… 我が国の寒蘭もそうなのですが、基本的な花弁の色は緑色なのです。
そして花弁の根元には赤い線が入り、舌(リップ)には赤点を散らす、というのがティピカルなのです。

この株は紅更紗とは言いながら花弁の紅の色もなかなかの発色で、花型も好きな感じなので喜んでいます。
これならば入手費用も元が取れたと言うものです。
(^^)
ところがところが。
この株以外にもう一つ。
“青々花”も一株出現してくれました。
二つも出てくれれば元が取れたと言うより、大儲けぇ~!と言う感じなのです。
\(^^)/

さて杭州物の入棚はこの一回のみでしたが、その後は毎年の様に土佐寒蘭の山出し未開花苗を50株ほどずつ入棚していました。
これも6・7年ほど前から花を見せてくれるようになったのですが、数鉢の赤花や紅更紗などが出現して、楽しんでいます。

さて入棚していました、と過去形で書いたのは一昨年で止めたからなのです。
小苗から花を見るには最低でも5年程の期間が必要になります。
ジサマになったので根性が…。
f(^^;)
と言う事で年に数鉢と言うオーダーでは有りますが、最近はすぐに花を見られるように銘品の大株だけを入れていますです。
コメント
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