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Take It Easy ~パパールの雑記帳 別館~

身近な自然を感性で切り撮ります

Spyder2Proを購入!

2007年09月15日 | TIPS
去年、モニター・キャリブレーションのツール購入を検討中と書きましたが、そのままになっていました(汗)
でも、フォトコンで入賞した写真を雑誌で見ると、自分のモニターより暗く、くすんだ色になっているんですよね。
複数の雑誌で同じ傾向なので、私のモニターの調整がうまくいってないのは明らか。

既にキャリブレーションのツールについては調べていました。
一番お手ごろなのは1万円台で買える「huey」。
しかし、ネットの書き込みを見ると評価は良くないですね。
このため候補から除外。

価格、性能のバランスがとれているのが「Spyder2シリーズ」。
express、Suite、PROの3製品があり、カラー・センサー(測色器)は共通ですが設定出来る項目が異なっています。
(なお、プリンターの簡易プロファイルを作成できるのは、SuiteとPRO)

数日前、久しぶりにヨドバシ・ドット・コムをのぞいてみたら、Spyder2が値下げ!
Spyder2 PROは5万円台から3万円台へ。
新製品の出る可能性も考えましたが、これは買いだと判断してクリックしてしまいました(爆)

昨日、届いたのでとりあえず、メイン・パソコンのモニターをキャリブレートしてみました。

ソフトウェアをインストールした後、キャリブレーション開始。
(使用前にこちらのサイトを見ておきましょう。参考になります。)
設定項目を指定した後、画面の指示でセンサーをモニターに取り付けます。
クモを連想させるセンサー(笑)
このセンサーでモニターに表示された色を測定します。
画面右に表示されたRGBの棒グラフを見ながら、モニターのRGB設定で調整。


キャリブレーションの終わったモニターを使ってみました。
調整前のモニターより、少し暗い色調で青味が強いようです。

これまでの設定では、画面が明るすぎたんですね。
そのため適正露出がオーバー気味に見えてマイナス補正。
結果として私が現像した写真は暗くなっていたわけです。

次に去年アップした簡易チャートを表示。
(このチャートは前回アップしたものと同一です。)


すると、250と245の文字はクッキリ見える。
これに対し、10の文字はわずかに見え、5の文字は、注意するとかろうじて見える程度。
多分、これが正しい見え方なんでしょうね。

今後は自信を持って、画像の現像やレタッチが出来ます。
(モニターの調整が完璧とは言えないでしょうが)

Kissをメンテナンスへ

2007年08月26日 | TIPS
Kiss デジタル Xが、間もなく購入後1年になるのでメンテナンスへ出しました。

EOS 20Dの場合は、撮影素子のゴミが気になったのでメーカー保証期間内にサービスへ出しました。
撮影素子とカメラ内のクリーニングをしてくれたようで、ファームウェアもアップデートされていました。
(もちろん無料です。)

Kissの場合、ゴミ除去機能のお陰で撮影素子の汚れは今のところ目立ちません。
でも、せっかく無料でクリーニングやファームアップをしてくれるので、今回サービスに出したわけです。
20Dがあるので、撮影にも困らないし(笑)

デジタル一眼ユーザーの方は、メーカー保証期間内にクリーニングに出すことをお勧めします。
キヤノン以外のメーカーはわからないのですが、おそらく無料で行ってくれると思います。

写真は昨日撮影。
ありがちですが、トワイライト幻想庭園(笑)
(Kiss Digital X+シグマ18-200mm F3.5-6.3)

マニュアル露出を活用しよう

2007年07月07日 | TIPS
まずは、次の2枚の写真を見てください。

1枚目。絞り優先AE・露出補正EV -0.3・中央1点(AFフレーム)・評価測光。
AFフレームをタイサンボクの白い花に合わせてシャッターを半押しした後、構図を決めて撮影。
背景は暗いですが、白い花の階調は表現されています。


2枚目。設定は1枚目と同じ。
但し、親指AFに設定しており、白い花でAFロック後、構図を決めて撮影。


花の色が、完全に白飛びしていますね。
カメラの設定は同じなのに、なぜでしょうか?


親指AFでは、「*」ボタンでAF(オート・フォーカス)を行い、シャッターボタンでAE(自動露出)を行います。
従って2枚目の写真では、ピントは花に合わせていますが、露出はシャッターを押した時点の構図に合わせたため白飛びが起きたわけです。

この点を詳しく説明しましょう。
私が使用している測光方式は「評価測光」。
最も一般的に使われる方式で、ニコンでは「マルチパターン測光」、ソニーでは「多分割測光」と呼ばれています。
この方式は画面全体をいくつかのエリアに分割し、エリア毎に測光した数値を元にカメラが演算して露出を決定します。
この演算の過程で、AFフレームのあるエリアの明るさを最適とするように露出を決めるようですね。
(キヤノン以外のメーカーでは、演算の方法が違うかもしれませんが。)

2枚目の写真のAFフレームの位置は下の通りです。
今回設定したのは中央一点なので、背景の林に合っていますね。
カメラが背景を明るくするように露出を決めたため、花の色が白飛びしたわけです。
(もし、一番下のAFフレームを選択していたら適正露出になったでしょう。)


私は、マクロや夜景撮影で親指AFを繁用します。
被写体と背景の輝度差が大きい時は、今回の例のように露出が大きく転ぶことがあります。
虫など動く被写体の場合、撮り直しが利かないので、露出の失敗は致命的ですよね。
そこで、マニュアル露出を使うようになりました
(プロの方がマニュアル露出で撮るのも失敗を避ける目的があるのでしょう。)

露出をマニュアルで決めるのは難しいと思うでしょう。
実は簡単です(笑)

1.あらかじめ絞り優先(プログラムでも可)で撮影。
2.撮影画像を確認後、露出補正を使って自分の好みの明るさとなるように設定。
3.適正な明るさの写真の情報を見て、絞りとシャッター速度を憶える。
4.マニュアルに切り替え、憶えた数値に設定。

マニュアル露出で撮ると最初のうちはうまく撮れているのか不安ですが、慣れてくると露出が転ぶこともなく安心して撮影できます。
もちろん、撮影場所や光の具合が変われば設定値を変える必要はありますが。

興味がある方は、一度お試しください。

被写界深度を計算しよう

2007年05月09日 | TIPS
まず、以下の2枚の写真を見てください。

デジタル一眼レフ(EOS 20D)で撮影。
(レンズはEF100-400mm F4.5-5.6L IS)
焦点距離320mm、絞りF5.6

背景がきれいにボケています。


こちらは、コンパクトデジカメ(SP-550UZ)で撮影。
焦点距離84mm、絞りF4.5

背景のボケが少なく、うるさい感じがします。


デジタル一眼レフに比べるとコンパクトデジタルカメラは背景がぼけにくいと言われますが、これらの写真を見ると一目瞭然。

コンパクトデジカメとデジタル一眼レフでボケ方が違うのは、ピントの合う奥行き(被写界深度)が違うからです。
(デジタル一眼の方が被写界深度が浅い=ピントの合う奥行きが狭い=背景がぼけやすい。)

デジタル一眼の方が被写界深度が浅い理由は・・・
説明すると長くなるので、今回は省略(笑)

ところで、普段使っている自分のカメラやレンズの被写界深度がどれくらいか、わかりますか。
感覚的にはわかっていても具体的な数値を出したことは無いでしょう。

それでは被写界深度を計算してみましょう。
被写界深度は、レンズの焦点距離・絞り・被写体までの距離・撮影素子(フィルム)の大きさで変わってきます。
でも、数式にあてはめて計算するのは大変です。

そこで、被写界深度の計算をしてくれる以下のサイトを使ってみましょう。
被写界深度の計算 ~各種カメラ・フィルム・レンズによる被写界深度の違いを一覧表で比較~

このページで入力するのは3カ所。
「被写体までの距離」、「カメラの種類」、「焦点距離」です。

このうち、カメラの種類に自分の機種が無いと困りますよね。

デジタル一眼レフ:
ニコンユーザーはD70、ペンタックス・ソニーユーザーは*istD、オリンパス・パナソニックユーザーはE-1を選べば良いでしょう。
キヤノンユーザーは、メーカーのサイト内の各機種の「主要性能」で、撮影素子のサイズを調べてサイズの近い機種を選びましょう。

コンパクトデジカメ:
CCDの大きさは以下の通り
DiMAGE A1(2/3型)、C5050Z(1/1.8型)、 FZ10(1/2.5型)、DiMAGE X (1/2.7型)、FZ2(1/3.2型)
自分のカメラのCCDと同じサイズの機種を選びましょう。

焦点距離について
コンパクトデジカメでレンズの焦点距離がわからなければ、35mm換算の焦点距離を入力しましょう。

それでは、上の2枚の写真の被写界深度を計算してみます。
距離は5mとします。

まず、EOS 20D。
CMOSサイズは22.5×15.0mmなので、kiss Dを選択。
焦点距離320mm、絞りF5.6の被写界深度は・・・0.057m(5.7cm)

一方、SP-550UZは1/2.5型なのでFZ10を選択。
焦点距離84mm、絞りF4.5は・・・16.1(F4)~22.6(F5.6)cmの間。
思ったより20Dとの差は小さいですね。
それでも、SP-550UZは5mの距離・開放で撮っても20cm近い被写界深度というのは深いですね。

参考までに100-400mm、150mmマクロの最短撮影距離・開放の被写界深度を計算しました。(カメラは20D)

400mm・F5.6・距離1.8m・・・5mm
150mm・F2.8・距離40cm・・・1mm未満(F4で1mm、F5.6で2mm、F11で3mm)

望遠マクロの被写界深度は、思いっきり浅い!

下の写真は150mmマクロで、かなりアブに寄っています(F5.6)。
ピントが合っているのはアブの体のごく一部です。


皆さんも常用カメラ(レンズ)の被写界深度を計算して覚えておけば便利ですよ。

縦位置の構え方 あなたはどちら?

2007年02月07日 | TIPS
カメラを縦位置で構えるとき、シャッターボタンを下にする構え方と上にする構え方の二通りがありますが、どちらが正しいのでしょうか。

正解は両方。
但し、それぞれの構え方にメリット・デメリットがあるので、自分の撮影スタイルを考えて選択すればいいでしょう。

1.シャッターボタンを下にする構え方。
(モデルが見苦しいのはご容赦を(爆))



見た感じ、窮屈そう(笑)
この構え方のメリットは、カメラをしっかりホールド出来て、両脇が完全に閉まるので非常に安定していること。
手振れを抑えるのに最適な構えです。
一方、デメリットはアングルや構図を素早く変えたり、動く被写体に対応しにくいこと。
また、カメラが大きい場合、左目の視野もボディで覆われてしまいます。

2.シャッターボタンを上にする構え方。


見た目には、豪快で見栄えのする構えでしょう(笑)
この構え方のメリットは、動く被写体に素早く対応したり、アングル・構図を変えやすいこと。
左目の視野も確保できます。
デメリットは、右の脇が開いてしまう事。
気をつけないと手振れをします。

まとめると、安定性重視でじっくり撮影する場合はシャッターボタンを下にする構え方。
スポーツなど動く被写体撮影にはシャッターボタンを上にする構え方、が向いていると言えるでしょう。

自分の撮影スタイルを考えて重要視するポイントから構え方を選びましょう。
ちなみに、私は手振れを極力抑え、ピント合わせをじっくり行えるように1の構え方をしています。

一脚を使おう!

2007年01月25日 | TIPS
前の記事でも書いたように、私は一脚をよく使用します。
そこで、今回は一脚の選び方や使用法について紹介しましょう。

まず、一脚の選び方について。

1.全高(伸ばしたときの長さ):高めのアングルから撮影する場合も考慮して、自分の目の高さまである製品を選びましょう。
2.強度:300mm以上の望遠レンズを使用する場合は、「プロ仕様」などと銘打った頑丈な製品を選んだ方が良いでしょう。
メーカーによっては、一脚と使用機材(カメラ・レンズ)の適合表を作っている場合もあります。
3.自由雲台:雲台を使わず直付けするタイプでは、カメラと一脚の角度を変えることが出来ません。
通常の使用では、自由雲台を使うほうが便利です。

写真は私が使っている2本の一脚。



上で書いたのは、一応の目安です。
私がメインで使っているのはライティポッドIIという安い製品。
しかも、自由雲台を固定するねじを紛失したので、ホームセンターで同じようなねじを買ってきて使っています(笑)
EF100-400mmや150mmマクロでの撮影に使っていますが特に支障はありません。
でも、ねじがゆるみやすいので新しい一脚が欲しくなってきました。


次は使い方について。

三脚を使用する場合、雲台のねじを必ず固定しますよね。
ところが、一脚の自由雲台は固定せずに使用するのが基本です。
ねじを固定しないため、素早くカメラの向きやアングルを変えられます。

でも、ねじを固定しないとカメラが安定しないと思われるでしょう。
これはカメラを下に押し付けるように構えることで問題解消します。

なお、カメラの構え方は手持ちと同じ。
一脚を片手で持つ必要は全くありません。
(片手で一脚を持つとかえって不安定になります。)

繰返しますと、自由雲台のねじを固定しない状態で、カメラを手持ちと同様に構えて、下に押さえつける。
(機材が重い場合は押さえつける必要もありません。)
慣れないうちは不安かもしれませんが、使ってみるとこの操作で十分カメラが安定することがわかります。

ちなみに私の一脚使用率はレンズにより違い、

シグマAPO MACRO 150mm F2.8: 約95%
EF70-200mm F4L: 約80%
EF100-400mm F4.5-5.6L IS: 約50%

これらのレンズは被写界深度が浅いためピント合わせを慎重に行う必要があります。
一脚を使うとカメラが安定するのでピント合わせや構図を決めるのにも大いに役立ちます。

三脚は、かさばるので面倒だと言われている人も、一脚なら携帯しやすいのではないでしょうか。
一度、お試しください。

すごいよ!!AIサーボ

2006年12月30日 | TIPS
最近、タンチョウの飛び物しか撮っていません(笑)

29日から休みに入ったので、29、30日は朝一番に岡山後楽園へ。
カメラの設定は27日と同じく
「AFフレーム:自動選択」+「AFモード:AIサーボ」

飛び物に限定すれば、この設定で面白いように撮れます。

使用機材は、すべてEOS 20D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS。

29日撮影。
後楽園のシンボルの灯ろうをバックにテイク・オフ。



新殿とたわわに実った柿の木。
写真はすべてEV -1.0に設定しましたが、飛んでしまいました(汗)



これまではRAWで撮影しましたが、20Dの連続撮影可能枚数は6枚!
そこで、今日はJPEGで撮影(連続撮影可能枚数は23枚)
なお、今日撮影したJPEG画像はSILKYPIX JPEG Photography 3.0 Betaで補正しました。
(現像機能はSILKYPIX Developer Studio 3.0と同じだそうですが・・・)

30日の写真。
登場していきなりテイク・オフ。


ここで問題です。
左下の後姿は誰でしょう。
ヒント: 以前、私の弟と間違えられました(爆)

延養亭の前を低空飛行。



1羽だけのショットですが、飛び姿が見事に決まった1枚です。



あまりにも簡単に飛び物が撮れるので、今度はユリカモメに挑戦。
すると、こんなショットが撮れました。



結局カメラ任せで撮るのが一番確実なようですね(笑)
普及クラスのデジタル一眼のAF性能に驚きました。

なお、キヤノンの一眼レフには、簡単撮影ゾーンにスポーツモードがあります。
このモードはAFフレームが自動選択、AFモードがAIサーボ、そして連写に設定されているので飛び物にも使えそうですね。
但し、露出補正が出来ないのでタンチョウなど白い被写体では思いっきり白飛びするでしょう(笑)
(私は絞り優先AEで撮っています。)

残る課題は露出。
マニュアル露出にするべきでしょうね。
また、挑戦します。

ディスプレイを調整しよう

2006年12月09日 | TIPS
皆さんはパソコンのディスプレイ(モニター)の調整をしていますか。
購入したままの設定では、明るさ・コントラスト・色合いが正しく表示されないことがほとんどです。
例えば、私が自宅用に買ったNECのテレビパソコンは見栄えを良くするためか、かなり明るく設定されていたので、ハイライト部分は飛びまくっていました(笑)

写真のレタッチ(補正)やRAW現像している人は特にディスプレイを正しく調整する必要があります。
調整してないディスプレイを見てレタッチした画像を、ネットで他の人が見たらとんでもない色調や明るさになっているかもしれませんよ(笑)

しかし、ディスプレイを正しく調整すること(モニター・キャリブレーションと呼びます)は結構難しいんですよね。

(厳密にモニターのキャリブレーションを行うためには、モニターの設置場所や照明器具から検討する必要があります。
また、モニターの経年劣化があるので一定の年数(3年程度)経過したら買い替える必要があるそうです。
でも、一般の人でここまでする人はいませんよね(笑))

キャリブレーションの方法はいくつかありますが、手軽なのはソフトを使用する方法。
アドビのフォトショップ系レタッチソフトを使用していると、キャリブレーション用のソフトとして「Adobe Gamma ユーティリティ」がインストールされている場合があります。

起動はコントロールパネルなどから行います。


以下のような画面でキャリブレーションを行いますが、なかなかうまく調整できません。
私の場合、調整するたびに色合いが大きく変わったりします(笑)


より正確に行うには、測色器を使用するキャリブレーション専用ソフトが必要です。
価格は入門用の1万円台からプロ用の数十万円台までさまざま。
最近特に、モニター・キャリブレーションの必要性を感じているので、いずれ専用ソフトを導入しようと考えています。




でも普通、ソフトを買ってまで調整しようと思いませんよね。
そんな人のためにチャートを使用した簡易モニター・キャリブレーション法を紹介しましょう。
但し、この方法は明るさとコントラストを調整するだけです。

まず、以下のチャートを見てください。
これは数年前デジタルCAPAのホームページからダウンロードしたものです。
(記事の掲載は2004年2月号。)


実は、上のチャート内に数字が書かれていますが、皆さんのモニターで見てその数字が見えますか?

チャートの上から2段目、白背景の部分には下のような数字が書かれています。
(250の数字はわずかに見えれば十分です。)


一方、4段目、黒背景の部分には下のような数字が書かれています。
こちらはどうでしょうか。
(5の数字はわずかに見えれば十分です。)


もし、見えなければモニターに問題あり(笑)
その時は調整する必要があります。
(調整はモニターの電源を入れて1時間以上経ってから行ってください。)

調整は、まず、モニター側(モニター下部の調整ボタンなど)で行います。
モニター側の調整でうまくキャリブレーション出来ない場合やモニターに調整ボタンが無い場合は、パソコンのグラフィックコントローラ(モニター調整画面)で調整を行います。

グラフィックコントローラの起動は、Windowsでは、
デスクトップ上で右クリック-「画面のプロパティ」の「設定」-「詳細」
または
デスクトップ右下のタスクトレイにあるモニターのアイコン
などから行えるでしょう。

調整手順は以下の通り。

1.コントラスト、明るさ(ブライトネス)の現在の設定値をメモする。

2.コントラストを100%(最大)に設定。

3.チャートの黒背景の部分を見ながら、5と10の数字が表示されるように明るさを調整。
この時、5の数字はかろうじて見える程度で結構です。

4.白背景の部分を見ながら245と250の数字が表示されるようにコントラストを下げる。
この時も250の数字はかろうじて見える程度で結構です。

手順は以上ですが、うまく調整できましたか。

もし、明るさ、またはコントラストのどちらかしか調整が出来ない場合は、それでも構いません。また、古いモニターなどで調整しても「5」や「250」の数字が見えない場合があります。
その時はあきらめましょう(笑)
(私が5年以上前に買ったPCでは、いくら調整しても「5」は見えませんでした。)

なお、調整が気に入らなかったり不都合がある場合は、コントラスト、明るさを最初の設定に戻してください。

木漏れ日

2006年11月23日 | TIPS
光ボケを入れると絵になりやすいので機会があれば撮っています。
今回は木漏れ日を利用した写真をアップ。

どちらの写真も9月3日に龍の口グリーンシャワー公園で撮影。
(EOS 20D+EF100-400mm F4.5-5.6L IS)


光の当たった葉をアップで。
Silkypix 3.0(WB:昼光(晴れ)、カラーモード:記憶色1)で現像。



定番のクモの巣(笑)
Digital Photo Professional 2.2(WB:太陽光、ピクチャースタイル:トワイライト)で現像。
トワイライトを夕景以外で使うと不思議な色合いになるので面白いですよ。


月を撮ろう!

2006年11月10日 | TIPS
かんちゃんから質問があったので、今回は月の撮影法について。

月の撮影では、メインが夜景なのか、月なのかで条件を大きく変える必要があります。

夜景の中の月ならば、撮影条件は通常の夜景撮影と同じ。
カメラの夜景モードなどで撮ればいいでしょう。
(Kissの場合、かんたん撮影ゾーンの「風景」)

私はマニュアルで撮るので撮影条件の例を挙げると

11月7日の写真の条件は
(Kiss Digital X+EF-S 10-22mm F3.5-4.5)
マニュアル、F4.0、2.5秒、ISO 100

同様に夜桜を撮影した次の写真では
(EOS 20D+シグマ18-200mm F3.5-6.3)
マニュアル、F6.3、3.2秒、ISO 200



但し、絞りすぎると月がクロス状になるので注意が必要です。
(EOS 20D+EF-S 10-22mm F3.5-4.5)
マニュアル、F8.0、8秒、ISO 200




一方、月のクレーターや模様がわかるように撮影するときは、もっと速いシャッター速度で撮る必要があります。
月は思っている以上に明るいので露出オーバーにならないように気を付けましょう。

フィールドスコープにデジカメを接続した超望遠撮影(デジスコ撮影)の例
ニコンE-4300+コーワTSN-664
マニュアル、F3.7、1/250秒、ISO 100


また、10倍ズーム機とテレコンの組み合わせでスポット測光すればプログラムで簡単に撮れます。
オリンパスC-2100UZ+C-210
プログラムAE、F5.0、1/800秒、ISO 100




なお、月が露出オーバーにならないように夜景を撮るのは難しいかもしれません。
(月に露出を合わせると夜景は露出アンダーになり、夜景に露出を合わせると月はオーバーになって白飛びします。)

下の写真では月に雲か霞がかかっていて明度が下がったため、ライトアップした城と露出のバランス良く撮れました。
オリンパスC-2100UZ
プログラムAE、F3.5、1/10秒、ISO 200