まず、以下の2枚の写真を見てください。
デジタル一眼レフ(EOS 20D)で撮影。
(レンズはEF100-400mm F4.5-5.6L IS)
焦点距離320mm、絞りF5.6
背景がきれいにボケています。

こちらは、コンパクトデジカメ(SP-550UZ)で撮影。
焦点距離84mm、絞りF4.5
背景のボケが少なく、うるさい感じがします。

デジタル一眼レフに比べるとコンパクトデジタルカメラは背景がぼけにくいと言われますが、これらの写真を見ると一目瞭然。
コンパクトデジカメとデジタル一眼レフでボケ方が違うのは、ピントの合う奥行き(被写界深度)が違うからです。
(デジタル一眼の方が被写界深度が浅い=ピントの合う奥行きが狭い=背景がぼけやすい。)
デジタル一眼の方が被写界深度が浅い理由は・・・
説明すると長くなるので、今回は省略(笑)
ところで、普段使っている自分のカメラやレンズの被写界深度がどれくらいか、わかりますか。
感覚的にはわかっていても具体的な数値を出したことは無いでしょう。
それでは被写界深度を計算してみましょう。
被写界深度は、レンズの焦点距離・絞り・被写体までの距離・撮影素子(フィルム)の大きさで変わってきます。
でも、数式にあてはめて計算するのは大変です。
そこで、被写界深度の計算をしてくれる以下のサイトを使ってみましょう。
被写界深度の計算 ~各種カメラ・フィルム・レンズによる被写界深度の違いを一覧表で比較~
このページで入力するのは3カ所。
「被写体までの距離」、「カメラの種類」、「焦点距離」です。
このうち、カメラの種類に自分の機種が無いと困りますよね。
デジタル一眼レフ:
ニコンユーザーはD70、ペンタックス・ソニーユーザーは*istD、オリンパス・パナソニックユーザーはE-1を選べば良いでしょう。
キヤノンユーザーは、メーカーのサイト内の各機種の「主要性能」で、撮影素子のサイズを調べてサイズの近い機種を選びましょう。
コンパクトデジカメ:
CCDの大きさは以下の通り
DiMAGE A1(2/3型)、C5050Z(1/1.8型)、 FZ10(1/2.5型)、DiMAGE X (1/2.7型)、FZ2(1/3.2型)
自分のカメラのCCDと同じサイズの機種を選びましょう。
焦点距離について
コンパクトデジカメでレンズの焦点距離がわからなければ、35mm換算の焦点距離を入力しましょう。
それでは、上の2枚の写真の被写界深度を計算してみます。
距離は5mとします。
まず、EOS 20D。
CMOSサイズは22.5×15.0mmなので、kiss Dを選択。
焦点距離320mm、絞りF5.6の被写界深度は・・・0.057m(5.7cm)
一方、SP-550UZは1/2.5型なのでFZ10を選択。
焦点距離84mm、絞りF4.5は・・・16.1(F4)~22.6(F5.6)cmの間。
思ったより20Dとの差は小さいですね。
それでも、SP-550UZは5mの距離・開放で撮っても20cm近い被写界深度というのは深いですね。
参考までに100-400mm、150mmマクロの最短撮影距離・開放の被写界深度を計算しました。(カメラは20D)
400mm・F5.6・距離1.8m・・・5mm
150mm・F2.8・距離40cm・・・1mm未満(F4で1mm、F5.6で2mm、F11で3mm)
望遠マクロの被写界深度は、思いっきり浅い!
下の写真は150mmマクロで、かなりアブに寄っています(F5.6)。
ピントが合っているのはアブの体のごく一部です。

皆さんも常用カメラ(レンズ)の被写界深度を計算して覚えておけば便利ですよ。
デジタル一眼レフ(EOS 20D)で撮影。
(レンズはEF100-400mm F4.5-5.6L IS)
焦点距離320mm、絞りF5.6
背景がきれいにボケています。

こちらは、コンパクトデジカメ(SP-550UZ)で撮影。
焦点距離84mm、絞りF4.5
背景のボケが少なく、うるさい感じがします。

デジタル一眼レフに比べるとコンパクトデジタルカメラは背景がぼけにくいと言われますが、これらの写真を見ると一目瞭然。
コンパクトデジカメとデジタル一眼レフでボケ方が違うのは、ピントの合う奥行き(被写界深度)が違うからです。
(デジタル一眼の方が被写界深度が浅い=ピントの合う奥行きが狭い=背景がぼけやすい。)
デジタル一眼の方が被写界深度が浅い理由は・・・
説明すると長くなるので、今回は省略(笑)
ところで、普段使っている自分のカメラやレンズの被写界深度がどれくらいか、わかりますか。
感覚的にはわかっていても具体的な数値を出したことは無いでしょう。
それでは被写界深度を計算してみましょう。
被写界深度は、レンズの焦点距離・絞り・被写体までの距離・撮影素子(フィルム)の大きさで変わってきます。
でも、数式にあてはめて計算するのは大変です。
そこで、被写界深度の計算をしてくれる以下のサイトを使ってみましょう。
被写界深度の計算 ~各種カメラ・フィルム・レンズによる被写界深度の違いを一覧表で比較~
このページで入力するのは3カ所。
「被写体までの距離」、「カメラの種類」、「焦点距離」です。
このうち、カメラの種類に自分の機種が無いと困りますよね。
デジタル一眼レフ:
ニコンユーザーはD70、ペンタックス・ソニーユーザーは*istD、オリンパス・パナソニックユーザーはE-1を選べば良いでしょう。
キヤノンユーザーは、メーカーのサイト内の各機種の「主要性能」で、撮影素子のサイズを調べてサイズの近い機種を選びましょう。
コンパクトデジカメ:
CCDの大きさは以下の通り
DiMAGE A1(2/3型)、C5050Z(1/1.8型)、 FZ10(1/2.5型)、DiMAGE X (1/2.7型)、FZ2(1/3.2型)
自分のカメラのCCDと同じサイズの機種を選びましょう。
焦点距離について
コンパクトデジカメでレンズの焦点距離がわからなければ、35mm換算の焦点距離を入力しましょう。
それでは、上の2枚の写真の被写界深度を計算してみます。
距離は5mとします。
まず、EOS 20D。
CMOSサイズは22.5×15.0mmなので、kiss Dを選択。
焦点距離320mm、絞りF5.6の被写界深度は・・・0.057m(5.7cm)
一方、SP-550UZは1/2.5型なのでFZ10を選択。
焦点距離84mm、絞りF4.5は・・・16.1(F4)~22.6(F5.6)cmの間。
思ったより20Dとの差は小さいですね。
それでも、SP-550UZは5mの距離・開放で撮っても20cm近い被写界深度というのは深いですね。
参考までに100-400mm、150mmマクロの最短撮影距離・開放の被写界深度を計算しました。(カメラは20D)
400mm・F5.6・距離1.8m・・・5mm
150mm・F2.8・距離40cm・・・1mm未満(F4で1mm、F5.6で2mm、F11で3mm)
望遠マクロの被写界深度は、思いっきり浅い!
下の写真は150mmマクロで、かなりアブに寄っています(F5.6)。
ピントが合っているのはアブの体のごく一部です。

皆さんも常用カメラ(レンズ)の被写界深度を計算して覚えておけば便利ですよ。
とっても勉強になります。
具体的な数値など考えることなく
ある意味~計算して撮らないから失敗写真ばかりなんですね・・・わかってはいても計算に弱いのが現実です
ただ、それ以外は計算する必要まではないでしょうね。
自分で数値を確認しながら計算する方が身に付くと思いますけどね(^^)
そんな私は...気にしたこと無かった(^^;)
これは親切ですね。
キヤノンの場合はレンズの種類が多い上、機種によってCMOSのサイズが違うので、深度表を載せるのは到底無理ですね。