おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

父を切る

2021年06月16日 | 田舎のこと
今、夢を見ていて…。

友達に、色々指示されて、お使いを頼まれて、その人の所へ行ったらば、お礼に見てあげると、身体のマッサージ?ストレッチ?が始まってしまった。

その人が、
「あ〜これは、相当エネルギーとお金をネズミの様な人に奪われたね」

と言い、その時に父の顔が浮かんだ。

「その人を切ると、健康面も回復するし、お金も入ってくる。何よりあなたにエネルギーを与えてくれる人が現れるよ」

と、言われた。

夢の中で、いつの間にか、イヤホンで聴いていた占い動画にリンクしていた様だ。

でも、はっきりと、ネズミの様な人にエネルギーとお金を奪われて、健康面を損なっていると言われた時に、

すぐに父の顔が浮かんだ。

それを切ると、自分に沢山の物が与えられると。
本来私が受け取るべきものが。


あ〜あ、そうだったんだ…と思った。

私には分かっていたのだ。

父は私を愛していない事を。

私がいくら弟夫婦の事を言っても、
父はどうしたって、弟夫婦の方が可愛いのだ。

私から見ると不誠実な人たちにしか見えないのに、何があっても弟達の方がいいんだ、と思った。

男だと言う理由で。

その事が、今回、嫌と言うほど身にしみた。

だから、病院で父は私に恥をかかせる様な事、弟の嫁さんに、

「あんたに会いたかった」
と言ったんだ。

父を退院させもしない、
私から見ると非情な嫁に頼る様な事を言って、これまで私がやってきた事を水の泡にしたのだ。

私はそのことに、非常に傷ついた。
胸に大きな穴が空くほどに。

だから、私には冷たく、
なぜなら私を彼らから引き離す者としか見えなかったから、
あしらう様な事をしたのだ。

なるほどね…と思った。

だったら、私にはもう選択肢は一つしかないだろう。

父を切る、
と言う事だ。

私は父に利用されるだけ、利用されたのだ。

もう、これ以上の搾取はごめんだ。

母には、父の介護を頼むと言われてたし、先祖からもお前が当主だと言われていたけれど、肝心の父がああでは、どうにもならない。

弟夫婦ラブの父を、彼らから引き離す事はできない、と思った。

ならば私の選択はただ一つ、
父を切るしかないだろうと思う。

私は父の事が大好きで、厳しい母よりも、優しい父の事が大好きだったし、父は愛情を持って私に接してくれていたことも事実だ。

その事に疑いは持ってはいない。
感謝している。

けれど、人生の最後になって、結局、選ぶのは私ではなかったのだ。

男である弟だったのだ。

それが分かった。

だから、もう、何も言うまい。

それでいいと思った。


私はもう、父を切ります。

父は弟夫婦に面倒をみさせます。
私がみることはないだろう。

父は父が選んだ道を歩めばいい。
私とは関係ないんだ、と思った。

これから、終末治療について父から聞かなければならないが、それが終わればもう見舞いにもいかないだろう。

どうせコロナで会えないし。

私と弟を常に両天秤にかけて、愛情を計ろうとした父。

そうした毒親とももうお別れだ。

私は敗れたのだ。
それでいいんだと思った。

もう、実家とは関係のない道を歩もうと思った。


父が亡くなれば、弟夫婦との付き合いもなくなるだろう。

それでいいと思う。


新リヤ王だなと思った。
父は新しいリヤ王なのだ。
現代版の。

この問題が始まった時から、
リヤ王と言う言葉が浮かんでいた。

子供達を天秤にかけて、自分への愛情を量るリヤ王。

父はまさしくそうだったんだ。

それが改めて分かった。


今日は一日、父を切る作業を行います。


そうなりました。
そうなります。


ありがとうございました。



☆それでは今日も良い一日を。











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今、瞑想していたら | トップ | 今、友達から »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

田舎のこと」カテゴリの最新記事