弟夫婦との間で、遺産相続に対し、失敗した。
けれど、それは親の財産を貰いたいと思った訳ではない。
先祖の畑を一つでも分けて貰って、子供に残したかったのだ。
うちの子供は、代々続く実家の唯一の跡取りだからだ。
だから、家賃収入の入る元実家などが欲しい訳ではない。
私はそこまで強欲ではない。
でも、妹にはそう映っているらしい。
弟が持っている家作が、私に来るよというのだが、私は人の財産など宛にしている訳ではない。
あくまで私が目指しているのは、自分で稼ぐ能力なのだ。
なのに、私にはそれがない。
その事が私を苦しめているのだ。
自分が経済的にに恵まれず、稼ぐ能力がないということが、私を悲しませているのだ。
それなのに、弟や妹には、親からの資産が入る、その事に羨ましさを感じるのだ。
妹の旦那さんには資産家の叔母さんがいて、今その相続で大変なのだが、それが終われば、彼らは財産が入るのだ。
かたや、私には何もない、
昨日はそんな事を思い知らされた。
私には、親から貰ったお金がある。
けれど、私はそれを活かすどころか、
生活費として切り崩しているのだ。
毎月毎月目減りしていく通帳を見るのが、どれほど恐怖か人は知らない。
収入のない私が、どれほど怖さを感じているか、誰も分からないだろう。
みっともないと思ったけれど、昨日は妹に嫉妬を感じた。
あなたって本当にいいわね、
とつい言ってしまった!
それだけは言うまいと決めていたのに。
帰り道、雨が降っていたけれど、
自分の人生を嘆いてしまった。
私って、なんて馬鹿なんだろうって。
自分のしたい事だけすると言って、
悪い方へ悪い方へと人生が流れていっている気がする。
離婚もし、引っ越しもして、一人きりになり、ノイローゼになり、
病気だし、お金を稼ぐ能力もなく、親から貰った遺産を食い潰している。
本当、何やっているんだろうと。
人生も終わりに近づいているのに、、、
何だか惨めだった。
私はこのまま、惨めで終わってしまうのだろうか?
他人には理解もされず、朽ち果ててしまうのか。
私が目指した作家になって生活する、ということは、そんなに難しい事だったのか。
そんなささやかな夢さえ、私には難しかったのか…と思った。
他人の財産を羨ましく思う、、、
そんなさもしい時期が自分にも来るなんて…思いもしなかった。
だから昨夜は、泣けてしまった。
だから、今日、これを書いて、
惨めな気持ちを吐き出そうと思っている。
本来なら、妹の幸せを願うべきなのだが、
嫉妬してしまうなんて…。
そしてまた、自分の不幸を呪うだなんて…。
ダメだな、私。
でも、いっぱい泣いて、いっぱい吐き出して、これまでの苦しさを、膿を出そうと思った。
決して自分の生き方を否定しないように。
きっと私も報われる日もくると、
そう信じて。
☆それでは今日も良い一日を。
感謝します。