おはなし屋パモンの日記

おはなしを書くのが大好きなパモンの日記です。

「刺激体としての乳幼児」

2009年11月25日 | 日々つつがなし
昨日、勉強していたら、こんな言葉に出会った。

「刺激体としての乳幼児」。


これだけでは一体、何のことか分かりませんね。

実は、これは、初めて子どもを持った親に起こる現象とのことです。


赤ちゃんが泣きますね。
まあ、当然のことですが・・・。

そうすると、親は、赤ちゃんに同一化すると同時に、
自分の両親とも同一化してしまうということなのです。


つまり、自分の赤ちゃんを泣いてかわいそう・・・
などと思っているうちに、自分が小さな赤ん坊にリンクして
しまい、自分が子どもの時には、両親がこんな風だった
なんて思い出してしまいます。

それと同時に、両親の立場にもなり(つまり今度は自分が親の立場になり)、
泣いている赤ちゃん(自分)を見つめるという
二重構造になってしまうというのです。



それは、別に母親だけではなく、
父親にも起こる現象なのだそうです。

不思議ですね~。

しかし、もしかすると、お子さんを
お持ちの方には、案外すんなりと理解できることなのでは
ないでしょうか?



というのも、実は私にも経験があるのです。

私の場合には、これがあとあとまで尾を引いて、

自分と子どもとの関係、そして親との関係を
どうしても一度見直さざるおえなくなったのでした。

人間というものは、つくづく不思議な生き物だと思います。

過去の記憶や体験というものは、決してなくなっているわけではなく、
いつでもチャンスさえあれば、スッと思い出されるものなのですから・・・。


そうして、前進するチャンスを与えてくれるというわけです。


ったく、大変です。
苦しい・・・です。


でも、自分の成長のためには、そこは避けて通れなかったのかな・・・?
なーんて、今ではそんなことを思ったりしています。



そんな私の体験です。

「冬の旅」

コメント
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