挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

米倉涼子「交渉人」

2008-02-07 21:34:43 | ドラマ・映画
米倉涼子「交渉人」

今シーズンのドラマで安定したストーリーのドラマ。これ以上視聴率の変動は考え難い。それなりに面白くなっているので個人的には毎週見ている。

だが、お勧めかと言われると……

暗いドラマの雰囲気を払拭したドラマだったら20%弱までいったドラマだと感じる。

ドラマ終了前にここまで書いたが、途中の展開が……になってしまった。どうもバックグラウンドを書かないドラマが多くて困る。それが面白さを失くしていることにいい加減プロなら気付いて欲しいものだ。


小栗旬「貧乏男子(ボンビーメン)」

2008-02-06 21:26:13 | ドラマ・映画
小栗旬「貧乏男子(ボンビーメン)」

コメディなんだろうなぁ……と毎回見ているがコメディに見えない。折角の演技巧者の小栗旬でもどうしようもないだろう。

出てくるシーンが数パターンなのが気になる。制作費に問題があるのだろうか? スポンサーが限られていて使う場所が限定されているのか? 

ユースケサンタマリアだけが持ち味を生かしたポジションでいきいきとした演技をしている。これでは主客逆転のドラマだろう。

これだけのメンバーでコメディドラマを作るなら裏にテーマがなければダメだろう。コメディが笑えるのは、実はその裏に人間の本質をついたドラマが隠されているからだ。

舞台俳優の太谷さん脚本に「共同執筆」というコメディがある。妻と別れたい夫が考えた究極の悪巧みが裏側にある。それがコメディの面白さを厚くしている。最近のドラマは表の面白さにこだわるあまり裏にドラマが何もないように感じる。

ドラマ不作の理由はそんなところにあるのだろう。


「ハチミツとクローバー」

2008-02-05 21:19:41 | ドラマ・映画
「ハチミツとクローバー」

成海璃子の表情がいい。とても十五歳には思えない表情だ。ただ、このドラマの役柄としての表情にはまっているだけなのか、それともそれ以外の表情もできるのかこのドラマだけではわからない作りになっているのが残念だ。

となると人情として単独での主役を見たくなる。どんな主役を演じるか。大きく化けるか、早く大人びて光が失われるか……それは後数年経たないと分からない女優に見える。

ストーリー自体は……くない。原作と違って主役を広げすぎたのが一番の原因だろう。

そして、生田君が生きていない。無理に主役に置いたのが持ち味を殺した原因だろう。ただ、主役をやったおかげで得るものも多かっただろう。脇で面白い役を今後はやってくれそうだ。

竹内結子「薔薇のない花屋」

2008-02-04 21:29:45 | ドラマ・映画
竹内結子「薔薇のない花屋」

ようやくサブストーリーのテーマらしきものが見えてきた。だが、そうなら物語と同時並行で進めるべだったろう。どうもこのシナリオライターの手法は……

「心がない人」とは何か……この展開にするならそれを最初に説明すべきだろう。「心のない苦しさ」「心のない悲しさ」「人を愛したと思いながら愛したと思えない悲しさ」……このドラマは結局サブストーリーとメインストーリーの絡みを「心」で繋ごうとしながら重要なことを説明し忘れている。

「PTSD」この言葉を知っている人は多いだろうが、意味を分かっている人は少ない。

子供の頃の「虐待」は罪が重い。本人に何の責任もなく「遁走」が起こり続けるため、結果として「心」を見失ってしまうことがある。

このドラマはその「遁走」が主人公に起こった悲劇を描こうとしたのかもしれない。だが、見て感じた事を書くとその「遁走」の罪深さまで掘り下げて調査したようには見えない。

世の中には体験としてこんなドラマ以上の人生をおくっている人間もいる。それを意識して少し角度を変えて色々な事を使って欲しかった。



宮崎あおい「篤姫」

2008-02-03 20:22:54 | ドラマ・映画
宮崎あおい「篤姫」

前振りから途中のサブストーリーの置きかた、島津家への姫への本筋と今回も面白いドラマだった。

ただ、やっぱりストーリーが遅い。この遅さが内容の薄さにつながり、視聴率に影響していると感じる。それだけにもったいない。

堀北真希「東京少年」と「ロスと・タイム・ライフ」

2008-02-02 21:00:00 | ドラマ・映画
堀北真希「東京少年」

堀北真希の天才ぶりを見るためにはいい映画だ。

さて、原作を読んでいたので期待をしていかなかった。目的は、この原作をシナリオライターがどう変えて感動するものにしたてるか……だったが。

同じシーンを2度使うとは思わなかった。せめて「いま会いにゆきます」の手法くらいは真似て欲しい映画だ。そして、この取り方ならもう少し限られた機材を生かしてせめて映画らしい作りにして欲しかった。

この撮り方をするならドラマで十分だ。その辺をどう考えているのか首をひねる。

さて、堀北真希。記者会見で男と女の使い分けがうまくいったと自信を見せたようだが、確かにそう感じた。

とすると「イケメン~」では演技を抑えて女の部分を意図して出したことになる。それが良かったかどうかは別にしても、個人的には見抜けずもう少し男の部分を強く出して欲しいという要望は適えることが可能だったことになる。

その後の「恋のから騒ぎ~」がかなりの水準だったのが「東京少年」「イケメン~」での経験からだったことがわかる。

堀北真希、もはやこの年代では頭二つくらい抜けた演技力をもっている。後は代表的な主演映画がでればいうことはない。

「ロスタイムライフ」

初回は完全に期待はずれ。一話完結でなのだから、カウントダウンされた時からスピード感を出したシナリオを普通視聴者は期待する。

今回のラストを用意するなら元恋人と本人二人で話しを作るべきだろう。後の登場人物は添え物にすきない程度に軽く扱って。そうでなければ感動がない。しかも、意外性を出したかったのか妙な三人組がホイッスルを鳴らす仕掛け。

これでは感動も薄れる。画面脇にタイムが出た方がマシだった。


「4姉妹探偵団」

2008-02-01 21:58:27 | ドラマ・映画
前田愛「4姉妹探偵団」

ストーリーは相変わらず……だが、前田愛がドラマを締めた。チャイドルから見事に脱皮していい女優になった。この演技なら主役をそろそろやってもいいような気がする。

そして、もう一方のチャイドルだが足踏みをしているようだ。時々ネットドラマに出ているのを見るが、演技をパターン化してしまっているように見える。以前からわたしがここで書いているような「悲しさ」の演技などの多様性に気付いていないようだ。

多分、自分の演技に対するこだわりが強すぎるのだろうが、こだわりに他人の意見を受け入れる心の余裕がでればこちらの元チャイドルも面白い女優になる。

いっせいを風靡した二人、並び立って欲しいものだ。