宮崎あおい「篤姫」

宮崎あおい「篤姫」

松坂慶子が最後のワンシーンで宮崎あおいをかすめてしまった。今回のストーリーは流れとしては良かったが、だんだん宮崎あおいの演技力の幅の狭さが気になりだしてくる展開だった。

特に落ち込んでいるところから、母の手紙などで立ち直る切り替えしの演技は少し難しかったようだ。今後も着実に階段を昇る展開になるだろうが、その度に気になる演技になりそうだ。

成海璃子「ライラの冒険」

成海璃子「ライラの冒険」

「ライラの冒険」は序章としてはいい出来だ。さすがディズニー作品で楽しめるつくりになっている。少し不満を言えば、物語の進み方が遅いことか。

日本語吹き替えの精霊の魔女役15歳成海璃子は驚きだ。映画の精霊はどう見ても20代半ばなのに、15歳成海璃子の声が違和感がない……これだけ毎回驚かせながら、その将来性となるとまるっきり想像がつかないのは何故だろう。

あまりにスケールが大きすぎるのか、完成されてしまったのか。このいずれかだが、後者の場合、成人以降急速に輝きが失われる傾向があるのが気になる。