竹内結子「薔薇のない花屋」
ようやくサブストーリーのテーマらしきものが見えてきた。だが、そうなら物語と同時並行で進めるべだったろう。どうもこのシナリオライターの手法は……
「心がない人」とは何か……この展開にするならそれを最初に説明すべきだろう。「心のない苦しさ」「心のない悲しさ」「人を愛したと思いながら愛したと思えない悲しさ」……このドラマは結局サブストーリーとメインストーリーの絡みを「心」で繋ごうとしながら重要なことを説明し忘れている。
「PTSD」この言葉を知っている人は多いだろうが、意味を分かっている人は少ない。
子供の頃の「虐待」は罪が重い。本人に何の責任もなく「遁走」が起こり続けるため、結果として「心」を見失ってしまうことがある。
このドラマはその「遁走」が主人公に起こった悲劇を描こうとしたのかもしれない。だが、見て感じた事を書くとその「遁走」の罪深さまで掘り下げて調査したようには見えない。
世の中には体験としてこんなドラマ以上の人生をおくっている人間もいる。それを意識して少し角度を変えて色々な事を使って欲しかった。
ようやくサブストーリーのテーマらしきものが見えてきた。だが、そうなら物語と同時並行で進めるべだったろう。どうもこのシナリオライターの手法は……
「心がない人」とは何か……この展開にするならそれを最初に説明すべきだろう。「心のない苦しさ」「心のない悲しさ」「人を愛したと思いながら愛したと思えない悲しさ」……このドラマは結局サブストーリーとメインストーリーの絡みを「心」で繋ごうとしながら重要なことを説明し忘れている。
「PTSD」この言葉を知っている人は多いだろうが、意味を分かっている人は少ない。
子供の頃の「虐待」は罪が重い。本人に何の責任もなく「遁走」が起こり続けるため、結果として「心」を見失ってしまうことがある。
このドラマはその「遁走」が主人公に起こった悲劇を描こうとしたのかもしれない。だが、見て感じた事を書くとその「遁走」の罪深さまで掘り下げて調査したようには見えない。
世の中には体験としてこんなドラマ以上の人生をおくっている人間もいる。それを意識して少し角度を変えて色々な事を使って欲しかった。