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長澤まさみ 「プロポーズ大作戦」第3話感想と「バベル」

2007-04-30 19:14:36 | ドラマ・映画
長澤まさみ 「プロポーズ大作戦」
最初の15分はラヴコメディらしさが出ていたが、松本莉緒は余計
なキャラクターだった。

そして、懸念していた長澤まさみの舌足らずなセリフ回しが今回は
数箇所出ていた。

その後の展開は興味深かった。「ケンゾー」の呼び名の謎を明かして
「敵に塩を送る」展開でラヴコメディらしく終わらせたのはなかなか
良かった。
若さが出て所々、余計なキャラやシーンがあるが振り返ると他人の事
は言えない程度の破綻だ。
このドラマは月9の視聴率は維持して最後までいきそうだ。


「バベル」
個人的な感想から行くと話題先行の映画だった。
日本人がモロッコのガイドに渡した猟銃が売られて、それを買った
モロッコの羊飼いの子供がいたずらで観光バスに発砲し、乗客が怪
我をした。そして、発砲した子供の兄が射殺されて事件は解決。

上の三行で終わる内容を2時間30分に風船のように膨らました
映画に見える。

菊地凛子の演技はバックグラウンドをほとんど描写していないので
いいか悪いのか判断できない。
ただ、聾唖者の役だったが私が触れ合ったことがある人たちとかなり
違和感があったのは確かだ。
聞こえない、話せない恐怖を抱えた内面を考えて演じているようには
見えなかった。

もっとも、この違和感は設定が無理に歪んだ性格の女子高生に落とし
込んだことにあるのは歴然としているが。

それより、もっとも忌むべきなのはこの映画で死ぬのは子供だけとい
うことだ。どういう感覚をして映画を作ったのか個人的に相当腹ただ
しく感じた。
それから、被害者の子供が都合悪く死にかねないひどい目に会うという
話の筋もこの監督、演出、脚本担当が何を考えているか考えてうんざ
りした。
面白いとか、緊迫感がでるとか考えた作ったのなら飽きれる。

また、時間軸がふらふらするのもうんざりした。そのため、回想なのか
現在なのかいちいち頭の中で整理していかないといけない。
恐らく斬新さを狙ったのだろうが、意図が分からない。

テーマは小さな過ちが大きな過ちを引き起こすといった事を伝えたかった
のかもしれないが、もう少し作り方があったのではないか。

日本、メキシコ、アメリカ、モロッコと随分薄っぺらな繋がりで作ったも
のだ。