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労働基準法とクロサギ

2006-06-14 23:38:52 | ドラマ・映画
労働者で『労働基準法』『労働安全衛生法』を知らない人が
多いので少しずつ書いていく。
これは元人事屋として最近の目にあまる労働法規を知らない
労働者に対する使用者側の態度に向けて書いていく。

『退職届け』
書式を決めている会社が多いが、その書式でなければならい
法的理由は無い。
民法第627条第1項、第2項に基き口頭、もしくは何らかの書面
(書面の方が良い)で意思表示をすれば2週間で退職できると一般
に知られているが以下の内容になる。
これは、完全月給制の場合、第2項の「期間を持って報酬を定め
~」に該当するため1日~15日までに意思表示をしないと民法上
月末に退職できないことを意味する。

尚、場合によっては受取らない会社もあるので、その場合は内容証
明で会社宛に送ると良い。その時点で効力が発生する。

『引きとめ』
引きとめで「転職先に仕事をほおりだして辞めたと転職先の会社
にいう」「損害賠償を請求」などという引きとめをされた場合は、
労働基準法第5条『強制労働の禁止』の脅迫に当る可能性があるの
で労働基準監督署に相談する旨告げた法が良い。

第5条違反の場合、1年以上10年以下の懲役20万以上300万円以下の
罰金が科される場合がある。
万が一転職先に同様な行為をされた場合は『個人情報保法』違反、
『退職時等の証明』の労働者の請求しない事項の証明となり使用
者責任による債務不履行による損害賠償請求をおこす余地がでる
可能性がある。

大分書いてしまったが、労働者側が法律を知らなさ過ぎると感じて
いる。使用者側は弁護士を使ってあの手この手でせめてくるが実は
労働問題に関しては実は素人の弁護士が多い。

理由は簡単だ。儲からないからである。労働者が死ぬような事件で
も無い限り。

事、労働問題に関しては身を守るためにも労働基準法、労働安全衛
生法を勉強することを勧める。それが泣き寝入りしないで自分を助
ける道具となる。

さて、クロサギのネタとしてこの労働基準法、などは格好のネタに
なりそうな気がする。大体が法律は都合が良いように読めばよく読
めるように出てきている。

知識と実務経験のない人間はそれで自分の権利を放棄するケースが
多々あるといわれている。
個人的にも、知らないために随分損をしてきた労働者を見てきた。
人事にいるとワザワザ助けるように動けないが、できるだけ気づく
ように仕向けてきたつもりである。
だが、残念なことに法律というだけで拒否反応を示す人が多い。
それが使用者を調子づかせるというのに。

また、残念ながら我が身に降りかからなければ捨て身の体当たりが
できないこともある。
それだけ経営とは巨大なもので、ぶつかるときは命をかける覚悟が
いる。
あなたには命と引き換えに企業責任を問う覚悟があのますか?