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挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「セレブと貧乏太郎」と「チームバチスタの栄光」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-29 00:57:56 | ドラマ・映画
「セレブと貧乏太郎」

上戸彩のキャラクターが今までのような変なキャラクターでないため、十分見て楽しめるドラマになっている。

上戸彩は、この手のキャラクターなら違和感なく演技できる。

ドラマのシナリオも比較的振れかたがいい。コメディとはいえ、ほどほどのバカバカしさなので視聴率は今後そこそこで安定するだろう。



「チームバチスタの栄光」

仲村トオルの存在感が大きい。

だが、今日の話しは院長がリスクマネージャーを指名できるなどという条文の存在が明らかになった段階でがっかりした。

不要なシーンなのが明らかになったからだが。

最初からリスクマネジメントに院長が通告すれば済む話しを大仰に作っても、こんなネタが分かっては興ざめにしかならない。

映画の方がまだスピード感があった。このドラマも立て直さないと視聴者はかなり離れていくだろう。




堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

予想通り3%以上視聴率を落とした。今週の作りからするとまだ落ちるかもしれない。

早急なテコ入れをしないと月9史上最低の視聴率を更新する可能性が高い。

シナリオが先行しているように見えたので、ここまでボロボロの月9に似つかわしくないヒロイン像で臨んでくるとは思わなかったが立て直しは相当きつい。

特筆してひどいのはヒロインの主体性の無さだろう。主役に主体性がないなど考えられない。

これは堀北真希が悪いわけではなく、シナリオライターが何を考えたか機をてらって耐えて笑顔がある普通の人が見たことがないヒロインを作ったことに原因がある。

アテガキといいながら、堀北真希が生きるキャラクターは何かという本質を考えず、大人しくて口数が少ない……といった世間の堀北真希像の上辺だけに目を捕らわれてヒロインのキャラクターを考えたのがドラマを鬱々とした雰囲気のドラマにしてしまった。

別に笑顔がある人間は明るいと人は感じるわけではないことくらい、それなりの年齢の人間なら分かるはずだが。

クリスマスに向かって陰鬱なドラマなど、誰も見たいと思わないことくらい始まる前に想像できただけに残念だ。

この段階で既に撮影が朝4時に収録が終わる押し具合になっているようだが、1話で慌ててその後のシナリオの直しをし始めたためと思われる。

かなりシナリオは先行していたように感じていたが、ほとんど使えないのではないだろうか。

第3話を読むと多少の軌道修正をしているように感じるので途中で撮影のし直しをしてシーンの差し替えを行っているように見える。

というのも、第3話の予告編が少ないと同時に携帯サイトにアップされていないことからそう感じている。

再三書いているが、ヒロインは日テレ「なまいきな女」のような雰囲気で笑顔を無理に作って生きるヒロイン像が視聴者には受け入れやすかったと思う。

第3話の予告編を見るとヒロインが、最初のキャラクターと異なる怒り方をしているようなのでここから主体的なヒロインに急速に変化させていくかもしれない。

そして、物語も当初一人一人をじっくり描写するような意図が見えたが、それぞれを絡めて展開を早くしてきそうだ。

第4話の予告編を見ないと分からないが立て直しが本格化するのは第4話以降と感じる。

第3話の編集がうまくいけば少し視聴率は上向くと思うが、番宣のために週末の午後七時代に特番を入れた方がいいだろう。

第2話では、また視聴率が下がる要素が多い。第3話の編集がうまくいっても見てもらえなければ意味がない。

そういう意味で早すぎるが1話と2話の総集編と第3話のちょい見せ番組をわたしがプロデューサーなら企画する。

もともと月9の立て直しのためのドラマがステータスの崩壊を促進させたのでは意味がない。

そして、かなり気になっているのは前向きで笑顔をたやさないヒロインと番組が始まる前はそういう設定にしていたのが、始まってみるとやけに暗いか泣き過ぎる。

辛い境遇を耐えて笑顔でいるから視聴者の共感を得られるが、泣いてしまっては半減する。

特に第2話のラストは泣いてしまってはヒロインを暗く感じさせてしまうだろう。わたしなら、弁当は落としても天を仰いだ後いかにも無理な笑顔を作って立ち去るシーンにしただろう。

その方がヒロインの悲しさ、寂しさは倍加して伝わったと思う。


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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と「イノセント・ラフ」(第2回)

2008-10-28 01:29:39 | ドラマ・映画
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

オープニングは20年前のドラマを見ているようだった。

ところで、予想が外れて3年前から植物状態だ。これはどんな意味が隠されているのだろう。

さて、あまりに佳音が自然に家に入り込んだので違和感を感じなかったが、さて他の人はどう見ただろう? 

ただ、ここまで笑っていてもネガティブに見える主役は困りものだ。主役をマイナスなポジションに置いてどう展開するのだろう? 

少し主役の心情がずれているドラマだ。多分、堀北真希自身この状況で明るい主人公という設定に納得していないため、勢い演技を押さえすぎているせいもあるのだろう。

そして、唐突な展開。勝手に入ったのはどう整理がついたのだろう……と思ったらとりあえず落ちは後からついてきた。

それにしても控えめな主役だ。堀北真希なら日テレ「なまいきな女」のキャラクターの方が本人の素顔に近いと最近バラエティなど見ていると感じている。

テレビの見た目だけでなく、本人の意思の強さや頑固さなどは少し話させたら簡単にわかりそうだが、シナリオライターはどんな話をして堀北真希をイメージしたか疑問だ。

そして、その結果どうアテガキしたらこうなるのか理解できない。

バックグラウンドがこのような状況なら強がりで明るく生きる主人公の方が共感を得られただろう。

このまま主人公のキャラクターでいって感情移入できるのはそうは多くない……と感じる。

来週は少しアクセントをつけてきそうだ。少しずつ主体的なヒロインに変化させる前兆であることを祈りたい。

基本的にこのドラマの問題は、オープニングと中押しと次への引っ張りが足りないことにある。

そして、その原因はその大切なシーンにヒロインが積極的に関わらないことにある。

どんなドラマでも最後には主役が主体的に運命を動かさなければ、視聴者の支持は得られない。視聴者は自分がなかなかできないものを望んでいるのだから。




「イノセント・ラフ」

今週は「素敵ですね」だが、先週ほどうまくはまらなかった。3回言っただけで別の展開に持っていってしまったのはもったいない話だった。



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「篤姫」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-27 08:31:27 | ドラマ・映画
「篤姫」

今週は話しがするする進んでいった。そのため、先週ほどイベントがありながら印象に残らない週となった。

一応は篤姫と和宮が和解の週というところか。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

明日、第2話。さすがに書くことがない。せめて、ヒロインが主体的にストーリーを動かすようになって欲しいと祈るのみ。

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「ブラッディ・マンディ」と安倍なつみ「トゥーランドット」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-26 06:53:22 | ドラマ・映画
「ブラッディ・マンディ」

主人公が能動的に活躍しないドラマは面白く無い……とは先週から書いている。バックグラウンドを説明しないので、誰が犯人でも驚かない。

同時に企画意図がよくわからなくなってきた。

高校生のハッカーが闘える相手にも思えない組織に、国家組織が高校生を巻き込むところが理解できない。

結局、主人公がもう少し高校生離れした冷静沈着さを見せたキャラクターであればそれなりに見ることができるドラマだが。

今期のドラマは主体性のない主人公が多い。それが低視聴率になっていることは制作側にも理解して欲しいものだ。



安倍なつみ「トゥーランドット」

時間があったのでwowowで録画したこの音楽劇を再び見た。

これを見て思うのはもったいないなぁと思うこと。

舞台の構成、台本がよくなかったためにミュージカル・演劇ファンの間では話題にならなかったが、準主役扱いで出ていた女優安倍なつみさんの演技力と歌唱力の確かさで救われた舞台でもある。

現在、低迷しているテレビドラマでなぜ舞台でも通じる演技力のある安倍なつみさんを使わないか個人的にはもったいないと思っている。

以前の問題を気にしている世間などほとんどいないだろう。近年のタレントのようにFAXで詫びて終わりではなく、あえてテレビカメラ前で謝罪した勇気を持つだけにこのままジリ貧の歌だけで終わらせるのは残念だ。

本人がしっかり自覚を持っていれば、今後は大きな問題はないと思っている。

もって生まれた主役としての華を持っているこの安倍なつみさんなどは、「イノセント・ラヴ」のようなシナリオでつまづいた感のあるドラマを再生する意味で出演させるのも手と考える。

主役堀北真希とキャラクターとして対称的なのもドラマを生かす可能性がある。しかも、「トゥーランドット」で主役を生かす演技を身につけたのも大きい。

「トゥーランドット」は安倍なつみさんがいなければ、劇場のオープニング舞台として完全に失敗作になっていただろう。

それがそれなりに見て感想が書ける舞台になったのは、準主役安倍なつみさんが舞台を縦横無尽に走り回った名演技をしたことにある。

また、安倍なつみさん自身も舞台、ドラマで活躍すれば新しいファンや離れたファンが戻ってきて再び大きなコンサートを一人でできるメリットもある。

個人的には女優としての才能が高く、歌はその才能の一部に過ぎないと思っているので女優に専念して貰いたいところだが。

と、再び見てふと思ってしまった。

特に「イノセント・ラヴ」は唯一の陽性キャラクターの内田有紀を昏睡状態で初回に使う理解できないシナリオで陽性の人間がいない状態は視聴率に大きく影響する。

この辺のバランスを取る上でも安倍なつみさんの雰囲気の明るさと演技力は、堀北真希の佳音のキャラクターを引き立てる役に立つと思っている。

安倍なつみさんが脇役として主演を立てる演技を身につけた意味は大きい。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

二話のあらすじを読むと何に比重を置いてドラマとして展開するかわからないが、シンデレラストーリーというからにはヒロインに積極的にストーリーに関わる姿勢が欲しい。

シンデレラはひたむきに物事に取り組んでいた結果、最後にはそれが役立ち幸せを掴むことになったのだから。

この「イノセント・ラヴ」のヒロインは、殉也を立ち直らせる方向に自分の気持ちを抑えて行動することで、過去の両親殺しが明らかになるとともに最後の幸せを掴む展開が理想と思っている。

初回は残念ながらそんな展開ではなかったが、三回目以降は主体的なヒロイン像
をやはり期待したい。

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「ギラギラ」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-25 00:51:36 | ドラマ・映画
<<2008-10-25他の記事>>「流星の絆」(第2回)」

「ギラギラ」

全然ギラギラしてないなぁ。原作とかけ離れてるのはいいが、それならそれなりに核となるストーリーが欲しい。

これでは佐々木蔵之助の名がかわいそうなドラマだ。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

来週、かなり視聴率が落ちる不安があるが、二話のあらすじで想像しても山場がなかなか見え難い。

佳音のキャラクターが中途半端に大人しくて明るいために視聴者の感情移入がしにくいのが一番の原因と感じる。

どこかでもう少し能動的にストーリーを動かすヒロインに変更する必要があるだろう。

二話では、池田次郎がかなり絡んでくるのでこのキャラクターの刺激で、佳音のキャラクターを少しずつつ変更していくのが違和感なく変える手段と感じる。

とにかくヒロインの主体性をもう少し大切にして欲しいドラマに一話は見えた。



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「小児救命」と「風のガーデン」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-24 01:10:08 | ドラマ・映画
「小児救命」

シーンが単調になってきている。当初の企画意図は初回で分かったが、似たようなシーンが続いて見るのが辛いドラマだ。

そして、それぞれの役割の連携がうまく見せられていないのも痛いドラマだ。

また、患者の親が今の医療問題を掛け声のようにセリフで話すのもいただけない。セリフではなく、描写で見せるシーンにすべきだろう。


「風のガーデン」

国仲涼子を何気に見て思い出した。俳優・女優の奪いあいをしているようだ。今シーズンはドラマにかぶっているのが多い。

舞台俳優出身者が多いのも最近の傾向になっている。その代わり何故か舞台で、以前テレビに頻繁に出ていた俳優・女優を見かける。

この現象、テレビで端役をやるなら舞台の方がギャラがいいためだと想像している。

そのため、残念ながら発声が出来ていない俳優・女優が多くなって舞台自体がつまらなくなる原因にもなっている。

テレビなら編集でいい所取りができるが、舞台は一発ものだからだが。最近、舞台出身者がテレビに進出しているのもしっかりした演技が一発でできるからだと想像している。

さて、今日も風のガーデンはゆったりとした時間が流れた。大人な作りなため固定的な視聴者をしっかり掴んでいるのでポイントが少なくても飽きることはない。

ただ、気になるのは神木君。役を掴むために、同じ境遇の人たちと遊んだのだろうか。このドラマで一番気になるのはその点だ。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

初回を見て自分ならどんなストーリーで構成するかを少し。

いきなり火事のシーン……これはよくも悪くもないが、個人的には自転車で2007年に佳音がバイト先に向かうシーンから始める。

次のシーンは、佳音がバイト先に入って既に過去を知られたシーンにしてしまう。1シーン飛ばしても後で意味が視聴者には分かる。

そこで、火事のシーンと焼け跡で兄妹がいて刑事が兄を連れていくシーンで佳音が泣き叫ぶシーンを作る。

次に2007年に戻り、画面を縦割りにして、携帯に心配した父親の親友からの電話。内容は辛くなったら戻ってくるように、前みたいに旅行でもして笑って暮らそう……みたいな。

そして、回想。父親の親友宅への張り紙。破り捨てる父親の親友。それを見ている佳音。

今回のヒロインの一番の問題はなぜ悲惨な過去を持ちながら笑っていられるかにある。そこを補うワンシーンは必要だった。

人は自殺したくなるほど悲惨な状態にあるとき、何か記憶に残るいい出来事があるとその後再び悲惨な出来事があっても、過去の楽しい出来事を糧に表面上明るく生きられる……というのは経験から書いている。

と、ファーストシーンから少し考えてみた。

さて、今日「とんねるずのみなさんのおかげです」に堀北真希が出ていたが、最近バラエティを見ていると今後の女優としての成長が心配になる。

あまりに気持ちに余裕がなくて頑固さが際立って見える。まだ、二十歳になったばかりだというのに、これだけ頭が固くては才能を止めてしまわないか心配になる。

年齢の割りに多彩な演技を今は見せているが、どれも経験の割りには素晴らしい演技だ……ということは意識して欲しい。

とそろそろ苦言も入れながら感想を書く気になっている。
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「OLにっぽん」と「相棒」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-23 00:13:26 | ドラマ・映画
「OLにっぽん」

課長をとばしてその部下にリストラ候補を選ばせるということは、課長を信頼していないといっていることと同じことだ。

ということは、部長がリストラしたいのは課長となるのが自然だが。

それにしても、誰もチェックしないで仕事を進める体制の会社など大企業に限らずそれなりにしっかりしている企業ではありえない。

だが、総務の人員からは本社で1000名は超える大きな企業に見えるが。

このドラマ、ところどころ今の日本企業が抱える問題点を指摘しているが、あまり共感を感じないのは下調べがかなり不足しているように見えるからだ。

今回のテーマ、マネジメント能力不足による問題発生だが、その答えをドラマ内で用意していなかった。

課長に対する報連相というのは、基本的なことだが、それを指導していないで土下座で問題を解決する課長はありえないだろう。

その他、このドラマは毎回下調べ不足に見えるシナリオの展開を見せる。そのため、主演の観月ありさが生きていない。

とても「ハケンの品格」と同じシナリオライターとは思えないとここのところ感じている。



「相棒」

映画のような出だし。これは映画ヒットご褒美初回ドラマだろう。そのため無理に前後編に分けて作ったため展開が遅い。

来週はその分早い展開にして欲しいが材料が前半で出つくしたので、来週もテンポが速くなるとは思えない。

通常テンポは3話からということで見るしかない。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

第2話のあらすじと動画が出ていた。来週も佳音に1シーンくらい世間一般から見て奇妙な行動をとらせるような気がする。もっとも、初回ほど多くはなさそうだが。

この辺は感想として既に出しているので、今後は失くして欲しいシーンだ。ヒロインへの感情移入を普通は確かに妨げる。

さて、第2話の話しの流れは雑誌記者の池田のストーリーと佳音と殉也と昴の話しを平行して流すようだ。

特に、雑誌記者の池田と耀司の絡みは面白い展開がありそうだ。

無罪を主張しながら池田には佳音のために火事を起こしたと不自然な言動をするところから、池田が当時の状況調査をし不審な女性が家周辺にいた……といった話にもっていきそうだ。

佳音の方のストーリーは、佳音と殉也と昴の二等辺三角関係にこの段階で佳音に気付かせるかどうかでその後の展開が違う。

わたしならヒロインの佳音を能動的に動かしたいので、早めに昴の気持ちは気付かせる。

視聴者の共感を得るためには、ヒロインは能動的に動く人物でなければならいと思っているからだが。

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「セレブと貧乏太郎」と「チームバチスタの栄光」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-22 08:00:55 | ドラマ・映画
「セレブと貧乏太郎」

上地人気の凄さが視聴率で分かる。また、ドラマのテンションが高いので中味が薄くても見ていて辛くない。

また、上戸彩が唯一背伸びしないで演技できるキャラクターなのもプラスに働いている。このドラマ、上戸彩ドラマ一の平均視聴率は取るだろう。

それにしても、上戸彩の初のキスシーンには驚いた。

このドラマ、主人公が能動的に動いて脇の女優、俳優もきっちり描写されているので初回の視聴率よりさほど下がらなく見える。

この調子で最終回までいけばそれなりのドラマだろう。



「チームバチスタの栄光」

伊藤淳史が仲村トオルに完全に演技力で食われてしまっている。また、手術シーンが雑なために緊迫感が感じられない。

「医龍」を見てしまっているとそういった点が目についてドラマを醒めた目で見てしまう。

ドラマ用の結末を用意しているそうだが、肝心の手術シーンが雑では結末を見せられたときに興ざめになる可能性がある。

間違っても最終回に見た事がない説明シーンで謎解きなどして欲しくない。なぜなら、ナゾは毎回見せて視聴者のうち気付く人には気付かせないとこの手のミステリーは成立しないからだ。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

好意的な新聞では堀北真希主演で最高の視聴率16.9%、厳しい新聞では月9、5作振りの20%割れとなっているが、今回は堀北真希に責任をかぶせるのはかわいそうだろう。

内田有紀、成宮だけでは脇役としてのインパクトが薄すぎる。後二人ほど脇役で知名度と人気がある俳優女優がいないと20%は難しい。今回、制作サイドはシナリオ以外の準備に出遅れた感がある。

そのあおりがシナリオと演出に出てしまっているが、ここまでシナリオが平板になっては次回最低3%程度下がる可能性がある。

また、これでアテガキというのは違和感がある。

普段の話しぶりと雰囲気のキャラクターになっているが、バラエティなどを見ると活動的ではっきりものを言い、やや頑固者であることが本人の本当のキャラクターに近いと感じている。

これは本人と話すだけでなくここ1年のバラティ出演番組を2、3本見ていれば気付けたキャラクターと思う。

このキャラクターだと力強く能動的に自分の人生を明るく切り開くヒロイン像で、このドラマのヒロインが作られたのではないか。

また、この場合の方が視聴者の共感を得られやすかったろう……とはいえ、今更そのキャラクターにはできないのでドラマのキャラクターでどう動かすかを考えたい。

ただ、能動的なヒロインに成長はさせられるはずなので、一話で出た弁護士の話しを生かして弁護士役に知名度と実力がある俳優を配してヒロインを成長させて欲しい……わたしならその程度の軌道修正は思いつくが、有名ライターは初回の反応でどう変えてくるだろうか。

ちなみに、佳音の場合、お金がなくても刑事被疑者弁護援助という制度で弁護士への依頼はできるはずなのでぜひそんな展開にして欲しい。

2話は撮影と編集は終わって動かせないと思うが、中盤にできれば編集で動きがあるシーンを挿入して欲しい。

3話以降はスピード感を出すシーンを始まりと中盤と終わりに作って視聴者をひきつけるべきだろう。

これは心理学でいう緊張と緩和の効果を考えての話しになる。

「ラスト・フレンズ」が最終話を除いて成功したのは、DVやバイクといった動的なものと静かな風景やシェアハウスという静かなもののバランスがうまく取れた結果と考えられる。

加えて、先に書いたように主人公たちがそれぞれの問題に前向きに取り組む姿に共感を覚えたため……という極めてシンプルな理由にシナリオライターには気付いて欲しいものだ。

さて、2話がアップされているので3話の展開に関する希望は明日……書くだろう。
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堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」と「イノセント・ラフ」(第1回)

2008-10-21 01:41:05 | ドラマ・映画
堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

嫌な予感があたったようだ。堀北真希、北川君以外スケジュール調整で初回に間に合わなかったように見える。

かなり初回のシナリオは手直しが入って当初予定のラストが変更されたとしか見えない。

そのため、主演堀北真希、北川君で初回はほとんど動かす必要が出たように見える。

初回を見る限り予想通り、佳音と耀司の血のつながりは疑問に見えてきた。

恐らく事件のカギは義理の兄妹が原因と集約するように感じるが、「義理」でない可能性で「妹」を「女」として見ている「兄」もある。

聖花が6年前の佳音の事件と繋がるのは、わざわざ殉也が7年前のクリスマスの話しをだすことでほぼ間違いないだろう。

ベッドで寝たきりの状態なのも、恐らく6年前からと来週あたりで明かされそうだ。

昴が殉也に愛情を感じているのも少しシーンを入れすぎているくらいに感じる。

この物語は、前年のクリスマスから今年のクリスマスまでの話しなのだろう。

話しの作り方としては6年前の火事に池田次郎を使ってどこかの時点から遡ると同時に、もう一方では今年のクリスマスに進行していく作りになるだろう。

ただ、どこで俳優陣の折り合いをつけるかわからないが、北川君の演技はあまり前面に出ないようにしないといけない。

今週の長いセリフは多用しないようにしないと限界が見える。

北川君以外は全て俳優・女優なので、その中でフォーカスを当てた演技をさせるとやはり浮いてしまうのは仕方がない。

今週を見るとかなり気になるのでセリフ短く、シーンは短くインパクトあるように演出・脚本で支援する必要があるように感じる。

結局、初回としては動きが静か過ぎてインパクトに欠けるスタートになってしまった。俳優陣のクランクインが9月13日だというが撮れたシーンはそう多くないのだろう。

心理描写を深く描くなら「風のガーデン」のようなシーン割りをきっちりしないと感情移入はやはりしにく。

初めに火事のシーンを持ってきたのはいいが、中盤にもう一つ動きが欲しいドラマだった。

今回、ほぼ堀北真希が主演としてストーリー全てを動かしたが、当てられたキャラクターが活発でない人物であるため物足りないストーリーに感じる原因になってしまった。

俳優陣を初回にあまり使わないなら、せめてどこかに誰が起こした事故か分からないシーンを混ぜてワンクッション置いてラストの聖花に繋げた方が次回に視聴者を引っ張ったような気がする。

そして、堀北真希はやはり恋愛表現が苦手なようだ。「イケメン~」での小栗旬に対する表現と同じ表情をしてしまっている。

この辺は、ラヴストーリーの舞台を何本か観る事を勧めたい。擬似恋愛体験を重ねれば堀北真希ほどの才能があれば、今回のドラマでもう少し違った表情ができるだろう。

そして、佳音の中学時代を同じ事務所の沢木ルカがやっていたのが少し面白かった。「打撃天使ルリ」では面白い中性的な雰囲気をだした演技をしていた。

この将来の女優候補は才能があると思って見ている。数年後が楽しみな候補だ。


「イノセント・ラフ」

これはいい企画だ。半分しゃれでやっているようだが、北川君の演技への慣れの狙いもあると感じる。

今週は「そうですね」を使ったイントネーションの違いによる表現の違いの回のようだ。

この短いセリフなら違和感なくイントネーションを変えて演技ができている。

終わりの頃には肝心のドラマにいい影響として出てきそうだ。
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「篤姫」と「イーグル・アイ」と堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

2008-10-20 00:03:24 | ドラマ・映画
「篤姫」

今週は「家茂の死」が大きなテーマのはずが、帯刀夫婦の話しの方が面白くそのテーマが隠れてしまった。

そのため、天璋院と和宮の関わりがかすんでしまった。




「イーグル・アイ」

アクション映画好きの人間ならある程度満足できるスピーディな展開。ただ、ストーリーは、派手なアクションほどに面白くはない。

途中から答えが分かる作りは、ナゾの置き方としてはよくない。最後はありきたりのラスト。



堀北真希月9初主演「イノセント・ラヴ」

いよいよ明日からだが、何故か携帯サイトの方が充実している。予告編もテレビCMより長く宇多田ヒカルの曲もバックにしっかりかかっている。

ちなみに宇多田ヒカルの曲はもう少しアップテンポにするかと思ったが、それほどアップテンポの曲ではない。その意味で少し悲しいドラマに感じる。

最近の明るいドラマや展開の早いドラマに対抗してじっくり登場人物を描写するドラマのようだ。

特に第一話のあらすじのくわしさは逆に最近見ないドラマだ。それだけに、一話はそれほど見て面白く無いという感想はでにくいストーリーに読めた。

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