山登りが好きな私に合わせて計画してくれた8月終わりの室堂。
1年前から立山・雄山に登ろう!と誘ってくれた89歳。
いいね!と賛同してくれたのは、その昔立山縦走もした山女81歳、でももう杖がないと歩けない。
だけど二人とも不安が全くないみたいだから、私も楽しみのほうが勝ってしまった。
夜行バスで富山駅まで。
富山駅で合流し、6時半発の室堂9時着の夏山バスに揺られて。
いざ決行となると、やはり雄山登山なんて無理。
二人を室堂で待たせてという案もあったけれど、それもなんかいや。
バスの乗降もやっとの中で、室堂の地に降り立った時は霧の中。
何度も足を止め、景色を見つめ、空気を吸って石畳を一歩一歩。
またこの景色が見られる日が来るなんてねぇ…
チングルマの綿毛が一面に広がる光景は忘れがたい。
みくりが池を臨むところまで頑張って歩き、
あとはホテル立山に戻りティーラウンジりんどうで休憩をしてもらう。
その間にまた戻って、みくりが池をぐるっと散策。
温泉が湧く硫黄の匂いに圧倒されたり、
こそっと喫茶みくりでチーズケーキを食べたり、
時折気まぐれに霧が取れて晴れ間が出た時の素晴らしい風景ったら…
幻想的なみどりが池、山小屋最古という立山室堂山荘や玉殿岩屋までの道のりの高山植物の数々、
十分夏山を堪能した。
振り返って雄山、来年こそはここを登ろうと心に誓う。
お昼はホテル立山の和食堂たてやまで。
ローストビーフ重をいただく。
その間にどうやら結構な雨が降っていたみたい。
なんてタイミングが良かったんだろう!
帰りも夏山バス利用で、14時半室堂発富山駅17時着で。
2022.8.26 今年は夏山がないと嘆いていた私に最高の山のプレゼント。
時期的に行こうかどうしようか悩んだりもしたけれど、
思い切って行って本当によかった。
誘い出してくれたことに感謝!