私感・雑感

平和、平穏。

安全、安心。

でもそれらを脅かすものは許さない。

橋下さんへ ―セクハラ校長のこと―

2013年09月13日 | 政治
あなたが子どもを通わせている学校にあなたの妻が授業参観などで行ったとき、校長があなたの妻の腰や胸を触って、しかもそれが他の保護者含めて複数回あったとしたら、そんな報告を妻の口から聞いたら、果たしてあなたはどうする?

「許容性のない世の中は嫌」と言うあなた。

じゃあ、あなたの妻に校長がセクハラして、研修後にまた校長として戻ってくるのも平気なのか?
セクハラ校長が復職した後にその学校に子どもを通わせるのも平気なのか?

もし復職したとして、仮に違う学校に赴任したとしても、教職員・児童・保護者から事前に猛反対が出るだろうし、あるいは反対を押し切って赴任させたとしても現場は混乱するだろう。

教職員だって、セクハラオヤジが来た、って思うだろうし、児童も保護者も「セクハラ校長」「前科者」「スケベおやじ」って感じでまともに接しようとはしないだろう。

多分各家庭で保護者が「校長先生とお話しちゃいけませんよ!!」なんて言う可能性も大。

あるいは同じようなケースがあなたの身に降りかかった場合、我が子に校長の悪口や批判的言辞をひとっっっっっっ!!ことも言わない10,000%の自信はあるんだよね。

……おそらく校長には誰も口きいてくれないかも知れない。それでまともに校長としての権能を発揮できるのか甚だしく疑問だ。
最悪、ボイコットかストライキにでもなるんじゃないのかな。

「許容性のない世の中は嫌」
嘘は言わないでほしい。
あなたの出自のことについて週刊誌が色々と論じたとき、猛烈に批判したのはあなた。許容しなかったよね。
パー券買った人しか入れないところで、マスコミの悪口を散々言いまくってたあなた。
マスコミを許容してないよね。

本当に許容性のある世の中が好きなら、
マスコミの悪口言いまくったり、週刊誌を猛烈に批判したり、するはずないよね。

自分自身に対する批判的な意見や感想、それらに対して誠実に対処できていないあなたが言うべきセリフではないと僕は思う。
嘘を言った意識がないのなら、いい加減に気付いてほしい、自己矛盾に。

身内とか自分の肝いりで起こした政策での失敗にはおおいに許容性を発揮し、自分の嫌な部分に対する意見には全く許容性を発揮しない、という自己矛盾に。

難しいことかも知れないけどねぇ。。。。

安倍さんへ ―2020年東京五輪開催のこと―

2013年09月13日 | 政治
例えば勤め人世帯で、働き手の誰かが解雇や倒産などで職を失ったり、あるいは自営業の世帯で、例えば商店ならライバル店が近くにできたり、あるいは農家なら天候不順で不作になったりして、生活が苦しくなったとき、生活費とホームパーティをする費用と、常識的には、どちらを優先するものだろうか。

7年後の五輪が東京に決まったとき、正直なところ……僕は非常に残念に感じた。

その理由は、どう考えても、震災の復興、住宅建設、除染の推進……等々、その前にやるべきことは山積みのはずだからだ。
正直なところ、五輪が来なくっても誰も困らないと僕は思う。
ホームパーティをしなくても生きてはいける。

だけど、今現に、東北で、あるいは全国各地の避難先で、震災のせいで困っている人たちは沢山いる。

長年住み慣れた土地を追われ、家を奪われ、田んぼと畑を奪われ、海を奪われ……
そして最愛の家族を失い……
そういったかたがたの気持ちにもあなたは思いを馳せたことがあるのだろうか。

状況はコントロールされている、なんて嘘は言わないでほしい。

太平洋に汚染水が流出して海が汚れて、これでもコントロールされていることになるのだろうか。

もっと遡って言えば、原発が2年半前に壊れたことそれ自体が、アンコントローラブルだと僕は思う。

地震で壊れようが津波で壊れようが同じだ。

何があっても壊れない原発、そんなもん無理に決まってらあ。

絶対安全、なんてことはないんだから原発なんて止めるべきだ。
放射能と人間は平和共存なんてできっこない。少なくとも今の技術では。

しかしながら、7年後に五輪は東京に来る。
東京と日本の安全を世界中にアピールした以上は、大嘘ついた以上は、おおみえ切った以上は、そのときまでに優先すべき課題をひとつ残らず片付けてくれ。頑張れ。

結構難しいかも知れんが。

無題

2013年09月09日 | 日記
本当に、秋や冬が来るんだろうか、と思えたほどの……猛暑、の夏だった。
暑さのあまり、落命されたかたがたも例年になく多かったようだ。

いつまでも厳しい残暑が続くんだろうなあ、と半ばウンザリしながら先月下旬はそんな気持ちでいたが、
2週連続の週末の大雨で、かなり過しやすくなってきた。

厳しい残暑と覚悟していたから、この涼しさはありがたい。
それに、猛烈な暑さに体が慣れるたせいもあるのか、平年並みとか30年以上前の気温の日があると、非常に涼しく感じる。
ま、人間の体って、絶対的な尺度だけでなく、相対的な感覚ってあるんだなあ、って思った。

気象庁も、何から何まで異常尽くめの夏だった、って考えてるようだしな。

ん?そういえば、今年は……夏の終わりを告げるツクツクホーシの声が……全くといっていいほど聞こえてこない。
クマゼミやアブラゼミがおとなしくなると、それとほぼ入れ替わるように、ホウシゼミの声が聞こえるのが例年なんだが……
もしかして、積算気温が暑過ぎて早々と鳴いていたために、他のセミたちの大合唱に紛れて聞き取れなかった、ってことなのだろうか。
あるいは逆に暑過ぎて出てくるのを躊躇っていた、とかなのかな?
あるいは僕の住んでるところより自然度の高いところだとまた違ったのかも知れない。
う~~ん、謎だ。

そんなことも考えながら、ときどき散歩すると、これまではあまり気づかなかったのだが……ここ数年で、周囲の田畑のようすが微妙に変化していた。

僕の住むところの徒歩圏内は、駅から遠いこともあるのか、完全に開発され尽くしたわけではなく、未だ田畑が宅地の間にちらほらと散見するようなところだ。

例年この時期だと、畑では夏野菜が少し寂しくなり、田では収穫を待つ稲穂が頭を垂れるものだったが、いつの間にか、2箇所ほどだけだが、畑での耕作がなされなくなり、稲の生育が見られなくなっていた。
多分、今年か去年くらいからだったような気もしないわけではない。

そしてその畑には、老人福祉施設が、田にはマンションが、それぞれ建つと立て札には表示されていた。

マンションも福祉施設も必要ではあるのかも知れないが、農地が失われることが、やはり寂しい。