私感・雑感

平和、平穏。

安全、安心。

でもそれらを脅かすものは許さない。

無題

2013年09月09日 | 日記
本当に、秋や冬が来るんだろうか、と思えたほどの……猛暑、の夏だった。
暑さのあまり、落命されたかたがたも例年になく多かったようだ。

いつまでも厳しい残暑が続くんだろうなあ、と半ばウンザリしながら先月下旬はそんな気持ちでいたが、
2週連続の週末の大雨で、かなり過しやすくなってきた。

厳しい残暑と覚悟していたから、この涼しさはありがたい。
それに、猛烈な暑さに体が慣れるたせいもあるのか、平年並みとか30年以上前の気温の日があると、非常に涼しく感じる。
ま、人間の体って、絶対的な尺度だけでなく、相対的な感覚ってあるんだなあ、って思った。

気象庁も、何から何まで異常尽くめの夏だった、って考えてるようだしな。

ん?そういえば、今年は……夏の終わりを告げるツクツクホーシの声が……全くといっていいほど聞こえてこない。
クマゼミやアブラゼミがおとなしくなると、それとほぼ入れ替わるように、ホウシゼミの声が聞こえるのが例年なんだが……
もしかして、積算気温が暑過ぎて早々と鳴いていたために、他のセミたちの大合唱に紛れて聞き取れなかった、ってことなのだろうか。
あるいは逆に暑過ぎて出てくるのを躊躇っていた、とかなのかな?
あるいは僕の住んでるところより自然度の高いところだとまた違ったのかも知れない。
う~~ん、謎だ。

そんなことも考えながら、ときどき散歩すると、これまではあまり気づかなかったのだが……ここ数年で、周囲の田畑のようすが微妙に変化していた。

僕の住むところの徒歩圏内は、駅から遠いこともあるのか、完全に開発され尽くしたわけではなく、未だ田畑が宅地の間にちらほらと散見するようなところだ。

例年この時期だと、畑では夏野菜が少し寂しくなり、田では収穫を待つ稲穂が頭を垂れるものだったが、いつの間にか、2箇所ほどだけだが、畑での耕作がなされなくなり、稲の生育が見られなくなっていた。
多分、今年か去年くらいからだったような気もしないわけではない。

そしてその畑には、老人福祉施設が、田にはマンションが、それぞれ建つと立て札には表示されていた。

マンションも福祉施設も必要ではあるのかも知れないが、農地が失われることが、やはり寂しい。