私感・雑感

平和、平穏。

安全、安心。

でもそれらを脅かすものは許さない。

安倍さんへ ―2020年東京五輪開催のこと―

2013年09月13日 | 政治
例えば勤め人世帯で、働き手の誰かが解雇や倒産などで職を失ったり、あるいは自営業の世帯で、例えば商店ならライバル店が近くにできたり、あるいは農家なら天候不順で不作になったりして、生活が苦しくなったとき、生活費とホームパーティをする費用と、常識的には、どちらを優先するものだろうか。

7年後の五輪が東京に決まったとき、正直なところ……僕は非常に残念に感じた。

その理由は、どう考えても、震災の復興、住宅建設、除染の推進……等々、その前にやるべきことは山積みのはずだからだ。
正直なところ、五輪が来なくっても誰も困らないと僕は思う。
ホームパーティをしなくても生きてはいける。

だけど、今現に、東北で、あるいは全国各地の避難先で、震災のせいで困っている人たちは沢山いる。

長年住み慣れた土地を追われ、家を奪われ、田んぼと畑を奪われ、海を奪われ……
そして最愛の家族を失い……
そういったかたがたの気持ちにもあなたは思いを馳せたことがあるのだろうか。

状況はコントロールされている、なんて嘘は言わないでほしい。

太平洋に汚染水が流出して海が汚れて、これでもコントロールされていることになるのだろうか。

もっと遡って言えば、原発が2年半前に壊れたことそれ自体が、アンコントローラブルだと僕は思う。

地震で壊れようが津波で壊れようが同じだ。

何があっても壊れない原発、そんなもん無理に決まってらあ。

絶対安全、なんてことはないんだから原発なんて止めるべきだ。
放射能と人間は平和共存なんてできっこない。少なくとも今の技術では。

しかしながら、7年後に五輪は東京に来る。
東京と日本の安全を世界中にアピールした以上は、大嘘ついた以上は、おおみえ切った以上は、そのときまでに優先すべき課題をひとつ残らず片付けてくれ。頑張れ。

結構難しいかも知れんが。


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