さよなら !? ケータイブロガー銭形K!!!

齢 六十弱w それでも、青春を上書き更新し続けるオッサンの亡備録 かも… かかってこいやあ‼‼

『愛のむきだし』文庫版

2012-02-26 17:29:58 | 真のパンクス!園子温の世界
2月23日エントリーの
『うつしみ』園子温(1999)のアクセス数が半端ない
2月24日の、この記事へのアクセスが約330、勿論過去最高
この日の全体での閲覧も900近く、こちらも過去最高
昨日は更新しなかったのに、この記事が70ほどの閲覧あったので全体でもそれなりの数字になった

Why?何故…

何故、この10年以上前のインディー映画にこんなアクセスが?
それに、キーワード検索でも「うつしみ」や「園子温」でアクセスある訳でもなく…
原因不明でこの記事がアクセスが多い……

とゆー訳で園子温、
『愛のむきだし』ノベライズ文庫版
3年前の映画公開直前に新書で発売
この1月に文庫化されたのを購入
凡百の映画ノベライズと違うのは園子温自身が書き下ろしてると云う事
映画は数え切れない見てるのでストーリー的には発見はないし、映画で観る圧倒的ダイナミズムは感じられない
逆に映像で表現できない精神的機微=映画のモノローグ同様、ユウ・ヨーコ・コイケの一人称で語られる
映画にはないカオリの一人称モノローグもある
園監督の好きな「磁石と砂鉄」の話しも
話しは戻るが、園作品について廻る「大いなる空洞=CAVE」は99年の『うつしみ』でも既に提示されている


小説単体として、映画を知らない人がこれを読んでどうこうとは想像できない
恐らく自分のように映画版を好きで好きでたまらない人が作品世界を捕捉する意味で読むのだろう
大多数は

そういう意味では不特定多数にはお薦めしない
映画は文句なしお薦めだが

ただ、最後の一行
映画にはない、かなりオカルティックな余韻がある

それと、『桂子ですけど』、『うつしみ』、この小説のラストシーン
この人・園子温が雪が好きなのがよくわかった


.