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満島ひかりの女優力について、その弐拾禄『ラビット・ホラー』

2012-02-28 20:46:00 | 満島ひかりのむきだしでも、生きてゆく3D

私・Kはんは実はかなりのホラー好きで「ジュオナー」なのだ(←なんやねん!?ジュオナーって)
まあ『呪怨』フリークってコトw
大体2年サイクルくらいで見直したくなる
ハリウッド版は全部ギャグだけどね~
あ!ビデオ版2作、レンタル落ち中古VHS、DVDに落とさんと…

で 『呪怨』といえば清水崇
清水崇といえば『呪怨』

『呪怨』の清水崇が、満島ひかりで撮ったのが
『ラビット・ホラー 3D』

何度か書いてるが、Kはんが彼女にハマッたのは去年の10月なかば、丁度『ラビット・ホラー3D』のロードショーが終わった直後
だから初見は先週のDVDリリースでようやく
そして、3Dではない…

いや、これは…
劇場での3D鑑賞でないと、この作品の魅力は7割減だろう
清水崇が(今作で劇中劇でも出てくる)前作『戦慄迷宮3D』に対するリベンジとして、徹底的に3Dで撮る事に拘って作った事が2D映像越しにもありありと感じられる
マジでこれを当時劇場で3Dで観れた人が本当に羨ましい
ウサギのぬいぐるみが飛び出すシーン、飛び散るタンポポの種子、奥行きを強調した画面…
ここまで作り手が確信的に3Dを意識して撮ったモノは他にないだろう
ストーリー的にも3Dに関係ある訳だから
だからこそ、これは劇場で3Dで観たかった………


最近の清水作品はあまり怖くなくなった
これも有名な童話ふたつを下敷きにした、ホラーと云うよりダークファンタジー
2005年作『輪廻』に通じる設定のどんでん返しで見せるミステリー

満島ひかりはモノローグ以外はほぼセリフ無しの特殊な演技
まあ、既にこれくらいの芝居は出来て当たり前と麻痺してる自分に気付くw

彼女の芸歴の中で、清水ホラーの主演を張ったと云う一頁
役者としての力量的にはホラーで恐がらせる側も充分に出来るし、見てみたいが今の彼女のポジションではもう無理か…
いやいや黒沢清作品とかで真に怖い役、人が怖い映画、サイコホラーで最高に怖い“人”とか見てみたいと妄想してみる




最後に、清水崇が今作のプロモーション時のインタビューで満島ひかりを有り得ないほど絶賛してたので、それをまんままる写しで~
「奴は癖のある匂いたつような本能的な人間で、だから本気でいい女優です(笑)。 まだ若いのに骨太な感じを受けるのは、“こなせればいい”的な手抜き芝居を一切しない。 そんな生意気さや不安定さ、でも真っ正直に精一杯自らを模索している感じが実に気持ちいい人間だな…と。 うわべや見え方ばかり気にして、事務所の保護の中で“気持ちの見えないごっこ芝居”をする日本業界の中ではめずらしく、素直で賢く不器用な女優だと思う。 ともすれば、『濡れ場や汚れ役をこなせれば実力派?全て体当たり演技?』みたいな陳腐な評論で挙げたり蔑んだりしか出来ない世界で、よくぞ生きてきてくれていたな……ってうれしくなるような女優さんですよね。
~中略~
誰しも(特に俳優や女性は)周りと比べて自分への評価ばかりを欲しがちですが、彼女は自分独自への野心を持っている。 絶対に強いと思います。
本人が言っていたことですが、初映画が子役時代の『モスラ2 海底の大決戦』で、「その時の演技が今では見ていられない位下手で…」とキャッキャッ言っていて(笑)。 無責任だなぁと思いましたが、そういう事を平気で言えるのは、今のわたしは全然違うという自信と成長の現れでもあって……。 結婚もしたようだし、もう少し大人になったら、“息つく間もないようなギラつくキリキリ芝居”から“程よく力の抜けた、弱くて賢くない役”でも仕事をしてみたいですね。」


大絶賛…
ホラーしか撮れんくせにw

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