9月13日(月曜日)
昼からは、尾埜合同法律事務所で、9月末に開催されるとある裁判案件での証人尋問に向けて、最終段階の打ち合わせ。
クライアントと、金澤 昌史弁護士、そして、浅野 永希弁護士、そして井元 亨弁護士が打ち合わせに入ります。
1年ほど前、この案件のご相談を受けた私は、金澤弁護士に加え、浅野弁護士にも参加を要請しました。
当時は、彼ら2人が、事件を共同受任という形で担当し、弁論準備を重ねてきました。
事件も結構難しい案件ですが、事務所をまたいで弁護士が共同受任し、依頼者が同席し、毎回の打ち合わせをおこなってきたことが、大きな特徴の案件です。
証人尋問についても、依頼者と綿密な打ち合わせの上、各担当の弁護士が、どのような意図で、どのような尋問をおこなうのか、素人の依頼者のも解るように、丁寧に書面に起こし、何度も修正を加えてきました。
ある意味当たり前のようなスタイルですが、この業界ではかなり丁寧なスタイルだといえます。
1年間、すべての活動を表に出して、みんなで議論してきただけあって、各弁護士ともごまかしたりすることはできず、時には厳しい批判も受けながら、前に進めてきましたので、それぞれが成長されたように思います。
金澤弁護士は、自分のことだけでなく、主任弁護士として全体を見渡すことが要求され、一兵卒を気取って楽をすることができませんでした。
最初は、その統率力に疑問が呈せられ、依頼者との関係や弁護士間の協労が、随分ぎくしゃくしました。
まだまだ十分とはいえませんが、随分成長されたように思います。
浅野弁護士は、キャリアが浅いことから、最初は金澤弁護士に随分遠慮され、思うことがあってもなかなかそれを表現されませんでした。
気持ちは分かりますが、依頼者との関係では、年次は関係のないことです。
いろいろな葛藤の中から、随分成長なさったと思いますね。
元々、随分シャープな頭の持ち主です。
証人尋問では、思うとおりにやっていただききたいですね。
井元弁護士は、今年から事務所に参加したため、すべてが初めてのことでした。
当初は依頼者から厳しいご指摘もいただきましたが、それを糧とされ、随分腕を上げられました。
証人尋問でも、尋問を担当することになりました。
思い切ってやっていただきたいですね。
打ち合わせの後は、いったん解散し、場所を移しての会食。
こういった時間が、依頼者との距離を縮めるのでしょうね。