勝ちゲーム後の月曜は、TV各局のアルビ報道が本当に楽しみです。昨日もNST、TeNY、BSN、NHK、UXと、県内放送局5局のすべての夕方の情報番組で、253日ぶりのホーム戦勝利を大きく報道していました。谷口の同点弾、小見の逆転弾、そして涙のインタビュー……。何度見ても興奮し、何度見ても貰い泣きしてしまう、感動と感激の湘南戦でしたね。皆さん、本当におめでとうございました。
ただ、各局のアルビ報道には共通している部分もありますが、他局とは一味異なる視点を投入している局もあり、それを比較するのも面白くて楽しいです。選手や監督のインタビューも全局で放送されましたが、当然全てのインタビュー映像を流すわけではありませんので、「インタビューのどこを切り取って流すのか?」というのは各局のカラーが出ます。特に特徴が顕著なのはBSNです。昨日の報道でも、ボクは「今シーズンのBSNは一味違うな」「サポーターが知りたい情報をBSNは放送してくれる!」って感心しました。BSNの夕方の情報番組「ゆうなび」の中の「スポなびっ!」のコーナーです。
「スポなびっ!」では、現地ビッグスワンでの試合前の中継映像の段階から、「3日前に監督ら首脳陣に直訴したキャプテン堀米」のことに触れていました。
「なぜ直訴したのか?」という質問に対するキャプテンの生の声。そしてゲーム後のキャプテンの気持ち。堀米キャプテンの熱い思いに、惚れ直しましたよね。
それらが湘南戦のゲーム映像とともに流れ、ボクらサポーターとしても「今回のゲームに対するキャプテンの崖っぷちの思い」を深く再認識することができました。いやぁ〜ヨカッタなぁ。さすが堀米だ!
さらに気になるのは、指揮官の樹森監督がそれをどう受け取っていたかです。「キャプテンの直訴」って、ある意味「監督批判」とも受け止められかねない行為ですからね。今後のチーム運営に不安を残すんじゃないかな?って、実は心配もしていたんですよ。
「スポなびっ!」で放送された樹森監督のインタビュー映像は、「堀米キャプテンに対する監督の信頼感」が十分ボクらに伝わる内容でした。
「こういった厳しい状況の中でも、チームがバラバラにならずに一体感をもって戦えたのは、彼(堀米)の存在だと思っています」樹森監督のインタビュー映像の中から、この部分を切り取って放送していたのはBSNだけでした。ボクらサポーターに、もっとも安心感を与えてくれる樹森監督の言葉でしたね。
う〜ん、やるなぁ「スポなびっ!」、やるなぁBSN!今回もそんな思いを強く感じた湘南戦の報道でした。番組制作者の意図って大切ですね。報道に「思い」や「心」が入ります。きっとBSNには、ハートフルな新潟愛を持つ優秀なプロデューサーがいるんだろうな。これからもBSNのアルビ報道を楽しみしていますよ!