天気予報通りの雨の中で行われた、アウェイ・コンサドーレ札幌戦。ボクらが11年ぶりに訪れた厚別陸上競技場は、これから改修工事にはいるということで、札幌にとっても今季最後のゲームだったそうです。札幌にとっては聖地・厚別でのラストゲーム。あちらさんも気合十分です。
はい。こちらが先発メンバーです。DFは奏哉、デン、泰基、新井。MFは詠太郎、高、星、小見。FWは孝司、三戸。4-4-2の布陣です。もはや泰基とデンのCBコンビは鉄板ですね。リザーブには、阿部、巧、千葉、田上、秋山、島田、太田が入りました。3日前の天皇杯で存在感を示した、巧と太田の名前があるのが嬉しいですね。
いやもう、凄まじいゲームでした。選手のみなさんのプレーも凄まじければ、ボクらサポーターのずぶ濡れ具合も凄まじい。ポンチョを通して染み込む雨で、ユニもズボンもぐっしょりで肌にまとわりつきます。靴も靴下も同様で、ジャンプするたび動くたびに体重の重みで水が滲み出すのを感じます(この感じ、わかります?)。
一進一退の攻防で前半戦はスコアレスで終了。リーグ戦前半戦の最多得点チームの札幌を相手に、アルビも必死で食い下がります。
後半開始から8分、ゲームが動きます。星くんからのスルーパスが奏哉に通ると、奏哉から孝司さんに。孝司さんの今シーズン2得点目がゴールネットを揺らしました。ずぶ濡れのサポーターも狂喜乱舞。よし!いけるぞ!
ところが苦難が新潟を襲います。後半16分にDFの新井がファウル。VARの判定で退場処分に。ボクらにはよく見えなかったけど、「それほどひどいプレーだったのかな?」って印象でしたが。超攻撃型チームの札幌に対し、アルビは残り時間30分以上を10人で戦うことになりました。
松橋監督はすかさず詠太郎と孝司さんを下げ、巧と田上を投入。巧は天皇杯・富山戦に続いてSHでの起用です。いやぁ〜この2人は頑張ったね。巧と田上の気迫はすごかった。もちろん他の選手も、鬼気迫る気迫で札幌の猛攻を跳ね返し続けます。そして見事に守り切ってクリーンシート達成です!すばらしい!
アルビのボール保持率は42%、シュート数は札幌14に対し新潟は5、パス成功数も札幌の半分の数字です。こんなスタッツ、初めてじゃね?でも、勝ったのは新潟です。これがサッカーですよ!ディス・イズ・フットボール!
いやぁ〜、みんなよく守り切ったね。でもそんな中でも新潟は果敢に2点目を狙い続けましたよ。途中交代で入った島田のセットプレーに小見くんが飛び込んだシーンなんて、「行ったか!」って思いました。札幌の選手がイエローを4枚ももらっていることからも、アルビの攻撃を必死に止めていたことがわかります。そしてなんとアディショナルタイムは8分。ボクらサポーターも必死の応援で選手の背中を押します。いやホント、こんなにも「一緒に戦っている」って気分になったゲームはありません。全身ずぶ濡れだし。
でもね。こんな嬉しそうな選手の姿を見たら、ずぶ濡れなんて屁でもありません。あぁヨカッタ!嬉しいなぁ。よく頑張った!アルビ戦士たち!よく頑張った!ずぶ濡れサポーターたち!生きててヨカッタ!
退場になった選手を胴上げするのは、もはや「新潟の文化」か(笑)? きっと千葉ちゃんが「新井を元気づけよう!」って言い出しっぺになってくれたのでしょうね。涙、涙の新井。きっと生涯忘れられないゲームになったことでしょう。
いやぁ〜皆さん、おめでとうございました。ずぶ濡れ勝利のアウェイ・札幌戦。ボクらにとっても一生忘れられないゲームになりました。DAZN観戦で応援してくださったみなさんも、ありがとうございました。
えっ?試合後ですが?そりゃぁ「すすきの」で祝勝会に決まっています。昨日は多くの新潟サポが楽しい札幌の夜を楽しんだことでしょう。
はい。別館の方もよろしかったら、ご覧ください。