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草莽枯れ行く

2007-08-29 07:11:28 | BOOK
北方作品です。
幕末で相楽総三と清水次郎長が主人公。
どちらかというと次郎長の視点が多いかな。

黒龍の柩と時代は同じですが、時期は微妙にずれてます。
数年から十数年といったくらいですが。

関東での蜂起失敗から京都でのいざこざ。大政奉還から赤報隊の活躍。
といった具合に進んでいきます。
京都が舞台のときが多かったような気がします。


黒龍の柩と共通で出てくる怪物が西郷です。
相楽も最後は西郷に見放されるような形になります。
そして、この作品には黒龍の柩には出てこなかった岩倉という妖怪が出てきます。
岩倉に痛めつけられ、西郷にとどめ。と言うと
ちょっと違うような気もしますが、そんな感じです(^^ゞ

総三死後は、総三が好きだった男たちが岩倉に復讐しにいきます。
その辺りもなかなか熱かったですね。

今は以前書いた日向景一郎のシリーズⅢとⅣを発見したのでそれを読んでます。