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黒龍の柩

2007-08-01 08:01:37 | BOOK
北方作品です。

幕末~五稜郭の戦い の話です。

新撰組の話から始まりますが、主人公は土方歳三。
最後は蝦夷に渡って五稜郭で戦うのですが、
そこまでのいきさつが熱かったですね。


勝海舟を介して坂本竜馬を知り、
竜馬の描いた絵に賭けて行く男たちに土方も加わっていくのですが、
竜馬が早い段階で刺客の手によって倒れるため、
残された者たちは半分手探りのような形でそれを追い求めていく。

簡単に言うと蝦夷に新たな国家を造り、
日本と対等に付き合える別の国、という立場に立って、
同じ民族である日本と互いに高めあうことで、
列強諸国に手を出させずに対抗しうる力をつけていこう。
そのために日本人同士(薩長vs会津など)で内戦などしてはならない。
それこそ米英仏露に付け入られるだけだ。

といったところでしょうか。

全体的な流れはこのような感じとして、
土方を中心とした新撰組との絡みがなかなか。。。
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うまく纏めきれませんでした(--;
近藤や沖田とのやりとりはまた作品全体から感じるものとは別の熱さを感じました。



理想の国というか邦というか。。。それを追い求め実現せんとする者たちと、阻もうとする者たち。
何か、同氏の南北朝時代の作品と共通するものを感じました。

今読んでいるのは破軍の星。北方作品です。
再び南北朝。北畠顕家を描いています。