
五日後、大祭司アナニアは、数人の長老たち、および
テルティロという弁護士と一緒に下って来て、
パウロを総督に告訴した。
パウロが呼び出されテルティロが訴えを述べ始めた。
「フェリクス閣下。閣下のおかげで、私たちはすばらしい
平和を享受しております。また閣下のご配慮により、
この国に改革が進行しております。……」
(使徒行伝第24章 1・2節 )
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わたしの住んでいる国では上記引用聖句のフェリクスに相当する者
のために国の平和を守る根幹「憲法」を改悪しようとしている。
特に平和を守るために必要な「戦争放棄」をうたっているところを
(ここは戦力の不保持を主張している)変えて、戦力を持ち、フェリクス
の言う通り軍隊を造ってどこへでも戦争に行くようにするよう変えようと
している。
軍隊は持たないし、したがって戦力不保持を決めたものなのにである。
この平和憲法を改悪しようと最初に考えたのが上記引用聖句のフェリクス
にあたる者である。
フェリクスはいちいち何かあるとこの国に文句ばかりを言ってくるので
始末が悪い。フェリクスはもちろん外国人である。まるでわたしの住んでいる
国はフェリクスの国の植民地である。
まったく自由がない。いちいち何をするにもフェリクスの顔色をうかがわなけれ
ばならない。
主よ、どうかわたしの住んでいる国をフェリクスの国から救ってください。
そして真の信教思想の自由を与え給え。
主イエス・キリストの御名によってお願いいたします。
アーメン。
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