兼題は「朝顔」

2012-08-22 | 日記
お題が決まった翌日から
あさがお、あさがお、あさがお・・
とつぶやきながら散歩する。
鉢植えの朝顔はまだ蕾をつけていない。
グリーンカーテンの朝顔は蔓だけ伸びて花は二つ三つ。
【二階まで朝顔の蔓花ふたつ】鈴蘭

そんな話を旭川に住む姉にしたら
亡父が残した朝顔の種を植えたら綺麗に咲いているよと
写メールが届きました。

【朝顔の花が咲いたと写メ届く】鈴蘭

ウォーキングコースとしている桃園川緑道に廃屋となった家があり
その庭も手入れはないが毎年見事なまで朝顔の花が咲きます。
どうしても俳句にまとめられない。
「黒塀」という言葉が浮かび、神楽坂をイメージした想像句。
【黒塀や朝顔伸びて下駄の音】鈴蘭

兼題の朝顔では3句投句して残りの2句は自由句。
最近よく行く広尾。
帰りの地下鉄に乗った途端に車両故障のため運転停止のアナウンス。
六本木まで歩いて大江戸線に乗るという方法もあるけれど
急いでいるわけでもないので乗ったまま動くのを待つことにしました。
お陰様で一句できました。
【乗りてすぐ車両の故障夏の果て】鈴蘭


有栖川宮記念公園では蝉の大合唱が続いています。
地面には蝉が出てきた穴がボコボコ。
そこここに生きているかのように空蝉。
【しがみつく力残して蝉の殻】鈴蘭


今月もなんとか投句の締め切りに間に合いました。