マイナンバーカードがないと戸籍抄本などが取れなくなるよ、出張所では取れなくて、コンビニで取るようになるのだけれど、それにはマイナンバーカードが必要、と町会の会議の席で聴いて、早く取った夫には遅れて取得したのでしたが、それから5年が経つようです。報せの封書を受け取ったので更新をしてきました。マイナポイントが効き目を現したのか、取得した人が70%を超えるようになったとか。
「一人も取り残す人がいないようにサポートする」と政府は言っていますが、これからが難しいと思います。益々、ネット時代になると、便利さを理解しながら、少し不安を覚えるおせっちゃんです。
さて、下北沢まで手続きに行ってきました。それほど混でなくて、係の人も親切で更新できました。
当たり前のことですが、今日まで使っていた(持参した)カードと、持参した私が確かにつながった一組だとの確認を厳しくやっているのでご了承をと掲示があります。これは当然のことと待つ。
番号で呼ばれます。先ず氏名などの書類を書きます。中に「旧姓」の欄。
ヘ~エ、旧姓?60年以上使ったことのない名前だよ~。同窓会誌などには旧姓を書いていたけれど、高齢になって、集まりは終了した会が多い。一体いつから旧姓など書いてないんだろう?まるで、他人の名前を書いているような気持ちを抱きつつ書き入れる。こんな本人の確め方、初めての経験。
突然、新婚間もなくの頃を思い出しました。アパートのドアーにノックの音。出て見ると郵便配達員。ためらいながら一通の手紙を示し「これ、お宅様ではないでしょうか、名前が同じなのでもしやと思って・・・」と。
見ると、母の字で私の旧姓が封筒の中央に書いてある。
「ああ、実家の母です。今まで書き慣れた娘の名前を書いてしまったのですね。お手間取らせました。ありがとうございました」
あの時は、旧姓が確かに自分でした。