おせっちゃんの今日2

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壁にぶち当たった時に

2020-12-23 14:28:55 | いろいろ

朝日新聞・文化文芸ページに私のすきな記事があります。各界の専門家が書いている回り持ちのエッセイです。今日は解剖学者の郡司芽久氏でした。(以下、エッセイの要所をおせっちゃんが勝手に要約しています)。

地球上にはいろいろな生き物がいるが、進化の過程でむちゃくちゃに姿を変えてきたわけではない。生き物の身体には基本形がある。
あれだけ首の長いキリンでも首の頸椎は人間と同じく7個である。哺乳類の”頸椎は7個”という基本形は2億年も続いている。

ところが研究して見ると、キリンには8番目の首の骨とも呼ぶべき奇妙な骨がある。「胸椎」という胸の骨の一部が特殊化して、首の骨のようによく動くようになっているのだ。
「頸椎は7個」という基本は維持しながら、「良く動く胸の骨」を獲得して高所の木の葉にも、地面の水にも届く柔軟な首を手に入れたのだ。

先に、区民センターの植物教室で(感染拡大防止のために縮小版で)「お散歩植物学」という身近な植物のよりよく生きようとする方法を学びました。その時講師がおっしゃいました。「こういうお話をすると、大抵の人が、植物って賢いのですねえ、よく考えてうまく生きるのですねとおっしゃいます。それは少し違います。植物は動物と違って動けませんし、考える脳細胞もありません。でも、よりよく生きるように進化しています。これは、この植物が変わっていくのではなく、なるべく広く、数多くの子孫を残します。その中から、環境に適合しているものが生き残り、また多くの子孫を残すのです。そしてまた適合力のあるものが・・・。この繰り返しで、残っていくのです」と。

郡司先生のエッセイに戻りますが

自分の力ではどうしても変えられないルールがある。壁にぶっつかったその時に手持ちのカードを駆使して目的を達成する方法を考えることだ。逃れられない制約の中で、獲得される8番目の首の骨。人生でもそうしたことはあるある。

 

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
5% (つれづれ)
2020-12-31 17:18:25
おせっちゃん様

人間の脳細胞は5%くらいしか使われていないそうです。

残り95%使わずに死んでいくのだそうです。

(なんともったいない 笑)

良いお年を~~~
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つれづれ様 (おせっちゃん)
2020-12-31 19:46:54
95%が未使用なのですね。
伸びしろがおおいにあるということですね。
希望を持ちます。
よろしくお願いいたします。
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