先週金曜日のことです。11時に渋谷でIさんを勤務先に尋ねていく約束をしていました。
金曜日は整形にリハビリに行く日です。朝一番にリハビリに行き、電車2本を使い渋谷に出て11時に間に合わせる予定でした。
整形の受付で診察券を出したりしていた時です。持ってるだけのおせっちゃんのスマホが鳴りました。大抵の人がごく平静にできることが、私にはドキッとして、固まる瞬間です。ほとんど使わないのですから。
どうにか出て見ると、これがまた初体験の夫(スマホ無しのじいさんです)からの電話です。びっくりしながらもどうにか二人話すことが出来ました。
Iさんから今日は会社に出られないので、約束をキャンセルしたい、と断りの電話があったから・・・とのことでした。
帰宅して、まあ良くスマホへ電話で来たわね。03から打ち込まなければ通じないことよく知っていたわね、と褒めつつIさんの電話の内容を詳しく聞きます。
うん、一寸慌てているようだったけれど、コロナがどうとやらと言ってたよ。コロナで会社に出られないとは・・・まさか感染?と急に心配になったことでした。
月曜日、Iさん本人から謝罪の電話が入りました。
「大丈夫なのですか?コロナがどうとかって聞きましたけれど」
「そうなんです。主人がスマホにコロナアプリを入れているんですけれど、そこから感染者に15分以上接触したと知らせてきたのです。感染の恐れありということです。PCRを受けてくださいと言ってきたのです。主人が陽性の可能性があることは、私にも可能性が。会社からそういう時は出社は相ならぬと言われていますので欠勤したのです。約束キャンセルごめんなさい」
「で、結果は?」
「はい、陰性でした。私も今日から出社しています。明日にでもお会いできます」ということでした。
昨日、訪ねて、相談事にのっていただきました。
「はい、聞いた時には一瞬固まりました。主人を検査に送り出し、私は予定の方にキャンセル電話をかけ、家に閉じこもりました。慌てましたけれど、結果は陰性でしたし、滅多にできない体験をしたと、今は思っています。アプリを入れたけれど、ちゃんと知らせてくるのかしら、などと疑いも持っていましたけれど、報せが来ることが分かりました。報せが来た人は全員PCR検査をやってくれること、それも只で、も分かりました」
「私もいれていますけれど、報せが無いのは無事なことと思えばいいのでしょうか。冗談ですが、経験して見たくもあります」と二人して笑いました。
笑いごとですんで良かった良かった。