さて、やっと本場ものの「さぬきうどん」が食べられたので、満足・・・。
で、徳島を横切って高知へ・・・。雨がどんどん激しくなってくる・・・。
きょうの第一目的地おおぼけ、こぼけに着く頃には大雨。台風の影響も
あるのだろうか・・・。
濁流の渓谷をみて、四万十川への思いも萎えてゆく。そうだよな、きっと
あっちもアマゾン川(いったことないけど、イメージで・・・)みたいに
なってるんだろうな・・・。でも、沈下橋が沈んでるのが・・・濁流の
中で見えるわけないか・・・(シュン・・・)。
次の台風も近づいているという情報を受けて、仕方なく帰ることにする。
おおぼけ、こぼけの帰りは高速道路を使う。一応、愛媛にもかすっているので、
47全都道府県制覇はできることとなる。その最後、愛媛がまた感動的・・・
とは程と遠いものだった。
国境の長いトンネルを・・・の世界なのだけれど、私の最も苦手なオレンジ色の
電灯のトンネル・・・。凄い眠気を誘うのだ・・・。眠ったら死ぬぞ~と
(遭難者の様に!)自分に言い聞かせ、文字通り、死にもの狂いで運転して
国境(県境)を越える。もちろん、抜ければ雪・・・ならぬ激しい雨・・・。
達成感よりトンネル内でクラッシュせず、無事、生きていたことの方に感動を
覚える。まずは最初のサービスエリアで仮眠をとる。
う~ん、私も雨男なのだろうか。なんと、高松に戻ってくると晴れ間さえ
見えてきた・・・。でも結局、帰ることにした。
最後に電車で瀬戸大橋を渡る・・・。瀬戸内海、ほんとに美しい・・・。
感動した。電車が渡っている時間は20分位あったろうか。ずっと、半泣き
状態だった。
古事記でイザナギ、イザナミが淡路島から日本を造った・・・という伝説が
あるが、この島々の点在する風景の美しさは、それを裏付けている・・・と
密かに思った。
全都道府県制覇で日本を知り尽くした気でいたが最後に衝撃的な出会いだった。
日本は狭いようで広いのである。帰路の6時間近い鉄道の旅には流石に疲れたが、
感動さめやらぬまま、この日は床についた(四国ひとりたび完)。