goo blog サービス終了のお知らせ 

おろちのB気持ち(盛夏編)

気がつけば、季節は夏・・・。で、記事は?

東松山ぼたん園の十月桜

2006-10-25 21:03:19 | 植物
さて、早速、もりのさんの命をうけ、自称「埼玉の桜担当」のおろち、
行ってみた。

広さは思っていたほど広くない。でも本数は結構ある。20~30本
(相変わらず、超アバウトだが・・・)位だろうか?本数的にもなか
なか立派なものである。

ただし、並木の様に連なっているわけではなく、1、2本、多くても
数本ずつ公園中にばらまかれている感じ。その名の通り、5月の牡丹
の時期は、入場料までとり、凄く賑わうようだが、この時期、10月
桜を見に来る人はほとんどいない・・・。

花つきは、木によって、またその木の部分によってばらつきがある。
まぁ、それが狂い咲きに近い秋にも咲く桜の宿命でもあるが・・・。

よくある話だが一本の木に札が掛かっていて「冬桜」とその説明が
あった。少なくともこの木は一重ではないし、枝がひょろっと細長く
なる特徴など、私が見てきた10月桜のスタンダード的な木なので
たぶん、間違いだと思う。

もう一本葉が落ちきった木にも「冬桜」の看板が掛かっていて・・・。
これは本物である可能性がある。

それは、すぐそばにある染井が、紅葉終わりかけではあるけれど、葉
を残していたので、すくなくとも染井ではないし、葉を落としている
というところがポイントである。

回っていて、どうも10月桜らしくない木が何本かあった。花びらが
八重の枚数(20枚以上)だし、ガクトウがおわん型に近い・・・。

これは、子福桜ではないだろうか?。でも断言はできない。半八重
(8~10枚程度)の花だと、元気がよければ、もっと枚数が増える
からだ・・・。そして腑に落ちないのが花の大きさ。これもあまり
に大きく、子福桜らしくない気がする・・・。

ガクトウがおわん型なのは、支那実桜の系統であるといわれている子福桜
の特徴だけれど、秋の桜は梅のように小花柄が短く、詰まった感じに
なるので、10月桜と同じ豆桜系である細長い筒型がそう見えてしまう
のかもしれない。まぁ、すくなくとも、一重の冬桜ではないと思うけど・・・。

10月桜の名所、神泉の城峯公園(くしくもこちらも埼玉!)には
ちょっと及ばないが10月桜の隠れた名所として、マニアには受けるかも・・・。

P.S.十月桜の花びらの幅広、せまの謎はなんとなく解けた。同じ木で2つの
種類の花が咲いていたので・・・(最後の2枚の写真)