origenesの日記

読書感想文を淡々と書いていきます。

2008年に読んだ本ベスト20

2008-12-10 00:29:21 | Weblog
少し早いけれども。
1スティーヴン・ジェイ・グールド『ダーウィン以来 進化論への招待』
2ジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄 1万3000年にわたる人類史の謎』
3高橋保行『ギリシャ正教』
4森三樹三郎『老子・荘士』
5D・P・ウォーカー『古代神学 15-18世紀のキリスト教プラトン主義研究』
6亀山郁夫『ドストエフスキー 謎とちから』
7リチャード・ドーキンス『虹の解体 いかにして科学は驚異への扉を開いたか』
8河合祥一郎『謎ときシェイクスピア』
9エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝 構想された真実』
10森安達也『近代国家とキリスト教』
11ジャレド・ダイアモンド『文明崩壊 滅亡と存続を分けるもの』
12村上陽一郎『科学史の逆遠近法 ルネサンスの再評価』
13アントニオ・ネグリ『ネグリ 生政治(ビオポリティーク)的自伝―帰還』
14西原稔『ピアノの誕生 楽器の向こうに「近代」が見える』
15佐々木毅『プラトンの呪縛』
16ジャン=ピエール・トレル『カトリック神学入門』
17三島憲一『戦後ドイツ その知的遺産』
18四方田犬彦『ハイスクール1968』
19木田元『ハイデガーの思想』
20クシシトフ・ポミアン『ヨーロッパとは何か 分裂と統合の1500年』
1はダーウィニストである著者が、ダーウィン思想の本質と誤解について論じたもの。文系でも読みやすく書かれているが、内容は奥深い。長きに渡るキリスト教人間中心主義の批判者としてのダーウィンの姿が浮かび上がってくる。
2は「なぜ近代、ヨーロッパが他の地域に比べて文明的に発達したのか」という問いに対する一つの優れた回答となっている。銃・病原菌・鉄という3つのキーワードを挙げながら、「文明的に発達した地域」と「文明的に発達しなかった地域」の差異を明らかにしようとしている。

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