最近は少し英単語の語源に関する本を読んでいる。結構これが面白い。
rivalという単語はriverに由来している。農業社会を築いていた古代ローマ帝国において、riverの水はまさに生活にとってなくてはならないものだった。そして同じriverから水を引く2人は、rival関係にあったという。
ancientという単語は「古代」を意味するものだが、これは17世紀になってからつくられた単語だと言われる。この単語がつくられるようになった背景には、啓蒙主義的な進歩史観(歴史が古代→中世→近代と進んでいく)がある。それ以前のヨーロッパでは、歴史を進化しないものとして捉える見方が一般的であったという。キリスト教の伝統的な終末論は、むしろ歴史が進むに連れて世界が堕落していく様を描き出す。
privateとdeprivedは同じ語源である。公民としての権利に重きを置く古代ローマにおいては、privateな生活は、公民としての権利をdeprived(奪われた)ものに過ぎなかった。privateという言葉が積極的な意味合いを持つようになったのは近代以降のことである。
realismという単語には元々、実在論という意味があった。これは哲学用語であり、真なるもの(イデア的なもの)が実世界の外部に存在することを意味する言葉である。実在論は、目の前の世界がむしろリアルではないことを強調し、その意味では目の前の世界の現実性を重んじる写実主義(realism)の逆の意味となる言葉であった。
ラテン語やロマンス語では一人称・二人称・三人称で語尾が変化するのが一般的である。ラテン語やフランス語から多大な影響を受けた(ノルマン・コンクエスト以降の)英語も語尾変化の影響を受けたが、最終的には三単元のs以外は消え去ることとなった。
rivalという単語はriverに由来している。農業社会を築いていた古代ローマ帝国において、riverの水はまさに生活にとってなくてはならないものだった。そして同じriverから水を引く2人は、rival関係にあったという。
ancientという単語は「古代」を意味するものだが、これは17世紀になってからつくられた単語だと言われる。この単語がつくられるようになった背景には、啓蒙主義的な進歩史観(歴史が古代→中世→近代と進んでいく)がある。それ以前のヨーロッパでは、歴史を進化しないものとして捉える見方が一般的であったという。キリスト教の伝統的な終末論は、むしろ歴史が進むに連れて世界が堕落していく様を描き出す。
privateとdeprivedは同じ語源である。公民としての権利に重きを置く古代ローマにおいては、privateな生活は、公民としての権利をdeprived(奪われた)ものに過ぎなかった。privateという言葉が積極的な意味合いを持つようになったのは近代以降のことである。
realismという単語には元々、実在論という意味があった。これは哲学用語であり、真なるもの(イデア的なもの)が実世界の外部に存在することを意味する言葉である。実在論は、目の前の世界がむしろリアルではないことを強調し、その意味では目の前の世界の現実性を重んじる写実主義(realism)の逆の意味となる言葉であった。
ラテン語やロマンス語では一人称・二人称・三人称で語尾が変化するのが一般的である。ラテン語やフランス語から多大な影響を受けた(ノルマン・コンクエスト以降の)英語も語尾変化の影響を受けたが、最終的には三単元のs以外は消え去ることとなった。