雪虫 日誌

雪虫大好き人間の生活日誌

自然の話題やカメラの話題などを取り上げます

段階露出の話

2006年09月11日 | 写真
さて、ブログ上では蝦夷さんが質問していましたが、今日様々な人から口頭で質問された 「露出」について説明します。

露出とは 絞り(f)とシャッタースピード(s)の値を示したものです。
つまり
fの値は   1.4→2.0→2.8→4.0→ 5.6→ 8.0
sの値は 1/1000→1/500→1/250→1/125→1/60→1/30(秒)

絞りの値は1.4から2.0にすると光量は半分になります。右にひとつずつ数字が増えると半分ずつ光量は減ります。
シャッタースピードは感覚的にお分かりのように1/1000秒から1/500秒にすると光量は倍になります。

そこで本当はf4.0・1/125秒の被写体があるとします。先ほどの説明のようにシャッタースピード(s)で光量を二倍にしたとき、絞りで光量を半分にすれば、フィルム面(あるいはCCD)にあたる光量は同じになります。
つまり、f1.4・1/1000、f2.0・1/500、f2.8・1/250、f5.6・1/60、f8.0・1/30 はどれも同じ光量となります。

そこでこの被写体の光量を求める場合段階露出という方法を使います。これは、シャッタースピード(s)か絞り(f)を固定して撮影します。
つまり、シャッタースピード(s)を1/125秒に固定して、絞り(f)を1.4から順番に変えていって、f8.0まで、六枚撮影します。f4.0で撮影したものが、一番良い光量となるはずです。
また絞り(s)を4.0に固定してシャッタースピード(s)を変えても同じことで、順番にシャッタースピードを変えれば、1/125 が最適となります。

固定する値がF4.0や1/125でなくても、最適条件はf1.4・1/1000、f2.0・1/500、f2.8・1/250、f5.6・1/60、f8.0・1/30 のどれかにあてはまると思います。

このようにして、未知の被写体でも光量は求めることができます。
今のカメラは、測光機能が付いていて便利になっています。でも、反射した光には性能が良いのですが、発光体の測光はいまひとつなので、朝日・夕日・月などを撮影する場合はこの段階露光で何とかしのぎます。一度測光しておくと、次の機会にはだいたいこのくらい・・・。で2・3枚露出を変えればだいたいOKですね。

本当はこれにISOが加わってきて、複雑になってしまうので、今回はISOは固定して考えました。
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トラバ練習板 初参加

2006年09月11日 | Weblog
初めてトラバ練習板に参加します。

今週のお題は「今日は何時に起きましたか(9月8日)」です。
いきなり 脳トレみたいな質問に、「・・・」となってしまいました。

そうです、この日は部分月食の日。天体ショーに思わずうっとりした朝でした。

ずばり午前三時です。

娘たちは、ふ~~~ん と聞き流すだけでしたが、妻には「見たかったのに何故起こさない」と怒られてしまいました。だって気持ちよさそうに寝ていたから、起こすのもわるいかな~~と思って・・・。

ちなみに月の写真は綺麗に撮れていたので、これで勘弁してね。
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