Orange Park

好きなものの、あんなこと、こんなこと♪

新年、初読み♪

2010-01-14 | 
予約してあった本2冊を年末年始に読むことができ2010年も読書するぞぉ~




「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る!

有川さん本のいわゆる甘甘ストーリーではないけれど、痛快なお話でサクサクっと読めます。
10代の二人(おっさんたちの孫&娘)のほのかな甘さもあり、読後の爽快感はこの本も外れることなく…
短編が続いて一つの流れになっているので読みやすいです♪

愛嬌のある『三匹のおっさん』のキャラもはっきりしていて楽しませてくれます




「僕が死んだら、遺灰をサハラに撒いてほしい」。パリの旅行代理店に勤める緋沙子は、若くして逝った弟の遺言を叶えるため、モロッコを旅することになる。同行者は、弟の友人だった浩介・結衣という若いカップルと、中年のフランス人男性。資産家の彼はゲイであり、晩年の弟と同居していた。互いを理解できないままに、さまざまな事情を抱えながら、4人は異国を旅する。ムスリムのガイド・サイードも加わり、異文化に触れていくなかで4人は徐々に、互いの抱える問題や思いに気がついていく。そんな折、仕事のトラブルから浩介がパリに戻ることになり・・・・・・。 魂の拠りどころを求めて彷徨う男女の姿を通じて、同性愛、姉弟の愛など多様な愛のかたちを描いた意欲作。

久しぶりの村山さん作品。彼女らしいというか…なんだか物悲しくなるのはなぜだろう
別段不幸な展開ではないのだが読後はせつなかった

ストーリーテラーって感じ程ではないけれど、主人公たち目線で区切られた文章で物語は進み…その章ごとに彼ら彼女の気持ちになって感情移入できてしまうから切なかったのかなぁ…

メインの彼(周)はこの世に存在することなく…これは私の文章力では説明できないなぁ 出来ないけれど彼がいなくてはこの物語は語れないのである、摩訶不思議

幻想的ともいえるサハラへと向かう4人の旅の様子も素敵で2日ほどで読めてしまうくらい集中してしまった
村山作品もやっぱり好きだなぁ、私。




新年からなかなか読みごたえのあるに巡り合えて嬉しい限り
今年もガンガンドンドン読みますわよ~~~