Orange Park

好きなものの、あんなこと、こんなこと♪

どどどーと本たち(^_^;)

2011-07-07 | 

地方には、光がある―物語が元気にする、町、人、恋。とある県庁に突如生まれた新部署“おもてなし課”。観光立県を目指すべく、若手職員の掛水は、振興企画の一環として、地元出身の人気作家に観光特使就任を打診するが…。「バカか、あんたらは」。いきなり浴びせかけられる言葉に掛水は思い悩む―いったい何がダメなんだ!?掛水とおもてなし課の、地方活性化にかける苦しくも輝かしい日々が始まった。

愛してやまない有川作品。この本は県庁勤めの方が読むとどんな感想なのか是非聞いてみたい(笑)
そして必ず『胸キュン』なモードもあり~の…ぼやーとした主人公の成長物語ともいえます。
働く若者に是非是非読んでいただきたい一冊♪


 
家族をもたず、信じることを知らない少年イオンの孤独な魂はどこへ行くのか―。

久しぶりの桐野作品。相変わらず視点が独特で…主人公の少年の孤独が胸に痛く「優しいおとな」という題目が読み終わるとこれまた悲しい。


 
関西最大の都市・浪速で新型インフルエンザ「キャメル」が 発生した。経済封鎖による壊滅的打撃、やがて仄見える巨大な 陰謀。ナニワの風雲児・村雨府知事は、危機を打開できるのか? 村雨が目論む、この国を破滅から救うための秘策とは――。  近未来を透視するメディカル・サスペンス!

今までの作風とはちょっと違うかな?登場人物はいつもどうり個性的なメンバー揃い、白鳥さんもちょいと登場します。こんな策略が実際にあったら…「おっかねぇ」と思わずにはいられない


 
誰かと重なり合いたいという、根源的な欲望を抱える12人の女性たち。心の奥底に、それぞれが願望を秘めている。密やかで強烈な性愛のファンタジーが現実になるとき、女たちは新しい自分を知る。純度の高い「もうひとりの自分」に出会った女たちの真の再生の物語。 渇いた体と心に染みいる長編連作小説。

これは…かなりアダルトな思考じゃないと^^; 「へー、ふーん」とうなずく事しか出来ない私(~_~;)
読者に何が言いたかったのか? さっぱりわからない


 
ニューヨークでのミュージカル初公演、初日から千秋楽まで。動物たちとの愛おしい日々、老猫おっしーの最期。人気脚本家のユーモラスかつ心に響く名エッセー。

離婚ニュースの後に読んだので時々出てくる奥さんネタに「もうすでに…」などと深読みしちゃってる自分がいた。 慎吾ちゃんがらみのネタは楽しかった~♪ しかし、このシリーズも9作目なのね

本…色々

2011-05-02 | 
 『ばんば憑き』 宮部みゆき 

湯治旅の帰途、若夫婦が雨で足止めになった老女との相部屋を引き受けた。不機嫌な若妻をよそに、世話を焼く婿養子の夫に老女が語り出したのは、五十年前の忌まわしい出来事だった…。表題作「ばんば憑き」のほか、『日暮らし』の政五郎親分とおでこが謎を解き明かす「お文の影」、『あんじゅう』の青野利一郎と悪童三人組が奮闘する「討債鬼」など、宮部みゆきの江戸物を縦断する傑作全六編。

宮部さんの江戸モノ、好きだなぁ。短編なのだけど一つのストーリーの中身は濃い!
少々の怖さもありながら登場人物が皆優しい。それでいて、キャラがしっかりしているので一つ一つのお話にぐいぐいと引き込まれた。さすがだ、宮部さん 思いもかけず癒された一冊でした。


 『at Home』 本多孝好 

そこは人がほんとうに帰るべき場所なのだろうか?ふぞろいで歪つな4つの家族とそこに生きる人々。涙と冷酷と波乱を存分にたたえたエンタテインメント小説。

これまた短編集。『at Home』が一番良かったなぁ…短いストーリーの中でありながら家族として生きている人たちが一人一人(ネタバレ○人)これまた優しいんである。
正直この作品だけで一冊丸々ストーリーを展開して欲しかったかも…後の3篇も悪くないけれど、はじめの作品の印象が良すぎてちょっとかすんでしまったかも^^;(3篇の★は2.5って感じかな?)
どの作品もハッピーエンドなのは良かったけれど

本田さんのストーリーは読後じわ~ってくるのよねぇ、新作が楽しみな作家さんの一人です。


 『桃色東京塔』 柴田よしき 

警視庁捜査一課勤務の刑事・黒田岳彦は、ある事件の捜査でI県警上野山署捜査課係長・小倉日菜子と出会う。過疎の村で働く日菜子は警官の夫を職務中に亡くしている未亡人で、東京に対して複雑な思いを抱いていた。捜査が進むなか岳彦と日菜子は少しずつ心を通わせてゆくが、あらたに起きるさまざまな事件が、ふたりの距離を微妙に変えていって…。異色の連作短編集。

またまたまた短編集、だけれど登場人物は前編通して同じでちょい甘?なloveストーリーといえるかも。
警察モノになっているけれどそれほど深い事件になっていなくて、どちらかといえば心理的な展開になっているのが、長編ではないのでちょっと物足りなかったけど。。。今の私にはちょっど良い感じ、重めの内容の本はなるべく避けているときなので(^_^;)



『図書館戦争』シリーズを読みながら元気をもらい、間に↑の本たちも読んでました(^。^;;
妙に落ち着かず不安な日々だったので、ある意味現実逃避できる本の世界にどっぷりはまっているのが私にはとても必要だったみたい(笑)

そろそろHDDに溜まったTV番組を見始めようか…韓ドラも再開しようか…
この2ヶ月、『スマップ関連』『嵐関連』『水どう』『時々ニュース』これ以外はほとんど見てなかったかもTV番組(笑)


読み応え あり( ^ー゜)b

2010-10-20 | 
  宮部みゆき 【あんじゅう】

さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじまり。

おちかさんの百物語第二弾!やっぱり面白い~ 第一弾よりも好きだわ
今回はページごとに想像力が増す挿絵も付いていて、大人のちょっと不思議な絵本状態(笑)

結構集めの単行本だけれどページが進む進む 宮部さんの頭の中はどんげた面白いストーリーがつまっているのかしら? 凄いなぁ・・・
何も余分なことを考えることなく物語の中に引き込まれます

…第三弾に期待したいので我慢の★4つ(* ̄m ̄) プッ


  海堂尊 【ブレイズメス1990】

バチスタの原点を追ってついに海外へ!  おなじみの大学病院を舞台にシリーズ中もっとも派手な手術が登場。富国モナコも絡み日本医療を考える小説はさらにエキサイト!「ブラックペアン」につづく第2弾
大学病院にまた革命児が!外科研修医世良の任務はモナコから天才外科医天城を連れ帰ること。東城大病院は大荒れとなり日本初の公開手術の結果は。


これまた二弾というか海堂さん作品を読んでいるとワクワクする展開のストーリーです。
今回の医師もかなりぶっ飛んだキャラ(^_^; その医師に支持する研修医も他の作品では凄い医師になっていて…( ̄~ ̄;)ウーン・・海堂さんの作品を読んでいない方には説明してもわかんないかなぁ

海堂さんの作品は書かれている作品に全てリンクしているので、一度読みだしたら次作品を読まずにはいられないのである。
海堂スパイラルってか?

ちなみに…映画化ドラマ化されたものはこれもまた、ひとつも見ていないです(^_^; イメージが…

…キャラは際立っていたけれどストーリー的にはもう少し踏み込んだところが欲しかった

【ストーリー・セラー】

2010-10-19 | 


小説家と、彼女を支える夫を襲ったあまりにも過酷な運命。極限の決断を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた―極上のラブ・ストーリー。「Story Seller」に発表された「Side:A」に、単行本のために書き下ろされた「Side:B」を加えた完全版。

以前読んだ「sideA」に今までの有川さんじゃない雰囲気に戸惑いながらも結局嵌ったので、「sideB」が楽しみで・・・楽しんだけれど「楽しい~♪」って意味じゃなく、泣くこととなった一冊

なんかねぇ・・・Amazonの評価など見ると賛否両論真っ二つな状態なんだけどね、私はやっぱり有川作品がすきなのだわ
好きなモノには徹底的に溺れてしまう(一時的にしろ)私の評価は。。。


有川さんの書く男子って優しさがさりげなくて、一冊読んでいる間はたぶん完全ににおちてます。。私
この作品に出てくる「夫」はどこまでもどこまでも「妻」が望む愛情を与え続けてくれるの
それが読んでいるこっちは羨ましいやら悲しいやら切ないやら(┬┬_┬┬)

今夜からはドラマ「フリーター、家を買う」が始まったが…ニノの持つ雰囲気は原作の主人公とそんなに違和感はないのだが、相手役があんなに綺麗じゃないんだよなぁ…私のイメージだと(^_^;






book○フに行くたび有川作品があれば買ってしまい(全て読んでるのに)
私にとってのお宝は増えていくばかり
待ち時間がある用事の時は必ずバックに入れてお出かけしてます
図書館で借りたハードカバー本はさすがに持ち歩けない(^_^;

涼しい場所はどこだっ!!

2010-08-05 | 
もうこの挨拶をするのさえもイヤっ!


「暑いですねぇ…(;-_-) =3 フゥ」


「思うに…今年の夏、島国日本に涼しい場所はあるのか?? ハワイとかグァムとかの方が涼しいんじゃね??」 ← 寝起きの1号との会話抜粋


東側に位置する子供部屋には早朝からぎらぎらとが照りつけ、西側にある居間に避難して2度寝をすることが続いているボン達の日々
(正直、母からすれば超邪魔なんすけど この暑さじゃ致し方ないわなぁ)

冷たいもの、塩っ辛いもの、甘酸っぱいものばかりが食べたくて…秋になってからの体調を気にしながらも、この猛暑が早く過ぎ去ってくれるのを待つばかり

いかにして火を使わず栄養価の高い食事をするか そんなメニューを探しつつ夜な夜なお料理サイトを徘徊する私


いつ読んだっけ?…と、すでに記憶が薄れつつある本をご紹介


   


【ズルい言葉】 酒井順子 
「コラーゲン、たっぷり~」と、フカヒレを食べるたびに言っていませんか?「ある意味」「今度、ごはんでも」「どこか懐かしい」「一口、どう?」「もしアレだったら」など、ついつい使いがちな責任逃れ語、曖昧語、紋切り語を45個採集。

酒井さん独特の着目点は面白かったけれど、いまいちパンチが足りなかったような気がして…残念


【殺気!】 雫井脩介 
大学生のましろは、12歳のとき、何者かに拉致、監禁された経験があった。無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。今、当時の記憶はない。というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。そのためか、ましろには特異な能力があった。防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、彼女の過去を調べ始める。やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。

( ̄-  ̄ ) うーん これも私が勝手に期待し過ぎてしまったのが悪かったのか…いまいち物語の中に入り込むこと出来ず。雫井さんらしさがまったくなかったのがなぁ(-。-)ボソッ


【素直になれなくて】 北川悦吏子 
あとがきには、北川悦吏子による脚本執筆時のツイート+書下ろしツイートを収録しています。
Twitterを介して知り合った、ナカジ、ハル、ドクター、ピーち、リンダ。
5人は惹かれあい、支えあい、仲間に、そして特別な存在になっていく。
――ちょっと遅れてやって来た青春は、ナイフみたいに、鋭く、深く……胸をえぐっ


これはドラマノベライズ本。もちろんガン見していたJJ出演ドラマだったので内容が分かっての感想は・・・何もかもが省略されすぎちゃってつまんない
ドラマを見ていなかったら☆は2つかな?3つかな?
どちらかと言えばJJ主演の『天国への郵便配達人』が読みたかったけれど、図書館にはなかった


昼間に出かけることを極力避けているので、図書館へも行ってないわけで…手元に本がない
これを機に積読状態(5冊ほど)であった『イブ&ローク』を読みふけろう~








小暮写真館 

2010-07-23 | 
もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ。3年ぶり現代エンターテインメント。


久しぶりの宮部作品! とんでもなく分厚くて、手にとった時は正直「読み切れるのか?自分」と思いましたよ

でもね、ストーリーは温シップのようにじわ~っと心が温まるの
普通の高校生男子が主人公でなんでもない日常に、少し不思議な出来事と少し悲しい出来事とそして彼の淡い恋心が絡み合ってストーリーは進んでゆく。

主人公本人はいたって平凡?なんだけど、彼の家族&友人達の個性的なこと!それが何より物語のエッセンスになってます(笑)


内容紹介を読んでもいまいち全容をつかめないけれど これだけの長編だと数行でかいつまんだ紹介は出来ないんだろうな・・・と。



この夏休みに、学生さん達に読んで欲しいなぁ…そんな風に感じる作品です。
登場人物がみんな優しくて物語の中の【人】に癒されること間違いなし





大人の恋力 (*^m^*)ムフッ

2010-07-13 | 
【大人の恋力】 柴門ふみ  

50歳で恋をするのはヘンですか?30、40はまだ子供、50で女は花開く。人気漫画家が大人のために書いた、元気になれる恋愛論。

「うそぉ、ほんとぉ、マジ?、羨ましい~、おバカな男!、ありえねぇ…」などと、ひとつのエッセイが終わるたびに小さくつぶやいてしまうほどの面白さ(* ̄m ̄) プッ

柴門さんのエッセイ本はすべて読んでいるけれど、いつもながらクールな観察眼が小気味いい

本の内容が全て実話ってのが・・・面白くも恐ろしい・・・自分の身の回りでは考えられないことが世間では普通?に起っているんだと


柴門さんの子育て本も面白可笑しく読んだけど、やっぱり彼女は恋愛エッセイが飛びぬけて面白いわぁ



手元に置きたい一冊。。。追記

2010-06-29 | 
ここ最近身の回りの変化に自分では変わらないつもりでいても、心と体が少々疲労している?

7月からのオット転勤に合わせあれこれ準備に追われ(ご本人さんは仕事の引き継ぎ等バタバタ)納戸を探り日用品もろもろの買いだしなど、何かと落ち着かない
オットだけではなく5月には弟が中国に単身赴任、実家両親も何かと不安がって今まで以上に私へのも増えさりげなくサポートしているつもりが、これまた意外と疲れたりする(^_^;

もちろんオットの母であるババ様もあれこれと不安がっており、実の親に対するサポートとはこれまた違った疲れあり

いくつになっても親ってのは子供が心配なんだねぇ…(子はどこからみてもいい年のおじさんなのに(^_^;)



そんなお疲れ気味な自分にすーっと沁みた本をご紹介

【幸せはすべて脳の中にある】酒井 雄哉 茂木 健一郎

何かの紹介で知ったわけではなく、図書館で何気に手にとってそのまま貸出カウンターに。
出会っちゃった(笑) 

「あのとき、もし、あの出会いがなかったら……」。そんな経験はありませんか。過酷な千日回峰行を2度満行した大阿闍梨と、天才脳科学者がその秘密に答えます。脳という視点から人生の奇跡を読み解き、行の世界から心の神秘に迫ります。”運命の出会い”は本当にあるのか。”悟り”とは何か。われわれはなぜ生きるのか。そして、真の幸福とは--。人生が愛おしくなり、温かな心が満ちてくる一冊です。

「幸せって、いったいどこにあるの?」「生きる力はどこから湧いてくるの?」千日回峰行を二度満行した稀代の行者と天才脳科学者が、私たちの心や人生について、語りおろしました。幸せに生きるって、じつはこんなにシンプルなことだった!今ちょっぴり元気をなくしているあなたに、たくさんの気づきをくれる一冊


対談を文字にしてあるので二人のとげとげしない雰囲気の会話に和むし、お坊さん?である酒井さんの語り口調が説教臭さがまったくないので、すーっとじわーっと心と脳に沁み渡ります
しかし、この80歳を超えている見た目普通のおじいさんが凄い!じかにこの人からお説法を聞いてみたいなぁ…


早速、酒井さんの他の本も予約しちゃった~ アマ○ンでのレビュー評価もよかったので


。。。。。。。追記。。。。。。。




酒井さんの生い立ちと修行内容が簡単に紹介してあり、やっぱり目からウロコがボロボロとはがれましたわ

30分もあれば読めてしまう素直な文章です
見た目は好好爺って雰囲気の酒井さん、すご~いお坊さまなのに偉ぶってなくてつかみどころのない雰囲気がいいわぁ

剥がれたはずのウロコはきっとまた、びっしりとついてしまうだろうから何度も読んだ方がいいかも


本の中で一番心に留まったのはこだわりは持たない方が楽に生きられるって言葉かな。
若いころは必要以上にあれもこれもこだわっていたせいか、毎日楽しかったけれど…疲れていたかも、今だから気がつくんだけれど。

こだわりが大切だ!なんて言う人もいるけれど、確かにこだわればこだわるほど気持ちが固まっちゃうのかもなぁ。。。もう少し早く気がつけば、子育てももっと気楽にやれてた(笑)

こんな風に思ってても、1週間もすれば(@∇@)へ?ってな自分に戻っている気がする



久々に…本紹介(^_^;

2010-05-23 | 

既にサークルの域は出た。活動内容もそうだが、集う人間の危険度が、だ。ヤバイ奴らが巻き起こす熱血青春ドタバタ劇。理系男子って皆こんなに危ないの?
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。

やっぱり有川作品・・・好きだわぁ
内容自体は理系とはほとんど関係なく(^_^; 思い出話を進めていく夫婦がチョイ甘な感じが。。。むふふ
ボン二人が理系でもあるので主人公達のちょっとした変わったところに「あるある!」とうなづいたりして。
まさにどたばたしているんだけど、あぁぁ、男子っていいなぁ~楽しいなぁ~としみじみ感じさせてくれた一冊!

最終頁あたりの雰囲気が大好きこれでこそ有川作品だわとちょっと胸が熱くなるあとがきも必見です

実は1か月程前に読み終わっているので読後すぐに感じた面白さが伝えられない 残念だ
『龍馬伝』『東方神起』にばかりに夢中になってて 
本もだらだら読みが続いておりました^^; 




言えたはずの言葉が胸の中に積もっている。聞けたはずの言葉をいつも虚空に探している。30万人の心に沁みた『MOMENT』から7年。ほんとうに大切なものは、いつも側にあると気づいた。
ベストセラー『MOMENT』の待望の姉妹編。『MOMENT』の主人公・神田の幼馴染の女性、葬儀屋・森野の視点で描かれる本作は、前作のラストから7年後の物語。18歳のときに両親を事故で亡くし、家業の葬儀屋を継いだ森野。29歳になった現在も、古株の竹井と新人の桑田、2人の従業員とともに、寂れた商店街の片隅で店を経営する。アメリカに住む幼馴染の神田とは、時折電話で話をする。かつて甘美な関係を築いた彼との今後については、彼女自身が結論を先送りにしたままだ。日々淡々と、社長としての務めを果たす森野のもとに、仕事で関わった「死者」を媒介にした、数々の不思議な話が持ち込まれてくる――。森野葬儀店に依頼された、高校の同級生・杏奈の父親の葬儀。その直後に安奈のもとに届いた“死者からのメッセージ”。一度家族のもとで執り行われた老人の葬儀を「自分を喪主にしてやり直して欲しい」と要求する女。十数年前に森野の両親が葬儀を行った男性の妻の元に通いつめる“夫の生まれ変わり”の少年――「死者」たちが語ろうとするものは何なのか? それぞれに潜む「真実」を、森野は探っていく…。


あえて予約はせず待ちに待った『moment』の続編、久しぶりに本で泣いた
大泣きするんではなく…じわ~と胸に沁みて最後にほろほろっときてしまった
短編が一つの話を繋いでいくストーリーの進み方で…momentの時の彼がいい男になってて主人公の森野に対する想いに胸が熱くなり、登場人物全てが押しつけがましくない優しさがあって…それが結局最終頁に涙を流す結果となる

現実的なんだけどおとぎ話のような雰囲気もあり…最後の最後の一文が心にずっと残ることとなる。私にはいい作品でした
説明しがたい感情を体験できるのは本が一番だと改めて思った作品であった




シアター 有川浩

2010-01-21 | 

小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。

去年末に購入(帰省バスの中でがっつり読むはずが…爆睡にてかなりずれ込むことに)


とても読みやすく演劇界の事は全く分からない私だが最後まで楽しめた
相変わらず登場人物全ていいキャラしてます!有川作品の楽しいところは「この人が主人公」って感じがないところかなぁ。。。

それぞれキャラクターには活躍する分担があり、それぞれの会話がとても生き生きとしているので読後は元気になれる。

残念なのは文庫なのでもう少し読みたい!ってところでFin
この作品の終わり方からして続編は可能だと思うので是非書いてほしいな


何も考えずただ単に楽しめる本ってのも必要だと感じさせてくれる一冊です
10代の人に読んで欲しいな、でもって活字を大好きになって欲しい






。。。特に。。。わが息子たちに。。。




さりげなく勧めてはみるものの・・・さりげなくかわされる・・・

2010年、本で初泣き(T△T)

2010-01-19 | 

変わりゆく親子の変わらない愛情。

つぎに「くる」といわれ続けて10年の万年初版作家・青田耕平(あおたこうへい)は小学生の息子と二人暮らし。将来への不安はつのるばかりだが、ついに「直本賞」の候補に選ばれ注目されるようになる。周囲の変化に戸惑う耕平。一方で、3年前に不可思議な交通事故で亡くなった妻の死の謎が深まっていく――。
「あれはほんとうに事故だったのだろうか」
寂しさから逃れられない父(チッチ)と子がたどり着いた妻の死の真相とは。
家族の愛情が孤独な魂を包み込む、渾身の感動大作。


最近とみに親子モノには涙腺決壊がつきものとなっている

石田さん…渾身の一作だと思います! 優しい優しいストーリーで親子の日常が綴られてます。
父が作家という設定はある程度自分が出てしまったと雑誌で石田さんも語られていて、作家の日常と一人の父親(シングルファザー)の日常が淡々と展開・・・と思いきや!

やっぱりそれだけでは物語になるはずもなく…色々な味付けもあり笑えて泣けてキュンと感動させられます。
主人公二人(親子)の日常の会話がほんとうに素敵で、子供が息子ってのもいいわぁ

装丁の二人の絵がなんとも物語にぴったりで…お勧めの一冊です
これは早めに予約して正解だったわ~ まだ、インクの香りがしそうな位に新しいうちに読めてほんとうに良かった




草食系男子、“アラ還”おひとりさま、不思議ちゃん女子…こういうヘンな人たち、いますよね。見てるだけなら面白い、でも近くにいるとちょっと困る。

平さんの短編集。主人公たちがこれまたなんとも・・・不可解な人たちばかりで(^_^;
「(* ̄- ̄)ふ~ん」という感想しか持てないかもなぁ(^_^;

全体的に社会に順応するのが苦手な種類の男女がこれでもかっ!ってくらい出てきます。
私としては誰一人として共感する人物がいなくて…読むのに時間がかかりましたわ

平さん、ストレートな人物での物語を書いてくださいませ ぼそっ





今年初の雪画像

2010-01-16 | 
今日になってやっと寒さもひと段落?今のところ
でも、朝には大粒の雪が「これでもかっ!」と降ってました




市内45㎝情報より前の画像 この全体的な暗さがなんとも嫌い





 って素敵  





しか~し!駐車場など道路は悲惨な状態(ぐっちゃぐちゃ)
手前に見える雪はorange家の屋根でございます

除雪はしてくれたものの…その雪を運び出してはくれないのでいつもの7割方くらいしか駐車スペースはございません (-_-~)



ここ数日、家の前の街道をガガガガゴゴゴゴと除雪車がすんごい勢いで走り抜けていきます。もう、そりゃ朝も昼も夜も深夜も(お仕事ご苦労様です)

そのたびに地響きがして軽く家も揺れてます(^_^;
今年は川沿いに雪捨て場が設けられていることでしょう、初めて見たときは感動さえしてしまいましたわよ!
だって、雪だけで川沿いに広場が出来てるんだから



そろそろご近所の皆様は家の前に積まれた雪を崩しにかかっているようで…あちこちからスコップのカツカツという音が聞こえてきます。

この音が聞こえてくると…いやでも参加しなくてはならない
他県から来た私なんかは・・・
「そんなことしなくても雪なんかいつかは溶けるじゃ~ん」とお気楽に構えちゃってますが、そんな考えはダメらしいです (ー_ー )ノ"


でないと、自宅前だけ雪がこんもりで体裁が悪いらしい(義母談) 

私ゃ、ちっとも構わないんですけどね・・・ブツブツ・・





それではひと汗かいてきます。・°°・(*/_\*)・°°・







新年、初読み♪

2010-01-14 | 
予約してあった本2冊を年末年始に読むことができ2010年も読書するぞぉ~




「三匹のおっさん」とは…定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ。柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主シゲ。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、工場経営者ノリ。孫と娘の高校生コンビも手伝って、詐欺に痴漢に動物虐待…身近な悪を成敗。腕に覚えありの武闘派2名、機械をいじらせたら無敵の頭脳派1名。かつての悪ガキが結成した自警団が、今日もご町内の悪を斬る!

有川さん本のいわゆる甘甘ストーリーではないけれど、痛快なお話でサクサクっと読めます。
10代の二人(おっさんたちの孫&娘)のほのかな甘さもあり、読後の爽快感はこの本も外れることなく…
短編が続いて一つの流れになっているので読みやすいです♪

愛嬌のある『三匹のおっさん』のキャラもはっきりしていて楽しませてくれます




「僕が死んだら、遺灰をサハラに撒いてほしい」。パリの旅行代理店に勤める緋沙子は、若くして逝った弟の遺言を叶えるため、モロッコを旅することになる。同行者は、弟の友人だった浩介・結衣という若いカップルと、中年のフランス人男性。資産家の彼はゲイであり、晩年の弟と同居していた。互いを理解できないままに、さまざまな事情を抱えながら、4人は異国を旅する。ムスリムのガイド・サイードも加わり、異文化に触れていくなかで4人は徐々に、互いの抱える問題や思いに気がついていく。そんな折、仕事のトラブルから浩介がパリに戻ることになり・・・・・・。 魂の拠りどころを求めて彷徨う男女の姿を通じて、同性愛、姉弟の愛など多様な愛のかたちを描いた意欲作。

久しぶりの村山さん作品。彼女らしいというか…なんだか物悲しくなるのはなぜだろう
別段不幸な展開ではないのだが読後はせつなかった

ストーリーテラーって感じ程ではないけれど、主人公たち目線で区切られた文章で物語は進み…その章ごとに彼ら彼女の気持ちになって感情移入できてしまうから切なかったのかなぁ…

メインの彼(周)はこの世に存在することなく…これは私の文章力では説明できないなぁ 出来ないけれど彼がいなくてはこの物語は語れないのである、摩訶不思議

幻想的ともいえるサハラへと向かう4人の旅の様子も素敵で2日ほどで読めてしまうくらい集中してしまった
村山作品もやっぱり好きだなぁ、私。




新年からなかなか読みごたえのあるに巡り合えて嬉しい限り
今年もガンガンドンドン読みますわよ~~~


花咲慎一郎シリーズに嵌る(。-_-。)

2009-12-15 | 



眠らない街・新宿――。眠れない探偵は走る。
元マル暴、現私立探偵兼保育園園長。タフで優しい極上探偵物語。
新宿2丁目で無許可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、あまりにも切なかった……。稀代のストーリーテラーが描く極上の探偵物語。


私の好きな作家さんの一人柴田よしき作品の『ハナちゃん』シリーズ
面白かった~♪5作品を思いっきり逆行して読み終わる(^_^;

初めて手に取ったのは第一作目だったのだが、読み切ることなく図書館に返却となりそれ以後・・・すっかり忘れていた

数か月前に最新刊を何気に借りて読み始めたらば!止まんない
5 4 3 2 1と正しく?遡って読み終わることとなる

主人公の花咲慎一郎のキャラが私の数多くあるツボにドンピシゃで…なんで数年前の時に嵌らなかったのかが不思議なくらい

短編集になっているものもあるが、やはり長編が読み応えがあり面白いです
主人公のハナちゃんが一作目よりもどんどん魅力的な園長&探偵になってきてるし、彼を取り巻く登場人物も一癖も二癖もあって退屈しないのよねぇ
中でも極悪非道な組長「山内」のキャラが際立ってて、「山内」は柴田さんの他のシリーズであちこちに登場する人物。
作家さん自身もきっと気に入っているキャラクターなんでしょう



柴田さんも作品数が多い作家さんだが、この『花咲慎一郎シリーズ』だけは終わることなくずーーーっと続けてほしいなぁ







造顔復活

2009-11-27 | 



一時マメに田中さんのマッサージをしていたが、いつの間にやらすっかり忘れており…
最近鏡を見たときの(特に寝起き)驚きといったら
マジ、ヤバイ

図書館の返却コーナーでこの本を見つけて即借りましたわ

記憶を頼りに本での説明を見ながら3日目、顔色も良くなり眼の下のくすみもちょっとはマシになり(そんな気がする)
問題の法令線も多少薄くなったような(そんな気がする)

後は根気の問題だわねぇ 今度こそ習慣化させなきゃ!
気を抜くと恐ろしいほどの加速で老化へまっしぐら・・・こわいこわい





『負け犬』パートⅡといったところでしょうか…日本、韓国、中国それそれの国の負け犬&勝ち犬達へのインタビューがメインでそれを上手く酒井さんがまとめてくれて・・・かなり面白かった

それぞれのお国柄が如実に表れている状況、いかに儒教が関係しているかを面白いのだけど妙な切迫感が私にも伝わってきて…
これは負け犬勝ち犬の問題ではなくひとりの女性として読むことがきっと必要なんだと思うな


それにしても『負け犬』という単語はインパクトがありすぎて

・・・と思っていたが韓国、中国のいわゆる負け犬にあたる言葉はもっとすごかった