※ 以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
【イル・ムート】
ファントムの命令を無視して、カルロッタを主役として、オペラ「イル・ムート」の舞台が幕を上げました。
夫の伯爵が出て行って二人きりになると、カルロッタ演じるカウンテス(伯爵夫人)は
クリスティーヌ演じる愛人のセラフィーモ(小姓)に変装を解くように命じます。
「セラフィーモ、変装はもういらない。口聞かないでおしゃべりしないで、キッスをしてちょうだい!」
メイドの変装を解いて、男の姿になるセラフィーモ。
その様子を、実は出かけたと見せかけた伯爵がこっそり見ているのですが・・・。
そこで、またしても不気味なファントムの声が劇場にこだまします。
「ボックスはの5番は空けておけと言ったはずだ!」
その日のチケットは完売だったため、ラウルが5番のボックス席に座っていたのです。
ファントムはそのことに激怒しています。
クリスティーヌはファントムの声を恐れ、「あの人だわ!私にはわかるの」と叫びます。
セリフがないはずのクリスティーヌが声を出したので、カルロッタは起こります。
「あなたの役はセリフなしのはずよ。このチビガエル!」
この一言がファントムの怒りに火をつけ、カルロッタはカエル声にされてしまいます。
「グワッ、グワッ・・・ダメ、もう歌えない!」
そして、急遽クリスティーヌが主役を演じることになります。
「お待ちいただく間、第三幕からのバレエをお楽しみください。」
バタバタとバレリーナたちが出てきて、戸惑いながらもバレエを踊り始めますが・・・
「きゃー!!!」
なんと大道具係のブケーが首を吊られて舞台の上から落ちてきたのです。
劇場は大混乱。
慌てて出てきた支配人たちは、観客たちに
「単なる事故です」などと説明します。
~つづく~
【イル・ムート】
ファントムの命令を無視して、カルロッタを主役として、オペラ「イル・ムート」の舞台が幕を上げました。
夫の伯爵が出て行って二人きりになると、カルロッタ演じるカウンテス(伯爵夫人)は
クリスティーヌ演じる愛人のセラフィーモ(小姓)に変装を解くように命じます。
「セラフィーモ、変装はもういらない。口聞かないでおしゃべりしないで、キッスをしてちょうだい!」
メイドの変装を解いて、男の姿になるセラフィーモ。
その様子を、実は出かけたと見せかけた伯爵がこっそり見ているのですが・・・。
そこで、またしても不気味なファントムの声が劇場にこだまします。
「ボックスはの5番は空けておけと言ったはずだ!」
その日のチケットは完売だったため、ラウルが5番のボックス席に座っていたのです。
ファントムはそのことに激怒しています。
クリスティーヌはファントムの声を恐れ、「あの人だわ!私にはわかるの」と叫びます。
セリフがないはずのクリスティーヌが声を出したので、カルロッタは起こります。
「あなたの役はセリフなしのはずよ。このチビガエル!」
この一言がファントムの怒りに火をつけ、カルロッタはカエル声にされてしまいます。
「グワッ、グワッ・・・ダメ、もう歌えない!」
そして、急遽クリスティーヌが主役を演じることになります。
「お待ちいただく間、第三幕からのバレエをお楽しみください。」
バタバタとバレリーナたちが出てきて、戸惑いながらもバレエを踊り始めますが・・・
「きゃー!!!」
なんと大道具係のブケーが首を吊られて舞台の上から落ちてきたのです。
劇場は大混乱。
慌てて出てきた支配人たちは、観客たちに
「単なる事故です」などと説明します。
~つづく~