オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

5 舞台裏⇨支配人のオフィス(第一幕)

2017-10-02 10:00:00 | シルバニアdeオペラ座
※ 以下、ネタバレを含むので、ご注意ください。

【舞台裏(マジカル・ラッソ)】

ファントムがクリスティーヌを地下深くに連れ去ったちょうどその頃、
舞台裏では、大道具係のジョセフ・ブケーが若いバレリーナたちにファントムの話を聞かせて、怖がらせています。


「醜い顔色、鼻は崩れ落ちてこうだー!」
「きゃー!!」

そこにブケーをたしなめに現れるマダム・ジリー。
「悪ふざけだわ、口は災いの元よ。彼に聞かれた。地獄の手が迫る!」

このブケーの軽率な行動が後の悲劇を招くことになるのでした・・・。

【支配人のオフィス】

カルロッタの雲隠れに続く新たな歌姫クリスティーヌの失踪で、世間は大騒ぎになっています。
支配人たちもその対応に頭を悩ますのですが、商魂たくましいムッシュ・フィルマンはどうやらゴシップこそ最大の宣伝と考えているようです。
「ミステリーがオペラ座で!だが考えてみると、お客の目当てはオペラの出来よりスキャンダル!」


そこへもう一人の支配人のムッシュ・アンドレが心配顔でやってきます。
「なんだ一体彼らの記事は!!」


そうこうしていると、雲隠れしていたはずのカルロッタたちが、憤慨した様子で支配人室に押し入ってきます。

「出てきた!!」

そこへラウルとメグ、マダム・ジリーも現れ、ファントムからの手紙の指示に、一同はすったもんだ。


なんと、ファントムは次回作「イル・ムート」の主役のカウンテス役にクリスティーヌを使えというのです。
さらにファントムは、5番のボックス席は自分のために常に空けておくよう求めています。
主役をクリスティーヌにしろという話には、カルロッタもへそを曲げます。
「私よりもあのチビがいいのね!」
そこで、支配人たちは、ファントムの指示には逆らうことにして、カルロッタを懸命になだめます。
「シニョーラ、違う!」「プリマドンナ、大事な人よ!」


(♪登場人物たちがそれぞれの思惑を歌い上げる七重唱「プリマドンナ」が繰り広げられます。)

そして、最後はマダム・ジリーの忠告を無視して、支配人たちはカルロッタを主役のカウンテス役に、
セリフのない小姓の役をクリスティーヌに演じさせることを決めます。
これにはファントムが怒りをあらわにし、恐ろしげな声で
「私の要求をあざ笑うと想像を絶する災いが襲いかかるぞ!!!」
と脅しますが、支配人やカルロッタたちは、まだファントムの恐ろしさをわかっていないため、
「歌え〜!!」と続けます。


~つづく~


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