【人生を開く東洋思想からの伝言】
第115回
『至人(しじん)は、すなわち世に遊びて僻(へき)せず、人に順
て己を失わず』(荘子)
「至人(しじん)」とは、「道」を体得した人物であり、
道ととも
理想の人物像として指し
この意味や本質としては、
「どんな社会に身を置いても、つねに自分のペースを守ってハメを
周りの人たちと協調しながらも、主体性を失うことがない」
という人のことを指しています。
「人に順いて己を失わず」
このスタンスができるのが、いわゆる至人であり、
人生の達人の領
流れに従いつつも、物にとわられず、でも人に逆らわない。
一見、矛盾するようなことも、道とともに生きているので、
心は自
そのようなスタンスが本当にすごいですね。
私も、少しでもそのような達人を目指して精進していきたいと思い
参考資料
『荘子の人間学』守屋洋著 日経BP社社
寒川神社 神嶽山神苑