【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第55回
「国の光を観る」 (易経)
観光旅行の「観光」の語源になった言葉になります。
このような日常で何気なく使われている、言葉の語源を調べるのがすごく好きで、
本来の目的や意味の本質が隠されていることが多いからです。
「国の光を観る」とは、一国の風俗や風習、
またはその国民の生活する状況や 雰囲気から感じ取り、国の将来を知ることになります。
会社などの組織でいえば、その会社の社員の表情など、あらゆる状況を 観て感じることで、
経営の状況や方針などが手に取るようにわかってしまうものです。
すべてのそのような兆しから察する能力の事を「観光」というそうです。
だから、いろいろな地域に行って視察することも、すごく大事なことで、
これからご縁のある所にできるだけ観光に行って、様々な地域などに足を運ばせ、
身体で感じていきたいと思います。
少しでも、日本が元気になり、世界が笑顔につつまれるようにしていけたらうれしいです。
参考文献
『易経一日一言』 竹村亜希子著 致知出版社