大玉村社協ブログ 

大玉村社協の日々の出来事や、お知らせなどをアップします。

認知症についてのあれこれ

2014年11月14日 11時02分58秒 | 地域サロン活動

すっかり冬になったような福島県、大玉村です。

安達太良山も中腹まで白くなって、これからいよいよナポレオンを困らせた冬将軍が到来しそうな気配です。

そのような中、本日(11月14日)大玉8区で活動している「玉八サロン」の11月の活動がありました。

本日の内容は「認知症についての勉強会」。

まずは大玉村保健師の渡辺佳子さんから大玉村の高齢者の現状についてのお話がありました。

昨年度までの大玉村の高齢化率は23%を少し超えたぐらいだったように記憶しているのですが(もし記憶違いなら申し訳ありません)、

現在は24.2%だそうで、少しずつですが着実に大玉村でも高齢化の波が押し寄せているようです。

続いて

グループホーム「まいんど満天」の所長沼正臣さんと介護支援専門員大根田みゆきさんによる認知症を正しく理解し、どのように接すれば良いのかについて寸劇がありました。

このお二人の劇に合わせて、ナレーションは市原悦子さん。

「おっかぁ、おら、あんころ餅が食いてぇ」

という情感たっぷりな台詞には思わず涙で頬を濡らしました。

ということはなく、このブログでも時々登場してくださっている

認知症キャラバンメイトの落合政子さんです。

3人による寸劇は本日が初合わせとのことでしたが、沼さんや大根田さんの演技力がロバート・デニーロやメリル・ストリープのような迫真の演技で笑いも織り交ぜながら、分かりやすく認知症のことが理解できるような内容になっていました。

そして寸劇終了後、認知症にならないための予防のお話を落合さんにしていただきました。

キーワードはたった2つ。

①脳を健康にする

②脳を鍛える

この2つだけです。

脳を健康にするためには散歩などの運動によって、頭の血の巡りを良くすることと、キチンとした栄養を脳に与える事。この栄養には魚や野菜、果物、アルコールだったら適量の赤ワインが良いそうです。この「適量」というのが大事で、脳に栄養をいっぱい届けるために、赤ワインを飲みすぎる事のないように気を付けてください。

そして脳を鍛えるためには、エピソード記憶を鍛える、これはなんだか難しそうな印象を受けますが、要は前にあったことをきちんと思い出すこと、そのためには日記や家計簿をつけるのが有効だそうです。次に2つ以上の事を一緒にする、これは女性の皆さんであればお味噌汁を作りながら、魚を煮るとか、料理をする方であれば自然とやっていますよね。最後に計画力を鍛える、これまた料理が良いそうです。ハンバーグを作るのに玉ねぎはあるけど肉がないからひき肉を買って来ようとか、自然と順序立てて計画的な段取りを頭の中で組み立てますもんね。男性の方であれば畑仕事とかも良いようです。いつの時期に種を蒔いて、いつ頃に収穫するためにはどうすれば、とかこちらも計画を立てますよね。

そして普段の生活の中で認知症にならないために気を付ける事として、

高血圧や糖尿病にならないようにする、お酒は適量、タバコはならば吸わない、そしてきちんと体を動かす、

だそうですが、これがなかなか難しい。

お酒はついつい飲み過ぎてしまうし(でも赤ワイン)、タバコはついつい吸い過ぎてしまう、身体はコタツがあればまるで根をはるが如し。

今後は気を付けようと改めて思いました。

そして認知症になったとしてもなかなか本人は気が付かないものです。ですから周りの気付きも大事になってきます。

女性であれば、最近同じ料理が出てくることが多い、そして料理の量が家族の人数に合っていない、そもそも料理をしなくなる、

男性であれば、財布の中に小銭がいっぱい、趣味がなくなる、などの場合には認知症を疑ってみる必要があるかもだそうです。

最後に健康な高齢者でい続けるためには

「キョウヨウ」と「キョウイク」が重要だそうです。

皆さんはどのような字を思い浮かべましたか。

おそらく「教養」と「教育」ですよね。

しかし正解は「今日用」と「今日行」。

用事を作って、積極的にお出かけしよう、ということですかね。

というわけで、認知症は誰にでもなる可能性があります。

ですからこのブログを読んでくださっている皆さんも、いつまでも脳が元気でいるように今日用と今日行、実践してみてください。

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カメラの撮影会~「カメラで繋ぐ福島の絆」金色の森2014.11.13

2014年11月14日 08時50分38秒 | カメラ撮影会



風がふーいているー。雨もふーっているー。
そんな悪天候の中ですが、第五回目となる、東日本大震災被災者支援事業「カメラで繋ぐ福島の絆」金色の森。を
きのう平成26年11月13日(木)大玉村にあるふくしま県民の森・フォレストパークあだたらにて開催しました。
前日の夜は強風で、当日キャンセルする方もいるのでは?とドキドキしましたが、参加者34名スタッフ19名総勢53名で
大変賑やかな撮影会となりました。


今回もフォレストパーク様の共催と二本松市、本宮市、浪江町、富岡町、大熊町、双葉町、飯舘村、南相馬市社会福祉協議会様の
後援を頂き、NPO法人ふくしまもりの案内人の会様の協力を頂き開催することが出来ました。


もりの案内人のお二人。なかなかきけない動植物のガイドをして頂きました。





外は雨が降っていましたが、せっかくだからと皆さんもりへ入り、思い思いの写真を撮影していました。
そもそも、紅葉も終わりに近い11月…。もっと早くやれば良かったんじゃない?とお思いでしょうが、打ち合わせの段階で
なかなか日取りの調整が出来ず、困っていた私にフォレストパーク事務局長の弦間さんが、
「11月の森はねぇ~紅葉が終わった後、金色に色がかわってくるんだよー。雨が少し降ると、きらきら輝いてさぁ~。
僕はそのころの森が一番好きなんだぁ~」なんてロマンティックに言われちまったもんだから、「よし!そうしよう!」って(笑)
そんなこんなで参加者の皆さんにはそれぞれの「金色」探しに行ってもらいました。
参加者の皆さんが撮影された写真は、来週水曜日11月19日からフォレストパークにて展示予定です。
是非フォレストパークに行った際は、お風呂の前のスペースに展示しますのでどうぞご覧ください(#^.^#)


沢山の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。



そしてお手伝いいただいた各社協の皆さんも本当にありがとうございました。

コメント (4)
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