大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

鑑真さん、散歩のススメ

2021年05月12日 05時19分44秒 | 日記
 新型コロナウイルス感染拡大下のゴールデンウィーク、どうお過ごしでしたか?ずーっと家中で、ついつい体重も増えました。新聞に、「鑑真の散歩のススメ」とありましたのでえ~そうなの?!〜鑑真さんは仏教の戒律を整えるために来日されたんですよね。確かに医薬の知識も豊富で沢山の医薬品を持って来られたと知ってはいましたが、〈散歩〉も提唱されてたんでしょうか?
 新聞に紹介されているのは〜
 奈良時代、「苦難の航海を重ね」来日された鑑真さんは、視力を失われていましたが、その「医薬知識は確か」で「薬を嗅ぎ分けて誤ることがなかった」。そして、「終生病気がちな聖武上皇」に鑑真さんが処方されたのが「五石散(ごせきさん)」。「この五石散という鉱物の調合薬」は「服用してしばらくすると、体がポカポカ温まってくる。体にこもった薬の毒素を解消する〈散発〉という作用で、この〈散発〉を促すために、五石散を服用した後はそこら中を歩き回らねばならず、《散歩》と称した。これぞ歩く健康法の本朝第一号だった」とのことなんです。(*『歴代天皇のカルテ』篠田達明著 新潮新書 より)〜なるほど!
 しかし、その後は「散歩に関する記録はぱったりと途絶え」、「戦国時代のポルトガル宣教師、ルイス・フロイスは『我々は散歩が保養健康に有用と考えるが日本人は全然散歩しない』」と記録されるまでになっているそうです。「*『ヨーロッパ文化と日本文化』(岩波文庫より)」
 〜そうなんだ!では、今、いわれる散歩健康法は、その後いつ頃、どこから再び始まったんでしょう?⁇ 読みたい本が増えました。ますます動かない生活になりそう〜です。
(下:2021年4月29日 西日本新聞〈朝刊太郎の雑記帳〉上別府 保慶(特別編集委員)「鑑真の散歩のススメ」より)

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