大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

有明海に注ぐ川

2013年07月22日 13時11分33秒 | 日記
 荒尾干潟のマジャクは有明海の健康度を示すものともなっています。
七色川であった大牟田川にボラが帰って来たのだとすれば
有明海も喜んでいることでしょう。
大牟田の干潟は三池港、大牟田港、干拓で随分消失ています。
残されている海水浴場や潮干狩りの場を大事にしたいと思います。
 ところで六月、福岡市総合図書館で「木村栄文 レトロスペクティブ」
と言う特集が組まれ、木村栄文演出の作品が連続して上映されました。
その中に1968年製作された「大牟田川―小ブナ釣りしかの川は」がありました。
残念ながら日程が取れず見れませんでした。
短い解説に
「大牟田市を流れる大牟田川は工場廃液等で汚染されていた。
大牟田市で雑貨店を営む若い野口さんの生活を絡めながら、
行政や企業、大学等の河川汚染に対する対応を描く。」
とありました。
このドキュメンタリーを見た人は
今、大牟田川はどうなってるのか?
と思われた事と思います。

その後の大牟田川再生に向けての取り組みと現在を、
大牟田川の変化を記録してほしいと思いました。
そうでないと又簡単に汚してしまうかも知れません。
大牟田川の汚染は有明海の汚染、荒尾干潟の汚染にもなります。
マジャク釣りのあの笑顔を失う事になります。

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*福岡市総合図書館「木村栄文 レトロスペクティブ」より*

木村栄文――2011年に亡くなった日本を代表するテレビドキュメンタリー作家
1935年福岡市生まれ。西南学院大学卒業後RKB毎日放送に入社。66年にテレビ演出部に配属され、多くのテレビドキュメンタリーを演出する。
70年「苦海浄土」が文化庁芸術祭大賞を受賞し、注目される。その後「まっくら」「鉛の霧」「あいラブ優ちゃん」などの作品でテレビ界の数多くの賞を受賞、「賞取り男」の異名を持ち、テレビ番組製作者に多大な影響を与えた。94年には民放の製作者としては初めてNHKで「木村栄文の世界」と題した特集が組まれた。
 1988年放送文化賞基金賞、2002年紫綬褒章を受ける。
 2011年76歳で死去。その年山形ドキュメンタリー映画祭で特集上映が組まれ、映画ファンにも注目を浴びている。

木村栄文の代表作
*「苦海浄土」 1970年 演出 ビデオ/カラ― 49分
   石牟礼 道子の原作を元に、北林 谷栄扮する瞽女が、水俣の町を彷徨う。水俣病患者の怒りや悲しみが画面から溢れる。第25回文化庁芸術祭大賞受賞。

*「加東大介 ボタ山へ帰る」 1968年 ビデオ/カラ― 49分
   筑豊を舞台にした劇映画「筑豊のこどもたち」(60年)が撮影された場所や人生を、出演した加東大介が再度訪ねて旧交を深める作品。

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