大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「魚粉最高値 養殖業に打撃」

2023年02月23日 05時22分28秒 | 日記

 「世界的な養殖魚の需要拡大に円安が重なり、飼料となる魚粉は2020年、輸入価格が1トン当たり20万を超えて過去最高を記録した。20年前の約3倍で、ブリやマダイなど国内の養殖業は経費の6〜7割を餌代が占めており、経営に打撃となっている」そうです。〜養殖は海に出て獲ってくるより安く出来る事ではなかった様です。
 「財務省の貿易統計によると、日本は22年、ペルーのカタクチイワシなどを加工した魚粉(非食用)を15万9990トン輸入。1トン当たりの価格は20万8541円だった。ペルーでは悪天候に、政治の混乱期に伴う行政手続きの停滞も加わりイワシが不漁だった。半面、中国では養豚のえさにもなる魚粉の需要は旺盛で、ドルベースで見ても高値となった」そうです。〜世界の政治・経済情勢とも関係してるんですね。輸入に頼るからいけないのでは?と意見も出てきそうです。
 「政府は昨秋まとめた経済対策で魚粉の国産化推進を盛り込み、製造設備の導入を進める」そうです。しかし、「世界的な争奪戦を受け、魚粉のもととなる国産イワシの引き合いは既に強い」そうで、「主要産地である北海道釧路市の漁獲単価は22年、前年比で約4割も上がった」とのことです。
「国と漁業者は輸入に頼る飼料原料の価格上昇に備えた資金を積み立てており、養殖業者には、一部補填金が支払われる」そうです。又、共同通信社の取材により「長崎や宮崎、鹿児島、沖縄など」、「21県は補正予算などを組み、追加で補助する」ことが分かったです。
〜高くなるばかりでしょうか?
 「魚粉価格が高騰する中、魚粉に代わるタンパク質原料を使った飼料に活路を見だそうとする動きが広がっている」そうです。又「養殖業者は、魚粉の配合を少なくした飼料の活用に知恵を絞」っていて「昆虫や魚のあら、細菌も有望と見て、新興企業や大手商社が開発を進めている」そうです。〜新聞ではいくつかの開発研究が紹介されています。それにしても細菌とはどんな細菌なのでしょうか?
 「水産研究・教育機構(横浜市)は、二酸化炭素などからタンパク質をつくる【水素細菌】に着目。培養した細菌を3割ほど混ぜた飼料をマダイに与えたところ、短期間であればエサとして食べて成長した」そうです。〜短期間?どういうことか分かりませんが、多方面から研究されてるということでしょう。「国も開発を支援する方針で、代替品の活用が広がりそうだ」とのことです。
(下:2023年2月14日 西日本新聞「魚粉最高値 養殖業に打撃 20年で3倍 21県支援ヘ 世界的需要拡大 円安追い打ち 虫、細菌、魚のあら---代替飼料に活路」より)