米国で、アジア系住民差別へ抗議活動

　米国のアジア系住民差別問題が問題になっています。トランプ前米大統領は新型コロナを〈中国ウィルス〉と連呼していました。そうした事が、こうしたヘイト対立を引き起こし増長させていると言われています。「アジア系住民への差別に抗議する活動も」、3月はじめの頃から新聞でも取り上げられていました。それでもアジア系住民が襲われたりしているそうです。テレビで黒人の人がアジア系の人に襲いかかっている映像を見て一層驚きました。ブラックライブスマターの旗を掲げ闘っている黒人差別を担ってるはずの人達ではないの?コロナウィルスは日頃の社会矛盾をむき出しにし、解決を迫り突きつけていると思いました。私達人類は、コロナウィルスパンデミックという未知の事態に直面してその解決策を探し出そうと苦慮しています。これまでも世界中で大きな犠牲を生み出しています。社会体制や国家の違いで政治的な対応に振り回されたり、市民間の反発で連帯や協力が壊れたりすれば克服は遠のくばかりです。パンデミックを収束させるにはウィルスの性質の解明・究明、治療薬やワクチンの開発・接種など早急な取り組みが迫られています。ウィルスの発生源や原因は科学的医学的社会科学的に追求されなければならないと思います。発生源が解ったとしても、人種のせいにするのはありえない事だと思います。
（下:２０２１年３月１日　西日本新聞<ニュヨーク共同>「アジア系差別に抗議　ＮＹ２００人集会〈多様性を〉」より）