大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

富士山 世界遺産に登録

2013年06月27日 21時16分00秒 | 日記
 六月二十二日カンボジアで開催されていたユネスコの世界遺産委員会で「富士山」が世界遺産に登録される事が決まりました。
「三保の松原」がどうなるかと心配されていましたが、申請どおり含まれての登録になりました。
文化遺産としての登録で、遺産名は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」と変更されました。現地関係者は涙を流して喜んでありました。又観光を中心に世界遺産商業も活発に動いています。
 ところで、大牟田にも世界遺産登録を目指す遺産があります。
すでに2009年9月に暫定リストに記載されています。
それが、「九州・山口の近代化産業遺産群」で、
福岡県など8県と大牟田市など11市が協力して世界遺産登録を目指しています。
遺産物件は2013年2月現在、28件でそのうち大牟田市関連は三池炭鉱宮原坑、三池港。
隣の荒尾市(熊本県)では、三池炭鉱万田坑。
両市にまたがって三池炭鉱専用鉄道敷があります。
 この遺産群は多くの地域、多様な産業を含んでおり、
連携した取り組みが求められます。
遺産といっても、現在も現役で稼働している設備もあり、
その保全はどうするのかなど新たな問題も出てきます。
又、どういった価値があるのか、産業災害・環境破壊など負の遺産も含めて、
学術的歴史的検証や発掘も進化されなくてはなりません。
 先日、福岡在住の大牟田出身の知人と「大牟田も世界遺産登録に頑張らんといかんね」と話していましたところ、「本当に価値があると?」と言われました。
「あるよ!」といつたものの、、、。
富士山は日本一高い山ですし、日本を象徴する山として信仰の対象にもなっています。
皆が一度は見たい、登りたい山にもなっています。
それに比べると、「九州・山口の近代化産業遺産群」は、確かに知名度も低いし、まだその存在すら知られていません。
世界遺産登録には何といっても、
地域の人たちがこの遺産に対する理解を深め、世界の遺産として大事にしていこうとする意識や活動が大事で、今後の課題と思います。
大牟田に月一で出て行く機会に、少しづつ現場を訪問したいと思います。