大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

「大牟田の人」中村哲氏 福岡アジア文化大賞を受賞

2013年06月17日 12時33分34秒 | 日記
【 アジアの風だより Vol.84 】によりますと、
2013年(第24回)の福岡アジア文化賞 受賞者が6月7日に決定したそうです。
嬉しい事に、「大牟田の人」中村哲氏が文化大賞を受賞されました。
中村氏は福岡市生まれなのですが、大牟田の人です。大牟田労災病院に勤務されたことがありますし、家族が大牟田にいらっしゃることから、地元友達も多く、「大牟田んもんやんね」と言われ、慕われている方です。
福岡アジア文化賞とは? これまでどんな方が受賞されているのか、受賞理由は?などなど、下記のホームページをぜひご覧になってください。
 本年度の受賞者は以下の通りです。
● 大賞     中村 哲氏(日本/異文化理解・国際(民際)協力)
● 学術研究賞  テッサ・モーリス=スズキ氏(オーストラリア/アジア地域研究)
● 芸術・文化賞 ナリニ・マラニ氏(インド/現代美術)
● 芸術・文化賞 アピチャッポン・ウィーラセタクン氏(タイ/映画、視覚芸術)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    受賞者の経歴など、より詳しい情報はコチラから 
    ⇒ http://fukuoka-prize.org/laureate/
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

 西日本新聞 2013年6月11日社説 欄より

 中村氏の人道支援に脚光 アジア文化賞

 「医者をやっていても、人々は助けられない。病気を防ぐにも、生活を支える農業にも、清潔な水が必要だ」
 医師の中村哲さん(66)は、アフガニスタンで砂漠化した土地に用水路や取水口などを建設する壮大な緑の大地計画に取り組んだきっかけをこう語る。
 非政府組織(NPO)「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表として、医療活動とかんがい事業を通じ約30年も人道支援を続けている。
 その中村さんが、福岡アジア文化賞の大賞に選ばれた。アジア文化の保存や創造に貢献した個人や団体に贈られるもので、今回で24回目となる。日本人が大賞を受賞するのは10年ぶり2人目だ。
 中村さんとペシャワール会は戦争で荒廃した大地の再生を目指し、現地の人たちと地道な活動を実践してきた。それに加え、中村さん自身の体験をつづった著書が、アフガンの現状を踏まえた比較文化論としても評価されたという。
 「アジア地域の伝統や価値、文化を重んじる賞をいただいてうれしい。どんな賞よりもありがたい。干ばつとの闘いに共感を寄せていただき感謝している」
 中村さんは素直に喜びを語った。私たちも中村さんの受賞を祝うとともに、その業績に改めて敬意を表したい。(後略)